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100話記念!特別物語

今回は100話記念ということでプロモさんから送られた内容を題材にした話になります

剣丞視点


それは俺達が越前に向かう前のことだった。


ギャシャアァーッ!!


剣丞「おらっ!! 」


ズバッ!!


美濃に鬼の集団が出現したと聞き、俺達剣丞隊が迎撃に向かった。


剣丞「残るはお前一人だな 」


鬼「ウッ…!? 」


雑魚はみんなに任せ、大将格であった鬼を俺が追い詰めていた。


鬼「こ…こんなとこでやられてたまるか!俺は次期五鬼の一員になるべき男だぞ! 」


お前のような奴が五鬼に入れるなら倒すのは楽勝だな


すると


鬼「くそっ!!こうなったら… 」


ぷくぅっ!!


急に鬼の頬が膨らんだ瞬間


鬼「これでも食らいやがれ!! 」


ブシュウゥーッ!!


剣丞「うわっ!? 」


鬼は俺に妙なガスを繰り出してきた。


何だこれ!?くっせぇ〜!?


鬼「どうだ俺の腹の中にたまっていた臭気の味は!これでお前は… 」


と、奴が色々と言っている間に


ズバッ!!


鬼「がっ!? 」


剣丞「目眩ましのつもりか?声で位置がバレバレなんだよ 」


俺は鬼を切りつけたのだが


鬼「ちっ!?覚えてろよ!! 」


鬼には逃げられてしまった。


まぁ、これでしばらくは現れないだろう


剣丞「どうやらこれで大丈夫のようだな 」


これで少しは休められるぜ


と、俺が思ったその直後だった。


剣丞「うっ!? 」


バタンッ!!


ひよ子「お頭!? 」


俺は気を失い、倒れてしまったのだった。


そしてここから先の俺は何も覚えてないのだった。




語り手視点


久遠「無事か剣丞!? 」


鬼を退治しに向かった剣丞が城に戻り、気を失ったと聞いた久遠は慌てながら剣丞の元へ現れた。


ひよ子「大丈夫ですよ。詩乃ちゃんによるとただ気を失っているだけのようですし 」


久遠「そうか。よかった 」


剣丞が無事なことを聞き安心する久遠であった。


壬月「久遠様は心配性だな、儒子(こぞう)のことだから簡単には死なんだろうに 」


麦穂「その通りかもしれませんけど久遠様は大事な人を次々と亡くしていきましたから心配せずにはいられないんでしょう 」


壬月「成程ねぇ 」


そして剣丞が気を失ってから一夜が経った次の日のこと


久遠「うわぁーっ!! 」


朝から久遠の叫び声が城内に響き渡った。


麦穂「どうされましたか久遠様!? 」


壬月「儒子がスケベなことでもしましたか! 」


久遠以外の皆が叫び声が聞こえた剣丞の部屋に着くと


久遠「け…剣丞の様子が気になって見に来てみれば…!? 」


スッ…


少々腰が抜けている久遠が指をさした先には


バァンッ!!


