第2話 Strategy
一花ちゃん。会いたかったーー。
見かけた人影はやはり一花だった。
あまりにも眩しい彼女は再び、悠太の心を溶かす。
それを見ていた陽菜乃は衝撃の行動を起こす。
そうしてまた、悠太は悩むのだった。
【愛ね、暗いね、君の隣】
第2話 Strategy
「一花ちゃん。会いたかった。」
1番会いたかった人。1番自分を隠したくない人。
その人影は。たしかに“彼女”だった。
「悠太くん…?久しぶり!!やっほい!」
一花は相変わらず破壊力抜群の笑顔で悠太を見つめてくる。
たかが数週間。たったその数日会えなかった。
たかが計3回。たったその数回連絡が途切れた。
それだけで、たったそれだけの事で。
悠太の心を鷲掴みにするのには十分だったようだ。
気づかなかった。
自分がここまで“落ちている”ことに。
気づけなかった。
もう一度、君に“会いたい”と思っていた事に。
気づいてしまった。
誰よりも君の“傍にいたい”ことに。
誰よりも“好きだ”ということに。
悠太は久しぶりに一花に会えて、自分の感情が
心から溢れ出して来るのを感じていた。
(俺はやっぱり、一花ちゃんのことが好きなんだ。
この気持ちは隠さない。もうこの気持ちは抑えない。
今ここでぶつけなきゃきっと一生後悔する。
今、ここで言うんだ。)
悠太は募りに募らせた想いを伝えようとしていた。
「一花〜?この人誰〜???」
そこには萌香では無い。知らない女性がいた。
「この人ね!悠太くん!
この前知り合って友達になったの!」
一花は元気よく、隣から出てきた女性に悠太を紹介した。
(友達。か。そうだよな。今日で会うの2回目だ。
というか、追い連絡して連絡途切れたまま
だったのを忘れてた。
よく良く考えればこの状況…。
めちゃくちゃ気まずい?!?!)
悠太は感情を抑えれていなかったのかもしれない。
溢れ出した感情が悠太を本能のままに動かしていた。
一花にはそれが自然と出てしまうのだ。
「悠太くん!
こちら、私の友達の能島ちゃんでーす!」
一花が紹介したのに慌てて悠太も合わせる。
「初めまして!神崎悠太です!よろしく!」
(あっぶねぇ、普通に挨拶できたぁ。)
悠太は納得のいく答えができたため少し安堵した。
「どーもー、萌香と一花が話してた人ね〜」
能島が口にした言葉に悠太は動揺した。
(ん?話してた?!いったいなにを?!?!)
恐らく、顔に出ていることはないと思うが。
悠太の心の中は明らかに動揺していた。
「どんな話してたんだよ〜、一花ちゃん〜」
笑いながら優しく問いかけた悠太だったが
実際の心情はそれとはかけ離れていた。
(なにを!どんな話を?!してたの?!教えて?!)
悠太の期待とは裏腹に一花は優しく微笑んだ。
「ひーみつ〜」
(あ、俺もう死んでいいや。かわいすぎる。
もはやおなじ人間じゃない。)
悠太の心は既に鷲掴みにされていた。
悠太は一花と少し会話をしてから
友達のことも考えてその場を離れた。
「一花ちゃん、また後でね。」
「うん、ばいばい〜」
そうして健吾のところに戻ると、悠太は怒られた。
「おい!悠太!勝手にどっか行くなよ!
陽菜乃ちゃんが悲しむだろ!」
健吾は少し声を荒あげながら言った。
「いや、私は別になんとも、」
陽菜乃は全く気にしていないようだったが、悠太は謝った。
「本当にすみません。次は気をつけるので。」
頭を下げながらそう言う悠太を
健吾はため息越しに見ていた。
4人は少し会話をしてから
昨日のように2:2に分かれてお酒を飲んでいた。
すると陽菜乃が口を開いた。
「悠太くん。あの子が好きなんだね。見てたよ。」
その口から発せられた言葉に悠太は驚く。
「え?あー、見てたのね?そうなのかなぁ。
自分じゃよく分からない。」
その気持ちがたとえ恋だとしても。
悠太はそれを素直に受け入れる事はまだ出来ていなかった。
それもそのはず、【遊び人】になっていた悠太はその感情を。
“恋”を忘れたのだから。
「にしても、かの有名な【沼男】が、
あんなに背中でわかるほど気持ちが漏れるとはね」
陽菜乃が口を開く度、悠太は何度も驚かされた。
「え?待って待って、なんでその2つ名??
