日ノ本連合大苦戦!?
今回は久遠達が消えた後の話になります
ひよ子視点
現在、鬼軍との最終決戦の場である関ヶ原では大変なことが起きてしまいました。
それは…
ひよ子「久遠様!?お頭!?エーリカさん!? 」
久遠様、お頭、エーリカさんの三人が突如戦場から姿を消してしまったのです
ひよ子「こ…ころちゃん!?何で三人は消えちゃったの!? 」
転子「落ち着いてひよ!?私にだって何が何だかわからないよ!? 」
慌てるのは私だけではなく
兵士「そ…総大将が消えただみゃ!? 」
兵士「新田の旦那も消えちまった!? 」
兵士「この戦、俺達の負けだぁ!? 」
不安が兵士達にも広がるなか
壬月「狼狽えるな!! 」
壬月様が叫んだ。
壬月「久遠様は必ず戻る!儒子も普段は頼りないが今は信頼しろ! 」
そうだよね
久遠様やお頭達は必ず帰ってくる
壬月「他の陣では皆が鬼の将相手に頑張っておるのだ!私達が頑張らなくてどうする! 」
さすがは壬月様
壬月様の士気で勢いが戻っていきました。
けれども…
?「他の陣ではとはこいつらのことかな? 」
何者かの声が聞こえてくると同時に
ドサッ!!
ドササッ!!
一葉「ぐふっ!? 」
美空「がはっ!? 」
光璃「無念… 」
ひよ子「み…皆さん!? 」
私達の前に傷ついた姿の一葉様、美空さん、光璃さんが投げ出されました。
こんなことをする輩といえば…
と私が思うと同時に
茨木童子「我々相手に少しはやれたようだが 」
美由鬼「所詮は単なる人間 」
鋼鉄鬼「俺達に敵う相手ではなかったようだな 」
バァンッ!!
私達の前に鬼軍の将である茨木童子、美由鬼、鋼鉄鬼が現れました。
壬月「き…貴様らがやったのか! 」
茨木童子「他に誰がいる? 」
確かにそうですね
美由鬼「今のあたし達は鬼の秘薬によって前の数倍パワーアップしてるのよ 」
鋼鉄鬼「もはや貴様らを倒すなんて赤子の手を捻るより簡単なのさ 」
そ…そんな!?
只でさえ強いこいつらが更なる力を増しただなんて!?
そんななか
壬月「な…嘗めるなぁーっ!! 」
バッ!
麦穂「壬月様!? 」
一人飛び出していく壬月様でしたが
茨木童子達『フッ! 』
シュッ!
鬼達は一斉に散ると
鋼鉄鬼「パイルブラスト・ナックル!! 」
ドッゴォーンッ!!
壬月「なんのっ!? 」
ガッキィーンッ!!
壬月「くっ!? 」
鋼鉄鬼が正面から繰り出した攻撃を辛うじて受けきった壬月様でしたが
美由鬼「あらあら、後ろががら空きよ 」
壬月「なっ!? 」
美由鬼に後ろをとられ
美由鬼「雌我愛羅武・(めがあいらぶ)粉砕斬!! 」
ズバッシャアァーッ!!
壬月「がはぁっ!? 」
後ろから切り刻まれ
茨木童子「止めといこう 」
スッ!
前から現れた茨木童子が
茨木童子「万華・大輪刺し(まんげ・たいりんざし)! 」
シュシュシュシュシュッ!!
壬月「がはぁっ!? 」
繰り出してくる無数の攻撃を防ぐことができず、壬月様は攻撃をまともに食らってしまいました。
ひよ子「壬月様!? 」
麦穂「よくも! 」
バッ!
私達は壬月様を救うべく向かいますが
茨木童子「邪魔な奴らめ! 」
美由鬼「一気に片付けちゃうし! 」
鋼鉄鬼「数が足らぬがいくぞ!! 」
ガッ!!
鬼達は拳を重ね合わせると
茨木童子達『鬼門三鬼爆裂の陣! 』
三人がそう叫んだ瞬間
ドガドガドッカァーンッ!!
ひよ子「うわぁっ!? 」
転子「きゃあっ!? 」
麦穂「ぐっ!? 」
猛烈な爆発が私達を襲い、気づけば私達は全滅してしまいました。
茨木童子「少々気を消耗したが別に大丈夫だな 」
美由鬼「あんたらなんてあたし達が本気を出せばこんなもんだし〜 」
鋼鉄鬼「この戦、鬼軍の勝利だな! 」
もはや日ノ本連合に戦える力はなく、このままでは殺されるのを待つばかりでしたが
その時です!
カッ!
ビッカァーーンッ!!
茨木童子「な…何だ!? 」
突然雷が落ちると同時に
?「いててっ、どうやら着いたようだな 」
バァンッ!!
お頭と同じ輝く衣を着た誰かが現れたのです




