魂合共鳴の弱点
魂合共鳴がたくさん登場します
剣丞視点
武田家に厄介になっていた俺はある日、鬼軍が現れたと聞かされる。
桐琴さんへの敵討ちに燃える俺は皆の指示を聞かずに単身鬼軍へ向かっていき
桐琴さんを殺した化身居士と戦うのだが、それを阻止するかのように最後の五鬼の鋼鉄鬼が俺の前に立ちはだかり、あろうことか久遠魂へと魂合共鳴した必殺の一撃を防がれてしまうのだった。
剣丞・久遠魂「何だよこいつは!? 」
同じ五鬼である朱天童子を切りつけた一撃が通用しないだなんて!?
鋼鉄鬼「新田剣丞、オ前ノ攻撃ハ俺ニハ一切通用シナイ!! 」
なめた口を言いやがって!!
剣丞・久遠魂「だったらこいつはどうだ!! 」
パァッ!!
そして俺は鋼鉄鬼に対抗するため
剣丞・一葉魂「魂合共鳴・一葉魂!! 」
ジャキンッ!!
一葉魂へと魂合共鳴した。
剣丞・一葉魂「食らいやがれ!!御家流… 」
スッ…
俺は鋼鉄鬼に対して構えると
剣丞・一葉魂「三・千・世・界!! 」
シュシュシューッ!!
一葉の御家流である三千世界を繰り出した。
ドカカァーッ!!
攻撃は見事鋼鉄鬼に命中したのだが
鋼鉄鬼「サッキモ言ッタダロ、オ前ノ攻撃ハ俺ニハ一切通用シナイトナ 」
何と!?またもや鋼鉄鬼には通用しなかったのだった。
剣丞・一葉魂「この野郎！だったらこれならどうだ!! 」
パァッ!!
剣丞・美空魂「魂合共鳴・美空魂!! 」
ジャキンッ!!
鋼鉄鬼を倒すため、俺は美空魂に魂合共鳴すると
剣丞・美空魂「双龍天昇斬!! 」
ズバァンッ!!
必殺技を繰り出すのだが
ガッキィーンッ!!
剣丞・美空魂「なにっ!? 」
これも鋼鉄鬼には通用しなかった。
これは一体どうなってやがるんだ!?
すると
鋼鉄鬼「馬鹿ノ一ツ覚エノヨウニサッキカラ魂合共鳴バカリシヤガッテ、ダガソレガオ前ノ敗因トナルノダ 」
剣丞・美空魂「敗因だと 」
俺はすぐにはその理由がわからなかったのだが
次の瞬間！
ガクンッ!!
剣丞・美空魂「うぉっ!? 」
俺の体をかなりの疲労が襲いかかった。
何でだ!?
鋼鉄鬼「馬鹿ナオ前ニ教エテヤロウ。魂合共鳴ハカナリノ気ヲ使ウ秘技、ソレヲ休マズ連続デ使用スルダナンテ無茶シスギナンダヨ！ 」
し…しまった!?
鋼鉄鬼「ソシテ武田家デ見タオ前ノ魂合共鳴ハ全テ研究済ミ、モハヤオ前ハ俺ニ勝テルワケガナイ 」
こいつ、通りで魂合共鳴を攻略していると思ったら穴山さんに見せた奴を見てやがったのか
待てよ！だったら
剣丞・美空魂「こいつはどうだ!! 」
パァッ!!
俺は四度目の魂合共鳴を繰り出した。
鋼鉄鬼「無駄ナコトハヤメロ、何ニ魂合共鳴シヨウガ俺ヲ倒スコトハデキヤシナイ 」
それはどうかな！
俺が魂合共鳴するのは
剣丞・結菜魂「魂合共鳴・結菜魂!! 」
ジャキンッ!!
結菜魂だ！
そして
剣丞・結菜魂「御家流… 」
パパッ！
俺は御家流で無数の蝶を鋼鉄鬼目掛けて繰り出すと
剣丞・結菜魂「雷閃胡蝶!! 」
ドカドカドッカァーンッ!!
蝶を全て爆発させた。
この蝶は自由に爆発させられるのだ
剣丞・結菜魂「こいつは危険だから武田家では繰り出さなかった奴だ。これならお前でも… 」
俺は今度こそ倒したと確信したのだが
鋼鉄鬼「残念だったな、お前が爆発させたのは俺の外側の装甲だけだ 」
爆風の中から声が聞こえてきた。
嘘だろ!?あれを食らっても平気だってのかよ!?
すると
鋼鉄鬼「今から反撃させてもらうぜ！ 」
バァンッ!!
爆風の中から先程とは姿が変わった鋼鉄鬼が現れたのだった。
