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第10話 Miracle with.Blessing

《幸せ》とは人それぞれだろう。

何をもって幸せと成すのか。それは人それぞれで違う。

けれど人生とは、その幸せを探す旅なのかもしれない。


【小谷 一花】との出会いが【神崎 悠太】を変えた。

人生が幸せを探す旅ならば。“彼女”と出会った“彼”にとっての

幸せを探す旅の終着点はここなのかも知れない。


【愛ね、暗いね、君の隣】

第10話 Miracle with.Blessing

一花とMOBAMEを交換した悠太は歓喜に満ちていた。

それはこの上ないほどの幸せだった。


「最っ高に!!幸せだ!!!」

悠太の心は完全に満たされていた。

それが喜びなうちは…。


大阪に行くと言っていた一花はあの日、《night club》に

行っていたそうだ。


『大阪のclub全然楽しくなかったー。』

一花からの連絡に優太は少し驚いた。


「一花ちゃんでもそんなこと言うのか。」

悠太は一花が《night club》の雰囲気が好きなのを知っていた

それを知っていたからこそ、悠太は一花の発言に驚いていた。


『えぇ、珍し』

悠太はそのままの感情を送っていた。


『行かない方が良かったレベル。』

一花はそれほどまでに大阪の《night club》に失望していた。


『そのレベルかぁ。帰ってくるのもしんどいな〜。』

悠太にも嫌いな《night club》ある。

そのため、一花の感情を理解していた。


『最寄りまで帰るのに、大阪駅で20分も待つ〜。』

一花は大阪帰りながら悠太とMOBAMEをしていた。


『えぇ、絶対乗り過ごすやつじゃんー、気をつけてね〜』

悠太は一花が乗り過ごすのを心配していた。


『乗り過ごしそう笑笑笑』

『やばい、立ったまま寝てた。笑』

一花は、大阪駅で待ってる間に駅のホームで立ったまま

寝てしまっていた。それほどまでに疲れていたのだろう。


『いや、それ倒れるやつじゃん…。』

『んーーーー。』

悠太はなにか対策が出来ないかと模索していた。


『笑笑笑』

『電車乗ったし、山科まで寝てみるわ〜』

最寄り駅の近くまで寝ると言った一花に対して悠太は

迷惑にならないよう通知が来ない

サイレントメッセージを送った。


『ぜひそうして』

そこから数分が経った時。

悠太はさきほど、一花から送られてきた写真で

電車の乗り換えの時間を確認していた。


(んー、あと20分くらいで山科か。

どうする…?とりあえず、連絡だけ入れてみるか。)

『ん、乗り過ごしそう?』

しかし、一花から返信は無い。


「やばい!これ寝てるやつだ!」

『大丈夫?!?!』

気がつけば悠太は通話ボダンを押していた。

そして、電話はつながりすぐ切れた。

「良かった、起きたかな。」

電話をかけた悠太はもともと、話そうとしていた訳では無い。

通知で目が覚めてくれたらいいと思っていただけだ。


『いけてる!!』

『充電2パーセントだから、触れん!』

一花は携帯の充電がないようで、それだけが送られてきた。


『おけおけ!』

『行けてるなら良かった!!』

悠太は安心した。一花が起きれたことに安堵したのだ。

悠太がそれ送ってから約1時間後、一花から返信が来た。


『かえったー!』


『おかえりー!』

何気ない他愛ない会話が幸せだった。


『夜勤明けの友達と出会って朝マックしてた』

『充電1%だった笑笑笑』

(よくその状況で耐えてたな。まぁ、家ついたならいいか。)


『ええ、すご。』

立ったまま寝てしまうほどに疲労が溜まっていたはずなのに。

スマホの充電もなく、焦りも感じていたはずなのに。

そこまで、友達を想える一花に悠太は感嘆していた。


『でんわありがとね!』

一花から送られてきた感謝に悠太はさらに安堵した。

(やっぱ、電話かけてよかったな。)


