魔王に転生しまして
オリビアの死後の転生先の話
昔々、あるところに魔王が住んでおりました
【オリビア・アスファード(魔王)】
「皆様、ごきげんよう。オリビア・アスファードです。私は今、魔王に転生しています。なぜだ!」
私は87年の生涯を閉じ、新たに転生したのは何と勇者と魔王が存在する世界です。前世の因果なのでしょうか、よりにもよって魔王に転生してしまった。魔族のトップになってしまった。現在は勇者が魔王国で暴れまわっている最中である。あぁ、胸糞悪い
【オリビア・アスファード(魔王)】
「はぁ~、この先、思いやられるわ。」
私が溜め息をつくと隣で妻が話し掛けてきた
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「フフフ、魔王様ったら溜め息をつかれると幸せが逃げていきますよ。」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「イリス、貴方は平気なの?」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「私は魔王様のためなら火の中でも水の中でもお供いたしますわ♪」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「フフ、ありがとう、イリス。」
そう、妹分のイリスが私と同じ世界に転生し今は私の妻になっています。因みに私もイリスもれっきとした女です。どうやら魔王国では同性愛&同性婚が認められており、同性でも子供を作ることが可能だと言います。それを知ったイリスは真っ先に私の妻になりたいと鼻息を荒くして申し出たので承諾し、現在に至ります
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「フフフフ♪」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「どうしたの?イリス、今日はやけにご機嫌ね。」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「えぇ、魔王様と私が、こうして二人きりになれるのは久し振りですから♪」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「そうね。最近は勇者たちへの対応で忙しかったからね。」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「本当に困った人たちですね。もし勇者が目の前に現れたら私が髪の毛を一本も残さずに消し炭にして差し上げたのに。」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「フフフ、頼もしいわね。イリス。」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「魔王様の妻として当然のことを申し上げたまででございます。」
私とイリスの二人きりの談笑が弾み・・・
【オリビア・アスファード(魔王)】
「イリス、私の愛しの妻。」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「あぁ、愛しの魔王様。」
この世界に来てから私はイリスに愛おしさを感じている。魔王国では同性愛&同性婚が認められているからか、私はイリスに義妹以上の好意を抱くようになった。私とイリスの二人だけの甘く蕩ける時間が流れていった
バン!
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「魔王様!一大事でございます!」
そこへ私の部下のメイル・ラヴィが飛び込んできた!
【オリビア・アスファード(魔王)】
「何事かしら?騒々しい。」
私の部下のメイル・ラヴィは私とイリス同様、この世界に転生し、再会した。メイルは再び私に仕え、右腕として活躍している
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「メイル、魔王様と私の二人きりの時間を潰してまで報告することって何かしら?下らない報告だったら今すぐここで消し炭にするわよ!」
イリスの凄まじい殺気がメイルに向けられた
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「ひぃぃぃぃ、ちっ違います!本当に一大事なんです!」
メイルは怯えながらも事実を伝えた
【オリビア・アスファード(魔王)】
「イリス、その辺にしておきなさい。それで何があったの?」
改めてメイルに聞いた
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「申し上げます!勇者一行が魔城に侵入しました!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「それを先に言えやぁぁぁぁ!こらぁ!」
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「申し訳ございません!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「勇者どもがカチコミに来たのか!城の若衆はどうした!」
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「ただいま、勇者一行と交戦中でございます!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「あの、毛ジラミ(勇者一行)が!こうなったら全面戦争じゃ!勇者どものタマ取ったるわぁぁぁぁ!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「フフフ、魔王様と私の時間を潰した勇者にはお仕置きが必要ね、フフフ。」
私とイリスはメイルの案内で勇者一行のいる場所へ向かった
【男勇者】
「魔王、出てこい!この勇者が正義の鉄槌を下してやる!」
【女戦士】
「男勇者、あまり無茶はするなよ。相手は魔王なんだからな。」
【女魔法使い】
「無駄よ。男勇者は正義感の強い熱血バカなんだから。」
【女僧侶】
「それが男勇者様のいいところです♪」
【衛兵A(魔王国兵士)】
「これが勇者の力!」
【衛兵B(魔王国兵士)】
