第7話 Shape of Dream
優しくゆっくりと彼、【神崎 悠太】の心に差し込んだ光。
それは彼女、【小谷 一花】が放つ暖かな光だった。
その光を受けた悠太の世界はどんどんと一花に染っていく。
そして、悠太の親友。紅哉が思い描く夢とは。
夢には。人それぞれの形と歴史がある。
第7話 Shape of Dream
悠太が一花に連絡した日から。
2人は頻繁に連絡を取りあっていた。
あの日、優しくゆっくりと差し込んだ光で
【神崎 悠太】の世界は【小谷 一花】で染まっていた。
ー大学の教室ー
悠太は大学の教室で鼻唄をうたっていた。
(あぁ、幸せだなぁ、あれからほとんど
毎日一花ちゃんと話してるじゃん、俺。幸せー!!!)
完全に気分が高まっていた悠太だった。
「お前、なんか、最近テンション高すぎてキモイな。」
悠太がテンション高めに鼻唄をしていると野川 紅哉が
隣へ座ってきた。
「うるせぇ、俺は今人生1幸せなんだよ。俺の世界に女神
降臨したから。」
悠太は緩んだ顔で紅哉を見つめて言った。
「うわぁ。マジでキモイその顔。やばい、めっちゃキモイ。」
紅哉はいつも通り、嫌悪感マシマシの顔で悠太の惚気を
聞いていた。
あの連絡の日以降
悠太は毎日のように紅哉へ一花の話をしていた。
紅哉は嫌悪感を出しつつも、いつも話を聞いてくれていた。
「キモくていいわぁ。一花ちゃんと話せるならそれで満足」
悠太はどれだけ紅哉に罵倒されようが全く気にしていなかった
それだけ“彼”の世界は“彼女”で塗れていたのだ。
「そういえば、悠太、就活もう内定してんだっけ」
紅哉はいきなり、将来の話を始めてきた。
紅哉と悠太の大学は珍しい大学だ。
何が珍しいかと言うと、普通の大学のような学部以外にも
専門的な学部も存在する点だ。
紅哉と悠太は美容学部に入っていた。
2人は【美容師】になるため大学に入ったのだった。
「あぁー、内定したよ《NEXT ORDER》」
悠太は3年の秋にして既に就職活動で内定を勝ち取っていた。
悠太が内定を獲得した《NEXT ORDER》という美容室は
メンズ美容室日本一と名高い美容室だった。
「いやぁ、まじすげぇわお前。《NEXT ORDER》入るって
言った時、マジで誰からも無理って言われてたのに、まさか、内定しちゃうとはな。」
悠太は《NEXT ORDER》へ入ると言った当初
先生や友達と言った周りの人間からは
「絶対に無理だ。」と言われていた。
しかし、そんな反対をも押しのけ勝手に入社試験に応募し
面接、サロンワークを経て無事、内定を獲得していた。
「俺が落ちるわけないだろ。だって俺だもん。」
悠太は余裕綽々とそう語ったが、実は本人も
受かるのは半信半疑だった。ただ、ひとつ言うのであれば
彼には受かるという“絶対的自信”よりも
俺はここで働きたいという高い熱意が確実にあった。
「うわぁ、ほんときもい。ほんっっっとにきもい。」
紅哉は悠太の話を聞いてる時
基本、嫌悪感マシマシのリアクションをする。
「まぁ、でも、そこがお前らしいと言うか、
“悠太”って感じだよなぁ。」
紅哉はキモイと言いつつも悠太の事を1部あくまで1部
尊敬していた。彼にとって悠太はそれに値する人間なのだ。
「つーか、そういうお前はどうなんだよ。就職活動全く
やってない野川 紅哉さんはよー。」
悠太が少しの嫌味を含んで紅哉に伝える。
紅哉は、まだ内定も貰っていなければ
就職活動も全くしていなかった。
「あー、それなんだけどな。俺、美容師、目指すの辞めるわ」
紅哉が淡々とゆうたに伝える。
