エーリカの裏切り
久遠視点
久遠「なっ!? 」
わ…我は嫌な夢でも見ているのか!?
これが現実であるものか!!
鬼軍との最終決戦である関ヶ原の戦いが二日目をむかえ
我、剣丞、エーリカは頼廉の裏切りによって関ヶ原とは違う世界に飛ばされてしまう
だが裏切者の頼廉は鬼軍の総大将である大六天魔王によって殺され、怒る剣丞は魂合共鳴して戦うが大六天魔王には一切効かず、逆に返り討ちに遭い
剣丞が油断したところを…
ズブシュッ!!
エーリカが後ろから剣丞を突き刺したのだった。
剣丞「エーリカ…何で…ぐふっ!? 」
久遠「剣丞!? 」
我は倒れる剣丞に近づくと
久遠「エーリカ!何故剣丞を突き刺した!!言えっ!! 」
我はエーリカに対して怒鳴りながら尋ねた。
するとエーリカは
エーリカ「理由ですか?今が好機だったからです 」
久遠「なっ!? 」
信じられぬ言葉を出した。
我が驚いていると更にエーリカは
エーリカ「いい機会ですからはっきり申し上げましょう。実は私、鬼軍に所属しているんです 」
久遠「なっ!? 」
更にとんでもない言葉を口にしたのだった。
剣丞「う…嘘だろエーリカ!?どうせ大六天魔王に洗脳されてるんだろ!? 」
エーリカを信じたい剣丞であったが
エーリカ「いいえ、私は正気です。その証拠に… 」
スッ…
エーリカは大六天魔王に近づくと
ぷるんっ♪
久遠「なっ!? 」
剣丞「うほっ♪ 」
自ら胸をさらけ出し
むにゅんっ♪
エーリカ「こういったことができますから 」
胸を大六天魔王に押し当てたのだった。
剣丞「う…うらやま…いや、嘘だ!!嘘だと言ってくれ!! 」
剣丞、本音が少々漏れているぞ!!
久遠「エーリカ、お前が我らと出会ったのも全て策略だったのか!?今までの出来事も全て偽りのものだったのか!! 」
我はエーリカに尋ねるが
エーリカ「そうです 」
バァンッ!!
エーリカにはっきりと言われたのだった。
エーリカ「私は恩人である大六天魔王様のためならば何だってします!あなた方を殺すことさえね 」
ジャキンッ!!
我らに対して得物を向けるエーリカ
久遠「エーリカ…、仕方がないか!! 」
スッ…
我がエーリカに対して得物を向けようとしたその時
大六天魔王「エーリカよ、今までご苦労であった 」
エーリカ「えっ? 」
エーリカが大六天魔王の言葉に振り向いた瞬間!
ズシャァッ!!
大六天魔王「貴様はもう用済みだ!! 」
エーリカ「がはぁっ!? 」
何と!?大六天魔王がエーリカを切り裂いたのだった。