というか背中から漏れるって何?!」
悠太は明らかに動揺を隠せなかった。
と言うより、隠す気がなかったのだろう。
「いや、そもそもこの2つ名《CUBE》で
悠太くんを知ってる人はみんな使ってるから。
あと、背中からって言うのは、
なんか見てて、オーラが違うと言うか、
雰囲気?がいつもよりずっと柔らかい感じだったよ。」
(そうなのか。というかその2つ名そんな定着してんの?!
普通に嫌なんですけど?!)
悠太は陽菜乃に言われてやっと、その気持ちを理解し始めた
その感情を。その想いを。凍っていたそれは。
徐々に、本当に少しずつ、一花によって溶かされていたのだ。
ようやく、とも言える長い時間のような。
たったの、とも言える短い時間のような。
どちらとも取れるが、
悠太にとって、それは前者だったのかもしれない。
「悠太くん、私とキスしてよ。」
「は?」
陽菜乃はそう言うと悠太の、服の襟を掴み引き寄せた。
(何言ってんだこいつ。なんで?どういう流れでそうなる?)
「ダメ?」
使い慣れた上目遣いとは違う。本当の上目遣い。
素の気持ちが現れているその上目遣いに悠太は動揺した。
「いや、ダメだろ。普通に。
というか、そもそもどういう流れでーー。」
言葉はそこで止まり、唇は紡がれた。
陽菜乃は時間が止まった気がした。
しかし、悠太はすぐさま陽菜乃を引き剥がし。
冷徹な眼差しを向けた。
「おい。あんまり調子に乗るなよ。
お前に興味なんて微塵もねぇよ。離れろ。ブス。」
いつもより明らかに低い声のトーン。重みの乗る発言の仕方。
陽菜乃は背筋が冷えきった。その感情は。
“恐怖”以外のなにものでもなかった。
冷徹な眼差しを向けられた陽菜乃は少し悠太と距離を取り
素直に謝った。
「ごめん。普通に調子乗った。
あんな話してあの子のこと
好きなのわかってるのにごめん。あの子が。
【沼男】に愛を注がれるあの子が羨ましかった。」
陽菜乃は明らかに脅えていた。
それにやっと気づいた悠太は焦った。
「あ、ごめん。ほんとに。言いすぎた。ごめん。」
自分でも何故ここまで怒れるのか。
何故ここまで、自分が苛立つのか。悠太は分からなかった。
(やばい、言い過ぎた。なんだ、いまの。まるでーー。)
人は本当に嫌悪が重なると本性が出るという。
先程の残酷な悠太はもしかすると。
悠太の本性なのかもしれない。
「悠太くんってさっきみたいな1面あるんだね。
びっくりしちゃった。酷いことしてごめんね。」
陽菜乃はまだ明らかに怯えながら悠太に震えた声で伝えた。
「本当にごめん。
自分でもびっくりしたあんなこと言うなんて。」
(さっきのは。いったいなんなんだろう。
俺、なんであんなこと、言えたんだろう。)
悠太は自分の内に眠る者にまだ気づいていない。
けれど“それ”は悠太にとって向き合わなければならない
ひとつの課題だった。
陽菜乃と少し会話をしていた時
悠太は一花に連絡を入れた。
もう一度、一花が帰る前に会いたかったのだ。
『一花ちゃんー、どこにいるー?