何と!?剣丞が寝ているはずの布団には小さな子供が寝ていたのだった。


ひよ子「だ…誰ですかあの子供!? 」


一葉「主様!まさか余という正室がいながら他のおなごと子作りを!! 」


詩乃「いつかはやると思ってましたが最低ですね 」


この時、誰もが子供の年齢と剣丞がこの世界にやって来た月日が違うということに突っ込まなかった。


すると


?「んっ… 」


子供が目を覚ましてしまった。


久遠「おっ、起きたか(わらべ)よ。お前の名前は何だ? 」


目覚めた子供に対して久遠が聞いてみると


幼い剣丞「なまえですか?ぼくのなまえはにったけんすけ。7さいです! 」


子供は元気よく言うのだが


久遠達『へっ? 』


?を浮かべる久遠達


それもそのはず、目の前にいる子供がいきなり名前を新田剣丞と言うのだから


ひよ子「お頭って、隠し子に自分と同じ名前をつけたんですかね? 」


久遠「いや、字が違うだけなのかもしれぬぞ 」


一葉「きっとそうに違いない! 」


久遠達がひそひそ話すなか


幼い剣丞「そういえばここはどこでしょう?ぼくはかずとおじさんのところにいたはずだったのに? 」


?を浮かべる幼い剣丞であった。


一方その頃


鬼「にししっ!新田剣丞の奴め、そろそろ俺の臭気が効いてきたに違いない 」


町中にて剣丞にガスを食らわした鬼が布を体に纏いながら歩いていた。


鬼「俺の臭気を浴びると誰であろうと若返る。本来なら奴を赤ん坊にしたかったが臭気が少なかったせいで恐らく幼子にまでしか戻らなかったはず。だがそれでも戦闘力は格段に落ちたに違いない!奴を殺すなら今が好機だ! 」


と、剣丞にガスを食らわした鬼が城を目指して向かっていた。


そして現在、鬼の思惑通り、剣丞が若返ってしまったのだった。




壬月視点


あの後、私達(特に久遠様)は騒いでしまったが


詩乃や雫による軍師の視点により、理由は知らないが目の前にいる子供が儒子であることを理解した。


そこまではよかったのだが…


久遠「ほれ剣丞、あ〜んするがよい♪ 」


幼い剣丞「あ〜ん 」


ぱくっ!


一葉「久遠、次は余がやるのだ! 」


ひよ子「ずるいです!次は私です! 」


私以外の皆が小さくなった儒子に対し、まるで赤子か愛玩動物でも見るかのようにデレてしまったのだった。


幼い剣丞「おねえちゃんたち、ありがとうです♪ 」


うきゅ〜ん♪


壬月以外『か…かわいい〜!! 』


どうやら今の儒子には記憶がなく我々のことは愚か、天の国にいた数年間の記憶もないらしい


だからなのか、今の儒子にはいつものようなスケベの欠片が見られなかった。


だが私は油断せん!いくら外見が幼子とて中身はあのスケベ儒子!


もしかしたら隙を狙うために記憶喪失のふりをしているのかもしれんしな


そう私が思っていると


幼い剣丞「おねえちゃん♪ 」


ひょこひょこっ!


小さな儒子が私の元にやって来た。


だが私は


壬月「いい加減にしろよ儒子!私は皆のように甘くはないからな! 」


パシンッ!!


儒子を近づけさせまいと弾いてしまった。


すると


幼い剣丞「ひっく…。うわぁ〜ん!! 」


壬月「なっ!? 」


小さな儒子は泣いてしまった。


その直後


久遠「大丈夫か剣丞!? 」


ひよ子「かわいそうに!? 」


一葉「お〜よちよち 」


ドンッ!!


皆が私を払い除けて寄ってきた。


すると


麦穂「壬月様、何をしてくれるのですか!! 」


壬月「む…麦穂!? 」


普段は大人しいが怒ると怖い麦穂が私に迫ると同時に


久遠「何てことをしてくれるのだ壬月! 」


ひよ子「こんな幼い子供を泣かせるだなんてあなたは人ですか!! 」


一葉「最低じゃ!! 」


えっ!?えぇっ!?


何でそこまで言われなくちゃならぬのだ!?


