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それはある朝突然に  作者: 偽野海月
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主人公その1。

女 19歳 大学生



≪一人が倒れた。続くようにもう一人。


 もがくように苦しんで、呼吸を止めた。


                          それが始まりだった。


                          おわりの、はじまり。≫









 ●●●Side.A●●●








 やばいやばいやばい。寝過ごしちゃったよ!


 今日は必修の講義が朝一からあるのに!!


 珍しく静かな朝だったからついつい2度寝しちゃったのが間違いだった・・・適当に服を引っ掛けながら階段を転がり降りてリビングに飛び込む。



「あれ?お母さーん?」



 いつもなら夫婦そろってリビングにいるはずなのに、今朝はどっちも見当たらない。

 だから静かだったのか・・・と納得しつつも今はそれどころじゃない!



「ヤバい!あと15分しかない!!」



 ご飯は身体の・・・ひいては生きることの基本だ。抜かすことなんてありえない。

 生きるためには食べなきゃいけない。

 でも今は講義に遅れそう。

 講義に遅れて留年なんかしちゃったら!!



 生きるためにはご飯が必要で

 ご飯を食べるためにはお金が必要で

 お金を手に入れるためには仕事が必要で

 いい仕事に就くためには学歴が必要なのだ



 生きるためにはやっぱり一食ぐらいの妥協が必要なのだろうか?否!健康に学ぶためには身体が資本!!



「あー!!そんなこと考えてる場合じゃなかった!!とりあえず1限終わってから朝ご飯食べるってことで!!」



 自分に言い聞かせて走る、走る、走る。




 周りなんて見ないで、ただ真っ直ぐに。




 目指すは、大学だ。



 

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