もしかして、《NEXT》行った?』
《NEXT》とは《CUBE》の下の階に併設されている。
別のnight clubだ。
《CUBE》は朝の5時まで営業しているが
《NEXT》は朝の6時まで営業しているため
途中から《NEXT》へ移動したり、5時になったら《CUBE》
から《NEXT》を経由して、朝6時まで飲む。
それが俗に言う【クラバー】の行動だった。
『ごめーん。もう出ちゃった〜。友達とおるから〜。』
悠太はその返事の通知を見て愕然とした。
(うわぁ。マジかぁ。ミスったあ。もっと早く連絡すれば。)
悠太は後悔しながらも連絡先を開き、返信をした。
『あ、そっか〜。もう帰ってるの〜??』
どうにか少しでも会えないかと思った。
悠太は今の一花の現状を把握しようとした。
『帰ってるよ〜、でも今、友達4人で梅屋来た笑』
梅屋とは深夜の時間帯でも空いている飲食店だ。
『えぐ笑笑 会いたかったなー。』
悠太は気がつけばそのままの気持ちを送ってしまっていた。
(あ、やべ、普通に会いたいとか送っちゃった。
まずい、恥ずい、どーするこれ。)
悠太が携帯越しにあたふたしていると
一花から返信がきた。
『会いたかったなー。』
(え?)
悠太の思考は止まった。完全に停止してしまったのだ。
それもそうだろう。自分と同じ気持ちを。
自分が一花に会いたいと思うように。
一花も自分に会いたいと思ってくれたのだから。
(待て待て待て待て待て。待ってくれ!俺の心臓が!
破裂する!!!)
明らかに高鳴る心臓の鼓動。
脈打つ血管を悠太の体は感じ取っていた。
連絡先のアプリを開いたままだった為
すぐさま返信をしなければと思い。
悠太は焦りながら返信をする。
『ぜったい嘘やーん』
しかしその返事はあまりにも雑だった。
(なんだこれぇぇぇぇ!!!!てきとうか!俺の馬鹿!!)
悠太は後悔で自責の念を抱きながら携帯を見つめていた。
『今から駅向かうとこだよー笑
また《CUBE》行こ!“会おーーね”!』
一花からの“その言葉”は悠太の心臓を
加速させるのには十分すぎた。
(え?え??会おう??え?ん?どゆこと??)
疑問と心臓の加速。
その2つが生む化学反応は悠太の心をまた1段上にあげた。
(あぁ、やっばい。なんかすっごい幸せだ。)
悠太は本当に満たされていた。幸せという気持ちに。
たった数分の出来事。たった数回のやり取り。
それだけでも一花は悠太を幸せにしていた。
きっとそれは意図された行為では無いのだろう。
けれど、これがもし、意図された行為だったとしても。
きっと悠太は幸せを感じるのだろう。
「悠太くん。なんかすっごい幸せそうだよ今。」
悠太の行動をずっと見ていた陽菜乃が口を開く。
明らかに幸せに満ちた表情。明らかに動揺に満ちた表情。
他にも悠太は全ての感情が表情に漏れ出ていたのだろう。
陽菜乃はそれを感じていた。
「え?そんなに?」
悠太はふと我に返り、疑問になった。
(今までそんなことあったか??なんかよくわかんないな。)
その答えを知るのはもうすぐだということを
悠太はまだ知らなかった。
「そーだよー、なんかすっごいよ、見てて面白い。」
(でも、羨ましいよ。悠太くんみたいな人でも。
その感情持てるんだね。)
陽菜乃は抱えたしまった気持ちを再び口に出す事は
出来なかった。それもそのはず、
先程の恐怖が刻まれているのだから。
しかし、陽菜乃の中には一抹の“違和感”があった。
「見てて面白いってバカにしてるだろ!
こっちは訳分からんくなってるのに!」
悠太は笑いながら、陽菜乃の目を見て、言った。
その時、陽菜乃は悠太に、感じた“違和感”の正体に気づいた。
それはあまりにも切なく悲しい事実だった。
(あ。わかった。そっか。この人は分からないんだ。
この気持ちが。自分を高鳴らせてるこの気持ちが。
本当の“恋”だということを。
この人は自分で“それ”を知らないんだ。
なんて、悲しい人なんだろう。)
それは決して、悠太に対する悲観ではなかった。
自分への悲観だとも捉えれることが出来る、それは。
とても悲しい事実で、他人である陽菜乃の胸を締め付けた。
「悠太くんは、悲しい人なんだね。」
その声は《CUBE》の騒音にかき消された。
その日4人は昨日のように合流することはなく
別々に《CUBE》を後にした。
悠太は陽菜乃を駅まで送っていき
1人自宅の帰路に着いていた。
携帯を見つめ一花との連絡履歴を見ていた。
『会おーーね』
(なんだこれやべえぇぇえええええ!!)
