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剣丞解放、魂合共鳴解除!

久遠視点


鬼軍五鬼である朱天童子を撃破し、油断した剣丞を同じく五鬼の美由鬼が襲って魂合共鳴し、剣丞は美由鬼魂へとなってしまう


剣丞の意識を支配した美由鬼は剣丞の体を使って我らを痛めつけ


美由鬼が我に刀を繰り出そうとしたその時!


剣丞・美由鬼魂「久遠に…手を出すな… 」


剣丞の動きが止まり、意識が一瞬現れたのだった。


久遠「剣丞… 」


意識が戻ったのか!?


剣丞・美由鬼魂「ちょっと!あんたに出てこられると面倒だから大人しくしてなさいよ!! 」


剣丞・美由鬼魂「黙れ!!俺の体を返しやがれ!! 」


端から見れば一人で何を喋っているのだ?


剣丞・美由鬼魂「あーもうっ!!後でおっぱい触らせてあげるから大人しくしなさい!! 」


ふんっ!いくら剣丞が助平とて、そのような誘惑にかかるはずが…


剣丞・美由鬼魂「うっ!? 」


かかっとるではないかぁーっ!!


剣丞・美由鬼魂「だ…ダメだ!!いい条件だけど承認したら嫌な予感がする!? 」


剣丞の奴、こんな時にまで助平心を出しおって


剣丞・美由鬼魂「それよりさっき壬月さんがいいことを教えてくれたぜ 」


剣丞・美由鬼魂「は? 」


すると剣丞は


剣丞・美由鬼魂「ハアァーッ!! 」


バシュシューーッ!!


全身から物凄い気を発した。


剣丞・美由鬼魂「こ…こいつ、気を出し尽くして無理矢理魂合共鳴を解除する気!? 」


剣丞・美由鬼魂「おうよ!壬月さんが教えてくれた策だぜ! 」


剣丞は先程壬月が見つけた魂合共鳴を解除させる方法を使って美由鬼との魂合共鳴を解除する気か


剣丞・美由鬼魂「ちっ!!気が流れるのを止めることができない!?こうなったら… 」


すると美由鬼は


ズブシュッ!!


剣丞・美由鬼魂「ぐふっ!? 」


刀を剣丞の腹に突き刺した。


剣丞・美由鬼魂「痛いだろ!!気を流すのをやめればやめてやるよ! 」


あのまま剣丞が気を流し続ければ腹部の傷が悪化する恐れがある!?


もういいっ!!一旦気を流すのをやめるんだ剣丞!


我は剣丞に向かって叫ぼうとするが


剣丞・美由鬼魂「うおぉーっ!! 」


バシュシューーッ!!


剣丞は気を流すのを止めなかった。


剣丞・美由鬼魂「ちょっと!?何で気を流すのをやめないんだい!?腹に刀が突き刺さってるのに傷が痛くないってのかい!? 」


美由鬼が剣丞に聞くと


剣丞・美由鬼魂「んなもん余程神経が鈍くない限り痛いに決まってるだろ!だがな… 」


剣丞・美由鬼魂「今の俺には刀の傷よりもみんなを痛めつけたことに対する心の傷の方が痛いんだよ!! 」


剣丞…


そしてついに


シュパンッ!!


美由鬼「きゃっ!? 」


一定量以上の気を使い果たし、魂合共鳴が解けて剣丞と美由鬼は分離した。


久遠「剣丞!?大丈夫か!? 」


我は剣丞に近づくと


剣丞「はぁはぁ…!?ま…まぁ何とかな!? 」


剣丞は疲労困憊していた。


無理もない


生命力の源である気を使い果たした上に腹部の傷が悪化している。


これで無事という方がおかしい


すると


美由鬼「ち…ちきしょー!!よくも美由鬼ちゃんを拒絶したな!こうなったら一人でも殺してやるよ!! 」


ジャキンッ!!


美由鬼は我らに対して構えるが


?「そうはいかないわよ 」


?「鬼の思惑通りにはいかない 」


バッ!


我と剣丞の前にあいつらが立った。


それは…


久遠「美空!?光璃!? 」


バァンッ!!


離れた場所にいるはずの美空と光璃であった。


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