「は??」
突然のその言葉に悠太は完全に硬直した。
なぜなら2人は美容師を目指すための学部にいる。
そんな学部の中で“美容師を目指さない”なんてやつは1人も
存在しないからだ。
「いや、ちょ、お前。冗談にも程があるだろ。何すんだよ」
悠太の心は何故か込み上げてきた、少しの苛立ちと
一縷の心配に支配された。
「あーそれなんだけど、コレ見て」
そうすると紅哉がおもむろに携帯の画面を見せてきた。
それは、最近、若い世代に流行っている動画配信アプリ
【MY MOVIE】のプロフィール欄だった。
略して“マイビー”と呼ばれるそのアプリは
ジャンルを問わず、色々なshort動画を投稿できるアプリだ。
その扱いやすさ、簡単さから若い世代に親しまれていた。
「マイビーのプロフィールじゃんけ、これがなんだよって
はぁ?!?!?!?!?!」
悠太は驚愕した。
マイビーはよくあるSNSのようにフォロワーというものが
存在している。その配信者を好んだ人がフォローをし
フォロワーが増えていくのだが、紅哉のフォロワーは
“500万”となっていた。
「フ、フ、フォロワー500万人?!?!?!?!」
悠太は思わず教室で叫んでしまった。
今はまだ、授業前だったが、教室が少しざわついた。
それもそのはず、フォロワー500万人なんて
一介の大学生が取っていいフォロワー数では無いのだから。
「バカ!お前、声でけぇよ!おちつけ!」
紅哉は学校ではあまり注目されたくないタイプのため
少し怒りながらも小声で注意した。
悠太は「すまんすまん」と紅哉の話を聞いた。
「1年くらい前から弾き語りメインで投稿してたら、気づいたらこうなってたんだよ。俺が1番びっくりしてるわ。」
紅哉は淡々と説明をしていたが
悠太は全く理解が追いつかなかった。
「いや、でもお前、500万て。もっと早く言えよ。」
理解が追いつかない。それが正常な反応だった。
一介の大学生がマイビーでフォロワー500万人を達成している
そんな状況を目の当たりにして
冷静でいられる人間の方が少ないだろう。
「そんでー、この前、マイビーのDMにこれが来た。」
更に見せられたDMの画面を見て、悠太は更に驚愕した。
そこには文字列が綴られていたが、送信主が
《GENERATION Music》となっていたからだ。
「は?《GENERATION Music》??は??」
《GENERATION Music》とは数多くの有名アーティストを
輩出している超有名音楽レコード会社だ。
そんな会社から届いていた内容は全面バックアップによる
アーティストデビューへの打診だった。
「だから、俺はアーティストをやる。美容師じゃなくな。」
紅哉は終始、淡々としていたが、悠太は全く状況が飲み込めて
いなかった。本当に、それが正常な反応だった。
「いやいや、待て待て待て。嘘だろ。紅哉が、あの紅哉が!
マイビーフォロワー500万で、《GENERATION Music》
からメジャーデビュー???信じられん。ドッキリだろこれ」
それほどまでに信じられない状況で
目が点になっていた悠太だったが紅哉は笑っていた。
「まぁ、やっぱそういう反応になるよな。
でもさ、俺、中学からずっと吹奏楽してて、今もギター
とか弾いてて、いつか俺は音楽で有名になって。
飯食いてぇなぁって思ってたんだよ。」
そう自身の“夢”を語る紅哉は輝いていた。
悠太はその姿に心が弾かれた、ような気がした。
(あぁ。こいつは本気だ。だったら親友の俺がすることは…。)
パァァン!!
