第5話【15年前のアラン】
アルス『ん?あれ…オレまた気絶したのか…
マミン『君は天才だ』
アルス『…えっ?』
マミン『アルス君はもしかしたら、無意識かもしれないが、使いこなせば魔王を倒せるかもしれないぞ』
ウィル『アルスさん、マミンさんでも使えない【ギガ・ファイヤー】を使ったんですよ!』
アルス『それを、俺が…』
マミン『言うのを忘れていたが』
『呪文のランク一覧
初級呪文系 KB
中級呪文系 MB
上級呪文系 GB』
アルス『なるほどなぁ。そう言えば俺の母ちゃん(ママ)が言ってたなぁ
マミン『アルス君のお母さん?』
アルス『俺がまだ赤ん坊の時、町が襲われて、父が俺と母さんを守ってくれたんだが、モンスターは俺と母さんの所に向かってきた時、俺の体が光出し、まるで雷を呼び寄せたようにも見えたらしい…』
ウィル『それって』
マミン『それはきっと』
???『【ギガ・サンダー】じゃな』
アルス『誰だ?』
ウィル『あのお方はミシェルさん。この学園の校長です』
校長『君がアルスくんだね?』
校長『マウンは元気してるか?』
マミン『マウン?』
ウィル『アルス様…マウンって?』
アルス『…』
アルス『マウンは俺の母の名前だ』
マミン&ウィル『え〜!?』
校長『マウンと君の父アランはここ《アマカルテ》出身なのじゃ』
アルス『それは初めて聞きました』
校長『マウンは結構魔法を使えたが、アランは回復呪文しかできなかったが、力と防御がとても高かった』
校長『だが、15年前アランが久しぶりにここに帰ってきた』
アルス『15年前』
校長『15年前アランがワシにこう言った』
アラン『家族を守るためにこれから、エスタンド王国を目指します』
校長『って言って向かって行ったぞ』
ウィル『《エスタンド王国》は《アルフェン》よりも大きな城です』
アルス『とりあえず向かってみるよ』
校長『その前に、ここから北にある洞窟から、ある書物をここに持ってきたら、行くことを許可する。』