『人喰いモンスター』
「もう、ダメだ。この人喰いモンスターめ」
この国は、巨大モンスター達に侵略されはじめていた。
軍は、各地の重要地点の防衛に集中していて、各自治体は警察がなんとか、住民たちを避難誘導していた。
山に囲まれていて湖のほとりにある、小さな町が2体の巨大モンスターに襲われていた。
1体は、町の北側から、もう1体は、南側から襲って来ていた。
「ちくしょう!モンスターに挟まれてしまっている。どこに住人を非難させれはいいんだ? 建物のなんてアイツらには紙クズ同然だ。」
「警部、S署から無線で、住民を湖のに集めて欲しいとのことです。隣のK市の遊覧船で避難させる為こっちに向かっているとのこと。」
「そうか、ありがたい。1%でも、希望があれば、それに賭けよう。町にいたら、死んでしまう。」
「皆さん、K市から救助船が来ます。もう少し頑張ってください。」
警官、自警団、住民達は、お互いを助け合い、なんとか全員無事に湖の遊覧船乗り継ぎ場に着いた。
「やった!、K市からの救助船がもう見えるぞ。」
「助かった。」
「よかった。」
住民達が歓喜した。
「・・・・いや、まだ安心できない。」
「!、警部、なぜ?」
「船が まだあの場所では、住民全員を乗せて出航するまで、どんなに早くても、1時間近くかかってしまう。」
「そ、それじゃ、モンスター達が来てしまいます。」
「な、なにか手は・・・・」
きゃぁぁぁぁぁ!!!!!
もうじき着くと思われた救助船の後ろに、もう1体の巨大モンスターが出現したのだった!
「なんてことだ。万事休すだ。」
きゃぁぁぁぁぁ!!!!!
うわぁぁぁぁx!!!
また、悲鳴が聞こえた。
町に居たモンスター2体が、追いついてしまったのだ。3方塞がれてしまった。逃げ場はなくなった。
終わったと、誰もが思った。
「・・・・・け、警部。」
「あ、あぁ。助かるかも知れない。」
船が、到着した。
「皆さん、静かにゆっくりと移動してください。」
「落ち着いて。ゆっくり、ゆっくり。」
奇跡が起こったのだ。住民全員を乗せて、救助船は出航できたのだ。
「警部、あれって。」
「あぁ、『3すくみ』だ。北から来たモンスターは『蛇』 南から来たモンスターは『ナメクジ』 そして、湖から来たモンスターは『蛙』だ。モンスターがモンスターを牽制しあって動けなくなってしまったのだ。」
湖のモンスターを迂回しながら船はK市を目指した。
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今日のTwitterトレンド『人喰いモンスター』です。
あれ?人喰いモンスターなのに、誰も食われてないぞ。((゜Д゜≡゜Д゜)゛?(;・∀・)ヤバ
そういえば、最近ゲームしてないな~「地球防衛軍」はまってた時期があったな~(^∀^;)
それでは、またお会いいたしましょう。( *´艸`)