悠太は突然、紅哉の肩を叩いた。
「痛ってぇな!何すんだよ急に!!」
紅哉は少しキレ気味だったが、悠太は満面の笑みで言った。
「頂点取れよ!くそが!最高の親友だわ!」
悠太は笑いながら紅哉に拳を差し出した。
「お前なぁ、任せとけよ!!」
紅哉はそう言い、2人はグータッチを交わした。
それから数年後、数多の苦難、苦境を乗り越え。
紅哉は無事メジャーデビューを果たす。
【The Logic Feel MYnority】として。
それはまだまだ、先のお話ーー。
2人はその後しばらく話をして、授業を終えた。
授業を終えた、悠太は気がつけば一花に連絡していた。
『大学終わったー!一花ちゃん何してる?』
「まぁた、愛しの一花ちゃんに連絡ですか?神崎さん」
紅哉が悠太を、茶化すように言った。
「そうだよ、なんだよ、悪いかよ!」
悠太は怪訝な顔をしてそう言った。
「いいや〜?べつに〜」
「なんかあるだろそれ!!」
紅哉と悠太はそのまま、帰路へと向かった。
その帰り道、一花から返信が来ていた。
悠太はすぐさま携帯を取り出し返信をしていた。
横にいる紅哉はその状況を見て常に茶化していた。
『お疲れ様!一花も今終わったとこだよ!』
『あ、そういえば、今日友達と《CUBE》行くよ〜』
突然の朗報だった。一花が今日《CUBE》に来る。
それだけで、悠太は幸せなることが出来た。
「やばい!一花ちゃん今日!《CUBE》来るらしい!」
悠太は気分上々に紅哉にそう伝えていた。
紅哉はいつものように嫌悪感マシマシの顔をしていた。
「ハイハイ、良かったね。行ってらっしゃい。」
紅哉は誰がどう聞いても棒読みの言い方でそう言った。
悠太は少しムスッとした。そうして紅哉に言った。
「あぁ!いくよ!そりゃ!行くに決まってんだろ!」
そう言いながら軽く紅哉を突く悠太。
2人のその様はまさに、親友のそれだった。
そこには確かな、友情がまるで見えるかのように存在していた
それは今の悠太にとって、誰より確かな絆だった。
2人はしばらく喋ってからそのままお互い自宅へと解散した。
悠太は自宅に着き、夜ご飯を食べて《CUBE》へ向かう準備
をしていた。
いつものように準備を進める。
トーンアップさせるためのクリーム。
目尻に引く少しのアイライン。
髪の毛は無造作にスタイリング。
キツくない何故か、鼻に残る香水。
服は落ち着きながらもカジュアルに。
そうして悠太は今日もいつものように。いや。
“一花の居る《CUBE》”へ向かうのだった。
一花は友達と午前2時頃までカラオケをするようなので
悠太も別のカラオケで少し時間を潰すことにした。
一花からは『無理しなくていいよ?』や『友達といるから
少ししか会えないよ?』、『また違う日でもいいよ』と
言われていたが悠太は気にせず“会いに行く”と言っていた。
『好きな人には会える時に会いたい』と。
嘘偽りない本心。たった一つの“好いているという気持ち”
それを伝えることに悠太の心はもう怯えなかった。
それもそのはずだろう。
悠太の心に巻いていた鎖はもうないのだから。
『悠太、ほんと大丈夫?体しんどくない?』
カラオケで熱唱していた時
気がつくと一花から連絡が来ていた。
(あぁ、一花ちゃんから心配されるなんて。
俺はなんて幸せ者なんだ。ありがとう神様。ありがとう仏様。)
悠太は一花のことを考える時、IQが5歳レベルになる。
もちろん本人はそんなこと、1ミリも気づいていないのだが。
それでも、そこには確かに幸せがあったのだ。
『一花ちゃんに会えるならしんどいとか無いから笑』
『多分体はしんどいけど爆笑』
心と体は別だった。会いたいという気持ちが。
一花と直接話したいというその気持ちが。
“好きな人に会える時に会いたい”という気持ちが。
悠太のその心が体をつき動かしていた。
『体しんどいならやめなよ爆笑』
『しんぱいするよ。』
『あんまり、ねてないでしょ。』
連日、一花と連絡する中で確かに睡眠時間は減っていたが
そんなこと悠太には1ミリも関係なかった。
『んー、会いたい』
『たしかに。』
『重いかもだけど、会いてーんだもん』
この時、どれだけ会いたかったのか。
悠太が送信する言葉にそれは詰まっていただろう。
『心配なるよ笑笑笑』
『会いたいけど笑笑笑』