『耐えたな。』

『いえいえー、起きれてよかったよー!』

そのままの感情をキーボードで打ち込み、一花へ送信した。


『10時に起きるよ〜、おやすみ〜』

時刻は既に午前8時だった。

(今から寝るのか。すげぇな。まぁ、でも疲れてんな。)


『あいよー、がんばれー』

それだけ送り、悠太は学校へ向かう準備を進めた。


それから日が少し経った。

その間も会話を続けていた悠太と一花だったが…。

ここで、“それ”は起きてしまう。

その日の会話の途中だった。


午前0:27。

『何時頃寝るのー?』

そのメッセージに既読は付かなかった。

(あれ?寝た??でもすぐ返信したしな、なんかしてんのかな)

その時は悠太は、何も気にしていなかった。


午前0:41。

『ねたー??』

そして、悠太は通話ボタンへ指を伸ばしていた。

(いや急にかけるのは…な。良くないか。って、いっった!)

携帯に夢中になっていた悠太足元を見ておらず。

タンスの角に小指をぶつけた。その瞬間だった。

あの力が再度、発現した。


その時、悠太の頭の中に流れた映像に悠太は絶句した。

「おい、なんだよ。今の…。」

今回、その先に見えた未来。

それは通話ボタンを押した先の未来だった。

その未来の映像をもう一度見るため深く念じる。


(今の痛みを思い出せ。念じろ。もう一度、あの映像を…!!)

そして、先程視た未来が、再度、頭へ流れ込んでくる。


《相手は通話中です。しばらくしてからおかけ直しください》


通話ボタンを押した悠太のスマホの画面には

無慈悲な文字列が並んでいた。


「こんなこと、なるわけないだろ。

さっきまでMOBAMEしてたんだから。」

そう言いながら通話ボタンに指を重ねた。

しかし、現実は残酷だった。


【相手は通話中です。しばらくしてからおかけ直しください】


(あぁ、そうか。MOBAMEはこーなるよな。元の連絡先なら

こうはならなかったのに。なんか頭から抜けてるなと思った。

そうか、そういうことか。この可能性か、忘れてたのは…。)

そう言いながら悠太は無感情でキーボードを動かした。


『あれ?ごめんなんか押しちゃってた』

そして、悠太はスマホの画面を閉じた。

真っ暗な液晶には、目が滲んだ自分自身が写り込んだ。


「なに、期待してんだよ俺は。」

それだけ呟き、悠太は呻き、叫んだ。


「うぅっ…うっ……あぁぁぁぁぁぁぁ…!!!!!!」

先の未来が視えていても。結果は変わらないのかも知れない。

悠太の自室にその慟哭は響くだけだった。


翌日、ろくに寝てもいない癖に、目だけは覚めた。

スマホの通知をチェックしたが、一花からまだ返信は無かった

「電話の言い訳、考えてんのかな…。」

ただ、誰かと通話していただけ。ただの友達かもしれない。

しかし、そんなことは悠太にとってどうでもよかった。

知ってしまった“通話中”の事実。

ただ、それだけが彼の心を歪ませ、苦しめた。


「何、勝手に期待してたんだ俺は。

ろくに相手もされてないだろ。別にこんなの慣れてるだろ。

しっかりしろよ!!!俺!!!!!」

朝から1人、悠太は自らを叱咤(しった)した。

起きてからしばらくして『おはよ』とだけ送る悠太だった。


学校の授業中、一花から通知が来た。

『おはよ!』

『でんわ、ままとしてて気づかんかった、ごめんよー笑笑』


(なんだそれ。もっとマシな言い訳ないのか。)