久遠「皆のもの、今は壬月を無視して剣丞をあやさねば! 」


麦穂「そうですね 」


とうとう私は皆に儒子のいう総スカン(嫌われる。孤立する)を食らってしまった。


だが


幼い剣丞「うわぁ〜ん!! 」


久遠「泣き止め剣丞!? 」


一葉「ベロベロバ〜!? 」


小さな儒子はなかなか泣き止まなかった。


久遠「困った。どうしたら泣き止んでくれるのやら? 」


久遠様が困っていると


麦穂「そうだ! 」


何かを閃いた麦穂が


麦穂「久遠様、ここは責任をとらせるかのように壬月様にあやしてもらいましょうよ 」


久遠様にそう進言した。


久遠「しかし壬月で大丈夫なのか? 」


麦穂「大丈夫ですよ。実は壬月様は… 」


更に麦穂が何やら久遠様にひそひそ話すと


久遠「成程、わかったぞ 」


麦穂の言葉を理解した久遠様は


久遠「壬月、剣丞を泣かせた罰だ。お前には剣丞をあやすよう命じる! 」


私にそう命じてしまった。


壬月「し…しかし!? 」


久遠「しかしもかかしもない!我の命が聞けぬと申すのか 」


壬月「うっ!? 」


久遠様にそうおっしゃられては逆らうことができず


久遠「では頼んだぞ 」


私は渋々儒子のお守りを引き受けさせられてしまった。


そして皆が去った後


壬月「はぁ〜。命じられてしまった以上、仕方がないな 」


幼い剣丞「うわぁ〜ん!! 」


スッ…


私は泣きまくる儒子を抱き上げると


壬月「ほら、泣き止め 」


ゆさゆさっ


まるで赤子をあやすかのようにあやしてみた。


いつもの儒子ならば


『うひょっ♪壬月さんのおっぱい豊かですなぁ♪ 』


と、スケベ親父のような反応をするのだが


幼い剣丞「きゃっきゃっ♪ 」


今の儒子にはそのような欠片が微塵にも感じられなかった。


壬月「泣き止んでくれたようだな 」


実は皆には秘密にしているが私は子供が好きで時折町に行っては子供達の遊び相手をしている。


さては麦穂の奴め、この事を知っていたな


そうでなければ久遠様が命じるはずがない


だが


幼い剣丞「おねえちゃん、あそんで 」


壬月「仕方ないな 」


今はそんなことを気にせず、儒子と遊ぶことにした。


幼い剣丞「ふんーっ!! 」


壬月「どうした。お前の力はその程度か? 」


共に相撲したり


壬月「そらっ! 」


幼い剣丞「ほっ! 」


蹴鞠(けまり)したり


幼い剣丞「いち、にっ、さんっ… 」


壬月「なかなかやるな 」


お手玉したりした。


すると


幼い剣丞「すぅすぅ… 」


遊び疲れたのか、儒子は眠ってしまった。


壬月「しかし、幼い時はこんなに真面目だというのにどうなったらあんなスケベになってしまうのやら 」


それもこれも儒子の育て親である北郷一刀とかいう奴のせいだな。もし出会えたのならば一発殴ってやろう


そう私が思っていたその時であった。


シュバッ!!


鬼「ようやく見つけたぞ新田剣丞!幼子になった貴様ならば倒すのは容易い!ここで貴様を殺して… 」


塀を飛び越え、鬼が現れたのだが


壬月「儒子が… 」


スッ!


壬月「起きたらどうするのだこのたわけが!! 」


ブォンッ!!


ドカァッ!!


鬼「あれ〜!? 」


キランッ☆


私は現れた鬼を御家流『五臓六腑』を使って最大にまで巨大化させた金剛罰斧で鬼を星にしたのだった。


壬月「ほっ、どうやら儒子は目覚めなかったようだな 」


そして私は儒子が寝ている間に


壬月「剣丞 」


と、初めて名前を呼んでやるのだった。


だ…誰も見ていなかったよな!?


それから一夜が明けた次の日


剣丞「ふぁ〜、おはよう 」


儒子は元に戻ったのだが


久遠「剣丞か、元に戻ってしまったか 」


ひよ子「絵にでも描いておけばよかったです 」


剣丞「えぇっ!?元に戻ったとか何の話!? 」


織田家の皆はすっかり落胆してしまっていた。


剣丞「ちょっと壬月さん、みんなに一体何があったの!? 」


儒子が私に聞いてくると


壬月「それはだな剣丞… 」


剣丞「あれっ? 」


しまった!?


ついうっかり儒子のことを名前で呼んでしまった!?


剣丞「壬月さん、いま俺のことを名前で… 」


そう儒子は言ってくるが


壬月「い…言ってない! 」


剣丞「えっ?でも… 」


壬月「私が言ってないと言ったら言ってないんだ!!殴るぞ儒子!! 」


剣丞「は…はい!? 」


誤魔化す私であった。


しかし今回がきっかけで私の儒子に対する評価が多少変わったのかもしれないな


オリキャラ紹介



名前不明。

口から相手を若返らせる臭気を放つが効果は一日のみで量によって効果は異なる。

自称、次期五鬼の一員になると言っているが大六天魔王からは存在を忘れられている

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