新田剣丞という男
どうも西森です。
またまた懲りもせずに新投稿となりました。
誤字や読みづらい点もあるでしょうが西森の過ちということでゆるしてください。
なお、原作や歴史とは時折違った展開が登場します
?視点・田楽狭間
くそっ!我としたことがしくじったようだな
兵「…様、今川勢がこちらに進軍中、我が軍はもうもちません!? 」
雨のなか、奇襲をすれば今川を破れると思ったが、まさか今川が策に気付いていただなんてな
おかげで数の少ない我が軍は防戦一方というわけさ
兵「もう逃げましょう!?逃げるが勝ちです!? 」
一人の兵が言うと
?「うろたえるな!こんなとこでくたばる我々ではない! 」
我の家臣の一人である…が叫んだ。
兵「しかし!? 」
?「…様に天下をとらせるのが私達の使命だろうが!そんな弱気な奴は私がぶっ飛ばしてやる! 」
ぐいっ!!
兵「ひぃっ!? 」
兵の胸ぐらをつかんで殴ろうとする…
?「やめろ…よ、仲間同士で争っては今川の思う壺だ! 」
?「しかし…様! 」
我は何とか…を制止させることに成功したが
この場を打開するには今川に驚くほどの衝撃が必要だ。
だが急にそんなことが起こるわけ…
と、我が思ったその時だった。
?「…様、あれは一体なんでしょうか? 」
キランッ☆
…と同じく、我の家臣である…が空から降りてくる光り輝いている何かを見つけた。
何だあれは?星か?それとももののけの類いなのか?
急に出現した光り輝くものに驚いていたのは我々だけではなく
今川兵「な…何だありゃ!? 」
今川兵「神様が怒って攻めてきただぁ!? 」
寧ろ今川軍の方がひどい驚きようであった。
だがこれは好機だ。
?「いくぞ者達よ!今川を倒すならうろたえている今のうちだ! 」
わぁーっ!!
ドドドォーーッ!!
窮地に陥っていた我が軍であったが突然現れた光り輝くものに救われ、今川相手に逆転勝ちをした。
?「さてさて、今川を倒したことだし、落ち着いたところで光り輝く物体を見てみるかな 」
スッ!
我は家臣達の目を盗んで地上に降りた光り輝く物体を見てみた。
するとそこにいたのは…
バンッ!!
?「こ…こいつは!? 」
?視点
俺の名は新田剣丞
家族は妹がいて剣術が多少できる一般人だ。
実は俺にだってちゃんと両親がいたのだが、突然俺にある悲劇が襲いかかったのだった。
それはまだ俺が七歳頃のこと
幼い妹「お兄ちゃん、お母さん達まだ帰ってこないの? 」
幼い剣丞「もうすぐ帰ってくるさ、きっと大きなケーキを買ってきてくれるぞ 」
幼い妹「わぁい♪ケーキ♪ケーキ♪ 」
その日は俺の誕生日であり父さんと母さんはプレゼントを買いに出掛けていたのだが
プルルッ♪プルルッ♪
幼い剣丞「はぁい、一体誰だろ? 」
ガチャッ!
幼い剣丞「もしもし?どちらさんですか? 」
幼い俺が電話に出ると
幼い剣丞「えっ!? 」
幼い妹「お兄ちゃんどうしたの? 」
電話から俺にある恐ろしい言葉が放たれたのだった。
『父さんと母さんがトラックに引かれて亡くなったと』
チーンッ!
南無阿弥陀仏南無陀仏…
葬式等は父さんの親戚が行ってくれたのでよかったのだが問題は誰が俺達を引き取ってくれるかだった。
幼い妹「やだっ!お兄ちゃんと一緒がいい! 」
と、妹がごねたため俺達は一緒に引き取られることになったのだが
親戚A「うちには年頃の娘がいるからねぇ 」
親戚B「うちは狭いしなぁ 」
親戚C「一人だけなら引き取ってやれるんだが 」
等々と親戚中が言うなか
?「だったら俺が二人とも引き取ってやるぜ 」
一人だけ俺達兄妹を引き取ってくれる親戚が現れた。
その人物こそ…
一刀「二人とも、久し振りだな 」
バンッ!!
母さんの兄である北郷一刀伯父さんであった。
ちなみに伯父さんには何度か正月などで対面していたんだ。
親戚A「バカを言うな!君は高校の時に行方知れずの騒動を起こしただろうが!そんな君に二人を任せられるわけが… 」
親戚中から攻められる一刀伯父さんであったが
一刀「それでも、何かと理由をつけて引き取ろうとしないあんたらよりは俺の方がマシだと思うがね 」
親戚達『うぅっ!? 』
一刀「まぁ決めるのはお前達だ。俺のとこに住むか? 」
それを聞いた俺と妹は
幼い剣丞「一刀伯父さんのとこにいく! 」
幼い妹「いくっ! 」
二人揃って一刀伯父さんのとこで暮らすことにした。
だけどこの時の俺と妹は一刀伯父さんがある意味すごい人であると知らなかったんだ。
それからいろいろあったけど月日は流れ、十年後
剣丞「よいしょっと! 」
ドサッ!
剣丞「しかし長い間整理してない感じの倉だな、伯父さんも少しは整理しろっての 」
俺は一刀伯父さんに言われ、倉の整理をしていると
剣丞「んっ?何だこの刀は? 」
スッ!
ある日本刀を見つけ、俺が刀を手にした瞬間!
パァーッ!!
剣丞「うわっ!?一体何なんだよこれ!? 」
スゥッ!
刀が勝手に光りだし、光は俺を包み込み、俺は倉から姿を消したのだった。
そして俺が消えたあと
一刀視点
ザッ!
?「ご主人様、とうとうこの日が来たわけですね 」
俺の隣にいる黒髪ロングの女は妻の一人で名を愛紗という
実は三国志の猛者・関羽なんだぜ
一刀「そうだな。だがこの日のためにあいつを鍛えておいたんだ。俺と違ってあいつは生き残る確率が高い 」
甥に向かって言う台詞じゃないと思うけどな
ぐっ!!
俺は天に向かって拳を握ると
一刀「剣丞!何が起きようとも決して諦めるなよ! 」
バァンッ!!
聞こえないだろうが剣丞に届くくらいの大きな声で叫んだ。
一刀「それと、もうご主人様じゃないんだからその呼び方はやめてくれよ愛紗 」
愛紗「いえ、私にとってご主人様は永遠にご主人様ですから 」
まったく、愛紗はいつになってもこういう点は譲れないわけね
とにかく頑張れよ剣丞!
俺は再び天を見つめるのだった。
剣丞視点
う〜ん…
一体何が起きたんだ?
光に包まれた後、俺に襲いかかってきたのは…
ズシンッ!!
何と!?金縛りであった。
何で金縛りなんかにあうんだよ!?
起きろ!俺の体!
パチッ!
そして俺が目を開けてみると、そこにいたのは…
バァンッ!!
一人の女の子だった。
よく見てみると、この娘が横になっている俺に乗っかっているせいで金縛りにあったと思ったらしい。
すると
?「お前、新田剣丞というらしいな 」
何で俺の名前を!?
と、俺が驚くより先にその娘の口から驚くべき言葉が放たれた。
?「剣丞、我の夫になれ! 」
はい?