「会いたいキタァ!!!!!!!しぬ!!!!!!!」
悠太はカラオケのマイクで思い切り叫んだ。
少し、自分の耳がキーンとなった。我ながら馬鹿だなと
自分で自分を笑った。
『ありがとう笑笑』
『まって、その会いたいは刺さった。行きます笑笑』
一花からの“会いたい”という言葉は今の悠太にとって
何よりも自分の心に刺さる言葉であり、幸せにする言葉だった
『爆笑爆笑』
『まじで本当にちょっとしか会えないよ?笑笑笑』
『いいの?』
『いいです。会いたいです。』
一花が、どれだけ心配しても心が体を支配する。
悠太の感情が、動き続ける原動力になっていた。
『笑笑笑』
『2時くらいにカラオケ出るし、そこから行くよ』
一花からの連絡を見て悠太は1時50分にアラームをセットした
『おっけい!りょーかい!』
それだけ送信して悠太はまたカラオケで歌い始めた。
「10分前にここ出て先に《CUBE》入っとくか。」
カラオケを楽しんだ悠太はそのまま《CUBE》へと向かった。
ー《CUBE》ー
体の芯に響く重低音。
それを感じながら、悠太はBARカウンターでお酒を飲んでいた
するとそこへ《CUBE》ダンサーのMiAがやってきた。
「やぁやぁ、悠太ー!お前!この前のこと説明しなさい!」
美亜が言っているこの前のこととは
美亜がプライベートで来ていた時に悠太は一花に会いにきたそのとき、「好きな人に会いに来た!」と言ったことの話を
言っているのだろう。
悠太は弁明でもなくそのままありのままを伝えた。
「説明も何も、そのまんまだろ。あの日は好きな人に会いに
来てたんだよ。なんか悪いですかーー。」
悠太が少しムスッとしていたが、美亜は笑っていた。
「アンタが?好きな人?ありえないありえない。」
美亜は腹を抱えて笑っていた。
悠太はその状況に釣られ笑ってしまっていた。
「ほんとだよな。自分でもびっくりしてるよ。でも本気だよ」
悠太は笑いながらも、それでも最後は真剣にそう伝えた。
美亜はそんな悠太を見て目を見開いていた。
「わぁお。ガチじゃん。めっちゃガチじゃん。すごいな。」
美亜は悠太の《CUBE》での素行をほとんど知っているため
その行動からは想像できない驚きだったのだろう。
悠太自身も驚いているのだから、他の人がさらに驚くのは
納得だった。
「ほんとに面白いよな〜俺もさ〜」
美亜と話していたとき
フロアを見渡していると“彼女”の姿が目に入った。
(あ。いた。)
「悪いMiA、また後で〜!!」
悠太はそそくさとは早歩きした。
「おい、ちょっと待て〜って、あちゃあ。あれはもうダメか」
(あんた、完全に一花ちゃんしか見えてないじゃん。これ
もしかして。病名恋ワズライってやつ?!おもしろ〜!)
美亜は完全に他人目線で悠太のそれを楽しんでいた。
「一花ちゃん!やっほい!」
悠太は見かけた“彼女”へ話しかけた。
そして、たかが友達に向けられる
あの笑顔はいつも通り、破壊力が高かった。
「やっほーい!来てくれてありがと!」
一花が喜ぶ姿を見て、悠太の心は満たされていく。
鎖を解かれた心は暖かな光に包まれていく。
それが今の悠太を支える全てだった。
二人が会ってから他愛ない会話をしているとき
悠太はおもむろに一花の手を取った。
「ん?どうしたの〜?」
一花は不思議そうに悠太を見つめる。
「ただ、好きな人と手が繋ぎたかっただけだよ。」
(強引すぎた…か??)
悠太は不安げに一花を見つめる。
瞳の先に見えた一花の表情はーー。
「えへへ、嬉しいよ!手つなご!」
明るかった。明るすぎる笑顔だった。その笑顔は眩しく
それでいて、不思議と吸い込まれるようなそんな笑顔だった。
そうして手を繋いだまま、2人は響く重低音の箱を楽しんだ。
その後、一花の友達もいたので悠太は1度離れ、解散した。
(あぁ。かわいかったあ。死ぬかと思ったぁ。)
一花の笑顔にまたもや見せられた悠太は完全に頭の中を
一花1色に染めあげていた。そう、自らそうしていたのだ。
それも無意識に。それがいいか悪いか、その時の悠太は
1ミリも考えていないのだった。
2人は《CUBE》を出てすぐ連絡を取りあっていた。
外はにわか雨が降っていた。
『帰るの気をつけてね!今日は来てくれてありがと!』
『無事家ついたよー!
