関ヶ原の戦い、一日目終了
剣丞視点
鬼軍との最終決戦である関ヶ原の戦いは一日目が終了した。
戦いは両軍互いに受けたダメージが大きいほどであり、俺達は敵の大将格である朱天童子を倒したものの、こちらの被害もかなりのものであった
そして現在…
一葉「ではこれより軍議を始める 」
戦い一日目が終わり、軍議が開始されようとしていた。
幽「まず我々の被害ですが兵達の負傷者が多く、久遠本人と軍が少々傷つき、日斗美(政宗)殿が倒れ、美空様、光璃様も少々傷ついております 」
成程な
すると
頼廉「フッ!そもそも御二方が傷ついたのは久遠殿の軍が騒がしいため、そして久遠殿の軍や本人が傷ついたのはそこにいる新田剣丞殿が原因だそうではないか。拙僧としては何故そのようなものがこの場にいるのか不思議でたまらぬな 」
うっ…!?
余計なことをと言いたいが頼廉の言っていることは間違っていない
俺が久遠や皆を傷つけたのは事実なのだから
そして久遠達も現在治療を受けている。
すると
三矢「これ本願寺よ、お主は連合を潰しに来たのか 」
三矢(毛利元就)さんが頼廉に注意をした。
頼廉「何だと 」
三矢「我々日ノ本連合は一人一人は弱いが連合を組めば相手が鬼であろうと勝てる。一本の矢では不可能であろうが三本揃えば何とかなるみたいにな 」
有名な三本の矢の話だな
三矢「それに新田殿は『そうるしんぱしい』とやらで新たな力を手に入れたと聞く、それだけで自軍を攻めた件については帳消しになるであろう 」
頼廉「うぐぐっ!? 」
三矢さんに言い負かされ黙る頼廉
ありがとうございます
頼廉「不愉快だ!頭が痛くなってきたので拙僧は一時去らせてもらう! 」
この場に居づらい雰囲気になった頼廉は去るのだった。
一葉「まぁあの坊主はどうでもよい。しかし鬼軍も朱天童子を失った以上、明日からは本気で攻めてくるであろう。皆、気を引き締めるように! 」
というわけで軍議は終わろうとするが
一葉「ところで主様 」
剣丞「は…はい!? 」
な…何だか嫌な予感がする!?
一葉「主様もかなりの重傷、そのような体では色々とたまっているものが発散できぬであろう。余がやってやろうか♪ 」
むにゅんっ♪
そう言いながら俺に胸を当ててくる一葉
あぁ、これは桔梗義姉さんや祭義姉さんが一刀伯父さんを攻める時に似てるな
つい誘惑に負けそうになる俺であったが
だが、こういう時って…
ガラッ!!
久遠「何をやっとるか一葉!! 」
俺の思った通り、包帯を巻いた久遠が現れた。
更に
美空「抜け駆けなんてさせないわよ!! 」
光璃「ずるい 」
美空と光璃まで現れた。
久遠「我の許可なく剣丞と子作りするでない!! 」
一葉「将軍である余に逆らう気か!! 」
美空「このお飾り将軍が!! 」
光璃「剣丞は光璃のもの 」
ここは本当に戦場なのだろうか?
とてもそうとは思えない俺であった