《CUBE》でしたリアクションと
全く同じ事を帰路でしてしまう悠太だった。
陽菜乃は電車で1人、自分の過去の恋愛を振り返っていた。
それはあまり思い出したくはない記憶。
けれど、確かに温かみに満ちていて、陽菜乃にとっては
心を満たしていた優越の時間だった。自らの幸せの体現だ。
(懐かしいなぁ。今の悠太くん見てると。
あの頃の自分を思い出す。あの時は楽しかったなぁ。
周りからは早く別れろって言われてたっけ。)
陽菜乃は過去、彼氏に暴力を振るわれていた。
俗に言う、DVをされていたのだ。
しかし、それでも陽菜乃は幸せだった。
もしかするとそれは、“片思い”だったのかもしれない。
けれど、本人が幸せと思ってしまえば。
どれだけ歪んだ愛でも、愛なのだ。
愛のカタチは無限にある。
ー次の日ー
悠太は昨晩、胸の高鳴りを必死に抑えながら眠った。
朝起きると一花から連絡が来ていた。
『おはよー、次行くときまた言うね!』
たった1文。悠太は一瞬で目が覚めた。
(あっつ。いや、あっっっつ。さいこうかよ。しあわせぇ。)
悠太の脳は朝からとろけた。
とろけてしまったと言う方が正しいだろう。
『行きます( * ॑꒳ ॑*) 絶対いくから呼んでー』
別になんてことない普遍的な返信。
悠太はそれを送るだけで必死だった。
(なんでこれ返信するだけで俺は30分も悩んでんだよ。
どうしたんだマジで俺。なんか、追加で送っとこ。)
『ていうか、おはよーの破壊力高すぎる笑』
絶対行くという、明らかに好意むき出しの発言を少しでも
濁すため、悠太は訳の分からないことを送ってしまっていた。
「つか、今日バイトや。バイト行こ。」
悠太は準備を済ませて家を出た。
悠太は今、京都に住んでいる。
京都で1番栄えていると言っても過言では無い地域。河原町。
悠太はその地域のレストランでアルバイトをしていた。
「おはようございますー。あれ?今日、翔いたっけ、」
普段通り、裏口から入るとキッチン内には仲のいい後輩。
東山 翔が居た。
翔は現在、大学2年生で悠太の一個下にあたる。
通う大学は違うが、翔は煙草を吸うため、バイト終わりなど
2人で煙草を吸う機会があり、そこで打ちとけ仲良くなった。
「あ、神崎さん、おつかれっす、
俺、もともとシフト入ってましたよー
つか、マジでいつもいるっすね」
悠太は週5、6でバイトをしている。
大学の学費や生活費。もちろん娯楽で使うお金。
それら全てを自らで払っているためだ。
「当たり前だろ、遊ぶのにはな、金がいるんだよ金がっ。」
悠太は少しだるそうにしながら
コック服の上からエプロン付けた。
「まぁ、それもそうっすね〜あと、煙草も買わないと」
ニヤつきながら言う翔を横目に悠太は
「だなっ!」と声をかけるのだった。
「神崎、おはよう。とりあえず、今落ち着いてるし、
これの仕込みしといてくれ。」
そう言って食材を渡してきたのは働いているレストランの
社長である東川 彰真だ。
「了解でーす。やっときまーす。」
悠太は慣れた手つきで食材を捌き仕込みをしていく。
働き始めたのは大学2年の春からだが、そこからほとんど
週5、6で働いているので、人よりも作業も早く。
立場もバイトリーダーもどきのようになっていた。
少ししてから休憩時間になった。
携帯を開くと一花から連絡が来ていた。
『爆笑爆笑 なんかよくわかんないけど良かった笑』
(やっぱよくわかんないよなあの返信は。笑
なんだよおはよーの破壊力って笑)
一花の返信を眺めながら鼻で笑った悠太は返信をした。
『バイトで、フラフラだから助かるわ〜』
何気ない一言だが、心からの本心だった。
どんなに辛くても。どんなに苦しくても。
一花を考えれば全て忘れられた。
それと同じくらい、一花を想い考えている時。
悠太は悩まされているのかもしれない。
恋に攻略法は存在するのか。
一花はどうすれば自分に振り向くのか。
昨日の夜、高鳴る心臓の音と共にずっと考えていた。