悠太の顔は深く、沈む。自身の周りの雰囲気が淀む。

そして、それを見ていた紅哉が小声で声をかけてきた。


「おい。おいって。どうしたんだよ。なんかあったのか??」

紅哉は何気ないそんな悠太の変化をいち早くキャッチし

心配をしていたためそう質問してきた。


「別に。なんもねぇよ。

昨日の夜、一花ちゃんが《通話中》だっただけ。」

悠太はいつもより低い声のトーンでそう言いながら

スマホの通知の画面を固定し、紅哉の方へ見せた。


「いや、完全にこれだろ。お前の今の雰囲気の理由。

やばいぞお前、なんか、周りまで気を使う雰囲気出てるって」

紅哉は、少しノリツッコミ的なテンションで話していたが

そのテンションと悠太のテンションは全く合わなかった。


「黙れよ。なんだよ。くせぇ同情すんなよ。鬱陶しい。」

こうなってしまった悠太はとことんめんどくさい。

正直、関わりたくない人間がほとんどだろう。

しかし、紅哉と悠太が親友な所以が垣間見える。


「うるせぇよ。くせぇ同情くらいさせろ。クソガキが。」

とことんの皮肉交じりなその発言に悠太はイラつきを感じた。


「あ?なんだお前。やんのか?言い訳やべぇだろ普通に。」

一花の通知が固定された

スマホを眺めながら悠太は紅哉にそう言った。


「お前さ、悲観すぎるって。思春期の中学生かよ。

何も決まってねーのに、決めつけんなよ。ダセェよ。

本気で好きなら自信持てや。しょーもない不安と不満を

周りも感じるくらい態度に出すなよ。きめぇよ。」

あまりにも真っ直ぐな言葉だった。

しかし、それこそが紅哉が悠太にとって親友である所以だった


いつ、いかなる時、どんな状況であれ、第三者の客観視で

紅哉は素直な思いを口にする。

悠太はそれにどれだけ救われてきたか、数え切れないだろう。

しかし、それ以上にこうなった悠太はめんどくさかった。


「チッ。分かってるわ。それくらい。」

不機嫌な態度を直すことがなかった悠太だったが

それでも紅哉の言葉は悠太の芯へ届いていた。

それが親友の言葉であるなら、尚更。


「はいはい。昼休み、返信しろよ。てきとーに。

さっさと直せ、その機嫌、きめぇから。」

紅哉はそれだけ言ってその話題にはもう触れなかった。


「うるせぇ。」

そう言いながら悠太は机に頭を伏せた。



昼休みーー。

悠太はどう返信するべきか迷っていた。

(紅哉のやつ。ああは言ってもなんて返信すればいいんだよ。)

迷いながらも悠太は通知を開き、キーボードを動かした。


『おはよー笑』

『学校の昼休みなう〜』

『あ、そーなんだ笑

全然大丈夫だよー、間違って押しちゃっただけだから〜笑笑』

(我ながら。クソみてぇな言い訳じゃねぇか。ダッサ。俺。)

そう言いながら悠太の気持ちは憂鬱へと走った。


翌日ーー。

昨日のお昼から、悠太は気持ちを沈めたまま他愛ない会話を

一花と続けていた。しかし、気持ちが弾むことは無かった。


悠太は《CUBE》の今日の情報を見ていた。

「おっ。今日MiAいんじゃん。《CUBE》行こかな。」

出演ダンサーの中にMiAの名前があった。

それを見つけた悠太は気持ちが沈んでいたのもあり

《CUBE》に行くか検討していた。

その沈んだ気持ちと悩みを抱え、バイトへ向かった。


バイトの休憩中なども悠太は一花とMOBAMEをしていた。

そして、バイト終わりに何気なくそれを送っていた。


『《CUBE》行くか迷い中〜』

悠太は事前に一花が課題が山積みだという話を聞いていたので

来れないだろうと踏んでわざとそれを送っていた。

それはまるで、一花の気持ちを探っているかように。


『一花に会いに来る?笑』

(何言ってんだこいつ。課題山積みなんだから来れないだろ。)

悠太はそれをなるべくそのまま送っていた。


『一花ちゃん来れないでしょ爆笑』

『課題やりなさい笑笑』

諭すようにそう告げ、スマホを閉じようとした時。

一花から“それ”は届いた。


『私の最寄り駅にだよ笑笑』

『行けない《CUBE》は』

通知を見て悠太は固まった。


「は?え?は……??」

奇跡とは突然起きるものだ。そして奇跡には何故か

全ての感情を塗り替えてしまうほどの力がある。


『ん?え???』

その時の心情はなんだったか。沈んでいたはずのそれは

まるで噴き出す噴水のように真上へと上がった。


『寝なきゃだから笑』

一花のその発言は本心だった。


『ふぁ????』

訳の分からないネットスラングを使ってしまうほど

悠太の感情は困惑と戸惑いで溢れていた。


『いま勉強頑張ってる』

(そうじゃん。勉強てか、課題たくさんあんのに。)