一花ちゃんも雨降ってるから風邪ひかないように
気をつけて帰ってね!
会いたいって言ってくれてありがとう。
嬉しかったよー笑笑』
一花への返信にしては些か重すぎるような気もしたが
会えて満足したせいか悠太はそんなことを一花に送っていた。
『いえついたー!
チャリの方が風邪引くから笑笑
ゆっくり寝てねー!楽しかった!』
そんな日常的でありながらも悠太にとって非日常な会話を
していると悠太は、先日の紅哉との会話を思い出し
一花に対して将来のことを聞いた。
『そういえば、前から聞こうと思ってたんだけど
一花ちゃんは将来の夢とかあるの〜??』
夢。それは人にとって時に。
希望であり。悩みであり。力であり。縛りでもある。
それは人それぞれで夢を持っていない人などいないと思う。
『あるよ!私の将来の夢はね!“作業療法士”だよ!』
“作業療法士”それは身体や精神に障がいのある人が
日常生活や社会生活に復帰できるように、作業活動を通じて
リハビリテーションを行う医療技術者である。
(作業療法士か。一花ちゃんらしいな。
人を思いやる一花ちゃんにピッタリの仕事じゃんか。
なんかいいな、やっぱりこの子は。俺には眩しいや。)
悠太の心の声に嘘偽りは無い。
心からいいなと思っている。しかし、最近感じている
自身の夢に対する歪みがそれを素直に受け入れようとしない。
『悠太は?悠太の将来の夢はなにー!』
一花は純粋に聞いた。悠太の将来の夢を。
夢は時に人を苦しめる。
夢は時に人を幸せにする。
夢は時に夢を見させすぎてしまう。
夢は時に、悪夢にもなってしまう。
けれど、夢は存在する。
夢を持っていない人間など存在しない。そしてーー。
『俺の将来の夢は【美容師】になって日本一になる事だよ』
誰かが言っていた。
夢を語る人間は、夢を叶える。と。
第7話 Shape of Dream 完。
初めましての方は初めまして!
お久しぶりの方はお久しぶりです!
治崎 龍也です!
第7話になります!今回の曲は!
【+1/優里】です!
(今日と明日の曲は物語と言うよりも
夢を持つ人に聞いて欲しい歌になります。
物語に合う方の曲もいつか補填しますので
その時はもう一度お読みください。笑笑)
2日連続優里さんの曲ですので明日もお楽しみに!
それではいつものように第7話を振り返って行きましょう!
⚠️ここからは該当話のネタバレを含みます。⚠️
第7話いかがでしたでしょうか。
今回は次話と合わせた前編、後編感覚のお話になります。
今回は前編のShape of Dreamというタイトルでお送りしました。
文字通り、夢についてです。作品の中では
野川 紅哉の夢。小谷 一花の夢。
そして、主人公である神崎 悠太の夢について触れました。
ここから作者である私、治崎 龍也の
夢についての持論を書かせていただきます。
まず、初めに私の持論では【夢を持たない人】は存在しない。
と考えます。それは何故か。私が思うに【夢がない】と
言ってる人は無意識のうちにその“夢”を
諦めているのではないか。と思うのです。
そこには色々な背景があると思います。
環境的要因。金銭的要因。実力的要因。
しかし、私は思うのです。それら全てを踏まえた上でも
人はどこかで自身の限界を決めて
自分から抱いた夢を諦めてしまっているのではないか。と
今回はここまでにしときましょう。笑
こんな、私の夢に対しての持論も
前編後編に分けたいと思います笑笑
さて、物語が始まり初めての
前編、後編に分かれたお話になりますが
どうか少しの間、作品の更新をお待ちいただけると幸いです。
それではこの作品が少しでも多くの方にご愛読されることを
切に願い、後書きとさせて頂きます。次もお楽しみに!
それでは!
ちざきりゅうやでした!!