恋は迷宮だ。考えれば考えるほどどんどん沼にハマっていく。
攻略法なんて、存在しない。想いをぶつけるしかない。
相手を考え、相手を想い、相手に気持ちをぶつける。
むしろ、それが攻略法なのかもしれない。
【攻略法が存在しない恋】
それが悠太が導き出した一花への答えだった。
それが正しいのか間違いなのかは分からない。
だが、恋に攻略法なんて、本当に必要なのだろうか。
攻略法がわかっている恋なんて、恋と呼べるのだろうか。
恋が迷宮であるならば、攻略法を分かっている迷宮は
果たして本当に楽しいのだろうか。
悩み。考え。抗い。藻掻く。
苦しいことだけに見えるその中にも、必ず幸せはある。
例え、それが人それぞれな事だとしても
人々はそれを知っている。
しかし、最近の悠太は、攻略法の分かっている恋。
いや、攻略法のわかっている駆け引きしかしてきていない。
“攻略”というものに拘っていては
一花に近づく事は出来ないのかもしれない。
「はぁ。マジでなんだろう。このモヤモヤ」
悠太は謎の蟠りを抱えながら。
休憩を終えた。
第2話 [Strategy] 完
初めましての方は初めまして!
お久しぶりの方はお久しぶりです!
治崎 龍也です!
お待たせしました!【愛ね、暗いね、君の隣】
第2話になります!
さて、いつものように振り返っていきましょう!
⚠️ここからは該当話のネタバレを含みます⚠️
さてさて、いかがでしたでしょうか。第2話 Strategy。
一花と、再会を果たした悠太。
あいつ、嬉しがりすぎでしょ。
駆け寄ってましたよ、えぐくないですか?
ようできるなぁと作者ながらに思います。笑
さて。陽菜乃が爆発させましたねぇ。笑笑
まさかあの流れからのキスとは。なかなかやりおる女。笑
陽菜乃自身も何か、過去の恋愛から
悠太に対して思うところがあったのでは無いでしょうか。
陽菜乃は優しいキャラなのでそうであると私は思いたいです笑
そして今回から登場したキャラで
紹介したいキャラが2名います。
バイト先の後輩。東山 翔。そして
バイト先の社長。東川彰真。です。
この2人に関しましても前話の 野川紅哉。と同じように
かなり登場回数が多くなってくるキャラなので
ぜひ彼らの、活躍にも注目して読んでいただけると幸いです。
さて、今回から1話毎のタイトルの意味を紹介します。
(前話で無くてごめんね!)
今回のStrategyの意味は攻略です。
お話の最後の方で書きましたが、恋に対しての攻略という観点を意識しながら執筆させていただきました。
恋は難しいですよねぇ。私も攻略法があったら知りたい。
なんて思うこともあります。でも、作品にも書いた通り。
攻略法がある恋って面白くなさそうじゃないですか?
最初は思い通りに相手を操れて楽しいのかも知れませんが。
自分の想像出来る範疇でしか動かない相手との恋なんて
私は楽しそうだとは思いません。恋は攻略法なんてものが
存在しないから!面白いのだと私は思います。
みなさんはどう思いますか?感想などお待ちしております。
そして、ここらで実は……という話をしたいと思います。
この小説をより面白く読む方法があるのです。
※あ、めんどくさい人は別にしなくていいですよ。笑
実は1話毎に、話数とマッチした曲を流しながら聞くと。
より小説の世界観へ入ることが出来ます。
今回の第2話は【一目惚れ/舟津真翔】です。
(ちなみに第1話は【高嶺の花子さん/back number】です
書いてなくてごめんなさいm(._.)m)
ちゃんと、思いがこもってますのでぜひもう一度曲付きで
読んでみてください。
マジで面白いと思うよ?うん、まじで(圧)
これからのお話にも楽曲はありますので
そちらにも注目して読んでみてください。
お願いいたします(>人<;)
それではこの作品が少しでも多くの方にご愛読されることを
切に願い、後書きとさせて頂きます。次もお楽しみに!
ちざきりゅうやでした!!