『行ったとて会えんじゃん爆笑』


『1時間くらいなら会えるよ』

1時間。人にとってたったそれだけの時間かもしれない。

しかし、その奇跡が。

“一花から会いに来る?”と言われた事実は。

悠太を動かすピースには十分すぎた。


『速攻で用意していいですか。笑』

そして、悠太は用意を済ませ。一花の最寄りへ向かった。

その間も会話をしていたが。なぜだかずっと一花に

『家はダメだからね笑』と念押しされていた。

(なんの警戒だよこれは。俺は、真剣なのに。)


そう思いつつも向かった電車は終電で帰る電車は無かった。

しかし、悠太は一花にタクシーで帰るよと伝えていた。

それが本心であり、本当にそうするつもりだったのだ。


そして、悠太は一花の家の最寄り駅についた。

地下鉄の駅のホームから地上へ階段を駆け上がる。

途中にある鏡で髪型が変ではないか少し整え

悠太は一花と合流した。


「やっほー、来てくれてありがとね!」

そこには完璧に部屋着で身を包みいつも通りの破壊力高めの

笑顔で微笑む、“何よりも大切で好きな人”がいた。


(あー、やばい。顔見れん。)

「あー、やばい。顔見れん。」

悠太は心がそのまま漏れていた。それ見て一花は

「なにそれー」と笑っていた。その全てが愛おしかった。


合流したふたりは特に何も決めていなかったので

2人はコンビニへ向かった。悠太は特に買いたい物も

無かったので、とりあえず煙草だけ買い外へ出た。

一花も特に買いたいものがなかったらしい。

そしてふたりはフラフラと夜を徘徊し始めた。


「どーする?どっかで話そっか??」

最初の提案は一花からだった。


「近くに公園とかあるならそこでいいんじゃない?」

悠太は一花の提案を飲み、公園を打診した。


「家の近くに公園あるよ!そこにしよっか!」

そう言って歩き出す一花の隣を悠太は並んで歩いた。


(なんだ、これ。なんだこれ。なんだこれ!!!)

悠太は終始、一花の顔を目を合わせないように見ていた。

なるべくバレないようにと。この幸せを目に焼き付けようと。

ただ、隣で歩いているだけのその状況でさえ、悠太にとっては

紛いない奇跡であり。幸せだった。その全てに感情が応答する


「着いたよ!!ここ!」

一花がそう言い悠太は顔を上げた。


「ありがと!って…え??」

そこには公園などなかった。

あるのはどこからどう見ても建物だった。

(ん…?ん……???え………???まさか……。)


「あの、すみません。一花さん。ここって…。」

悠太はまさかと思い一花に質問した。

何故なら、公園へ向かっていると思っていたのに

目の前に現れたのは公園ではなくどう見ても住居だったから。


「ん?一花の家だよ〜!はやく!いくよ!」

そう言って一花は何事もないかのように家に入る。


「え、え、ちょ!ちょっと待って!!」

そう言いながらも、一花は何も言わず。

悠太はとうとう一花の家の玄関先まで来てしまった。


「ちょーーーっとまってて!!確認してくる!!」

ガチャン─。

そう言って扉を閉められた悠太は、横の階段に座り込み

1人、頭を抱えた。


「待て。いや、待て待て。待て待て待て…!え、なんで?

どうしてこうなった…???」

次々と頭に浮かぶ疑問を解決できずにいた。

(なんで俺今。一花ちゃんの家に…。って言うか、ダメって

言ってたのに…?どういうこと?てか!家なんか入れん!)

疑問が止まらない裕太の前に扉から一花が顔を出した。


「おまたせ!どうぞどうぞ!入っていいよ!」

そうして、一花は悠太を自身の家へ招き入れた。


「え、ちょ、お、お邪魔します……。」

悠太は遠慮全開で一花の家の玄関へ足を踏み入れた。

そこに広がっていたのは普通の女の子の部屋だったが

悠太にとってはそこにいること自体が奇跡に等しかった。

そして、奇跡的に踏み入れた一花の家の玄関から

悠太は1歩も動けなかった。


「何してるの〜、早くこっちおいでよ!」

一花はそう言っていたが、悠太は1歩も玄関から動けなかった

それは緊張と、感動と。そして違和感。

自分がなぜここにいるのか。

自分はどうして一花の家に足を踏み入れてしまっているのか。

それを考え、足が竦み全くその場から動けなかったのだ。


「い、いや。ほんとに、やばい。蒸発しそう。消えそう俺。」

自分でももはや何を言っているのか全く分からなかった。

けれどそれでも一花の家にいるという事実が悠太にとって

奇跡に等しいことは変わり無かった。それが幸せだった。


「なにそれ〜、変な事言ってないでおいでよ!は、や、く!」

一花はそう言いながらテレビのリモコンを取り電源を入れた。

一花が背中を向けてる間に悠太はとりあえず靴を脱ぎ

玄関の1歩先のところで正座をした。

テレビで動画を再生し始めた一花は振り向き。

その状況の悠太を見て爆笑した。


「待って、待って、なにしてんの!おもしろい〜!」

笑いを堪えきれず、お腹を押さえながらそう言う一花の姿は

何よりも“愛おしかった”。それがただ幸せだった。


「い、いや。あの。ほんとに。緊張と。なんか色々で…。

自分。ここから動けません…。」

悠太は動揺。そして困惑。更には謎の不安に駆られていた。

今までの悠太ならば。

決して女の家に行って動揺する事など無かった。

決して急に誘われたとしても困惑する事など無かった。

そしてそれらの感情が生み出す状況から悠太の心は謎の

不安感に駆られていたのだ。


(俺って、こんなだったけ。なんでこんなに──。)

なんでこんなに。その先の言葉は考えるまでもなかった。

たった一つの感情。たった一つのその気持ちが。

悠太自身に全てを伝えてくれていた。


“彼女”に出会えて“彼”は変わった。

過去の自分を捨て、未来を見据え、新しい自分へと歩む。


“彼女との出会い”は“彼”にとって〈奇跡〉そのものだった。

そこに広がる景色全てが美しかった。色鮮やかだった。


“彼女”を愛せるという事は“彼”にとって〈祝福〉だった。

その愛は初めての感情で。何よりも大切にしたいものだった。


そして、その奇跡的な祝福を受けた彼は変化するのだ。

大切な人の隣にいつまでもいるために。

大切な人を隣でいつまでも守るために。


君の隣で、明日も。僕は君と笑い合いたい。

君の隣で、ずっと。貴方を守っていたい。

貴方は奇跡です。僕にとっての奇跡なんです。

貴方と出会えたことが僕にとって奇跡的な祝福でした。


(俺は、一花ちゃんとずっと一緒にいたい。)

それが“彼女“に抱く感情が導いた“たった一つの答え”だった。

小谷 一花(こたに いちか)】に奇跡的な祝福を貰った【神崎 悠太(かんざき ゆうた)】は

“彼女”を経て、新たな自分を見つめていくのだった。


第10話 miracle with.Blessing 完。

初めましての方は初めまして!

お久しぶりの方はお久しぶりです!

治崎 龍也です!

ついに2桁──。第10話になります!

残り2話で前半戦が終了します。

ぜひこの作品の最後までお楽しみください。


投稿が遅れてしまったこと大変申し訳ありません。

これから高頻度で更新していきます。

ぜひ最後までお付き合い下さい。

そして、第11話からは完成次第、すぐに投稿します。

前書きは書くと思いますが、後書きは作品を書き終えてから

追加するつもりです。

とりあえず、今はただただ書きたい。衝動が抑えられない時

なので、暴走状態の治崎 龍也をお楽しみください。

それでは、第11話でお会いしましょう。

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