「魔王様の下へは行かせるな!」
この世界に転生していた衛兵A&Bと再会した。現在はオリビア・アスファード(魔王)に仕えており、勇者一行と交戦中である
勇者一行は魔王の手下たちを倒し、魔王の下へ向かう途中・・・
【オリビア・アスファード(魔王)】
「お前らか、毛ジラミ(勇者一行)は?」
そこへ魔王、オリビア・アスファードが現れた
【衛兵A&B(魔王国兵士)】
「魔王様!」
【男勇者】
「現れたな!魔王め!正義の鉄槌を食らうがいい!」
男勇者は剣を振るい、何度も魔王に斬りつけたが、あっさりと躱された
【オリビア・アスファード(魔王)】
「変わったダンスね。勇者よりも踊り子にでもなったらどう?」
私は男勇者にジョークを飛ばした
【男勇者】
「くっ、くたばれええええええ!」
男勇者は私のジョークに激怒し、斬りかかった
【オリビア・アスファード(魔王)】
「ふん!」
魔王は目にもとまらぬ速さで勇者に鉄拳制裁を食らわせた
【男勇者】
「ぶへらっ!」
勇者は勢いよく吹き飛び、壁にぶつかり気絶した
【オリビア・アスファード(魔王)】
「弱いわね」
【女戦士】
「男勇者!おのれええええ!」
次に女戦士が剣を抜き、魔王に斬りかかった
【オリビア・アスファード(魔王)】
「遅い」
魔王は女戦士の背後を取り、女戦士の腰に回し蹴りを食らわせた
【女戦士】
「がああああああああ!」
女戦士は絶叫を上げ、勢いよく吹っ飛び、勇者同様、壁にぶつかり気絶した
【女魔法使い】
「男勇者!女戦士!くっ!」
女魔法使いが呪文を唱えている時に・・・・
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「私の愛しの魔王様に何をしているのかしら?」
魔王の妻は女魔法使いの背後を取り、強烈な電撃を浴びせた
【女魔王使い】
「アバババババババ!」
女魔法使いは感電し、そのまま気絶した
【女僧侶】
「ひいいいいい!」
女僧侶は、あまりの恐怖で失禁した
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「貴方は寝てなさい。」
魔王の妻は女僧侶に催眠術をかけ、眠らせた
魔王と魔王の妻の手により勇者一行は全滅した
【オリビア・アスファード(魔王)】
「おい、てめえら、人のうちに土足で殴りこむなんて、臓器全て抜き取られる覚悟はできてんだろうな!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「魔王様と私の愛の巣に土足で踏み入り、ましてや魔王様の御命を狙うなんて、フフフ、アハハハハハハハハハハハハハ・・・・殺してやる!貴方たち一人残らず消し炭にしてやるわ!アハ、アハハハハハハハハハハ!」
凄まじい気迫を醸し出す魔王の怒号とハイライトオフで冷たく重い空気を放つ魔王の妻の高笑いが周辺を支配した
【衛兵A(魔王国兵士)】
「なあ、兄弟、魔王様は分かっていたが、お妃様も恐ろしくないか?」
【衛兵B(魔王国兵士)】
「余計なことをゆうな!衛兵A!殺されるぞ!」
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「ある意味、お似合いの夫婦だわ」
三人は二人の姿に恐ろしさと頼もしさを感じました。その後、勇者一行は捕らえられ、魔王国流の壮絶な拷問により、勇者一行はインジェント王国から派遣されたことが分かった
【男勇者&女戦士&女魔法使い&女僧侶】
「ギャアアアア!熱い!熱い!熱い!熱い!熱い!」
勇者一行は魔王の妻の放つ黒炎による火炙りの刑に処されていた
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「魔王様に刃を向けた罰よ!あの世へ行くまでに後悔しながら死になさい!アハハ、アハハハハハ♪」
勇者一行はハイライトオフ状態の魔王の妻の放った黒炎によって髪の毛を一本も残さず消し炭にしてあげた。その後の魔王は魔王国の兵士たちを総動員し、インジェント王国へ報復を開始した
【オリビア・アスファード(魔王)】
「やられたら、やりかえす、それが魔王道や!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「フフフ、魔王様の手を煩わせる者は、一人残らず皆殺しよ!アハ、アハハハハハハ!」
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「敵はインジェント王国!全軍総攻撃だ!」
【衛兵A&B(魔王国兵士)】
「おおおおおおおおおお!」
魔王軍は怒濤の勢いでインジェント王国のシマを攻めつぶし、勇者たちを推薦した神殿を焼き討ちにした
【神官A 】
「お助けを!」
【神官B】
「ギャアアアア!」
【神官C】
「あああああああ!」
【神官長】
「あぁ、神よ。なぜ我らをお見捨てになられたのですか!」
神殿は勢いよく燃え盛った
【オリビア・アスファード(魔王)】
「焼き払えええええ!一人残らず皆殺しにしろ!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「ゴミの生産者はちゃんと責任を取らないとね。アハ、アハハハハハハハハハハ!」
神殿は魔王軍によって跡形もなく無くなり、王城へ兵を進めた。進軍中にインジェント王国の国民の代表者が貢物の献上と同時に禁制を要求してきた
【オリビア・アスファード(魔王)】
「いいか、カタギ(国民)には絶対に手を出すな!また略奪や放火や暴行等は認めない!もし犯せば死罪にしろ!」
魔王直々の禁制が出され、カタギ(国民)には手を出さず、略奪や放火や暴行等を禁じられ、兵たちも忠実に禁制を従ったおかげか、インジェント王国の国民たちが積極的に道案内をしてくれた。道案内のおかげでインジェント王国の王城にたどり着いた
【兵士】
「申し上げます!魔王軍は城を包囲しております!」
【国王】
「くっ、おのれ魔王め!」
インジェント王国国王は魔王軍の猛威に手も足も出せず、歯痒い思いをしていた
【兵士】
「申し上げます!魔王軍は、ただいま王城に侵入いたしました!」
【国王】
「くっ、こうなったら逃げるしかない!」
国王は王城の秘密通路を使い、王城の裏口から脱出している最中である
【国王】
「魔王め!いつか必ず報復してくれる。」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「それはできるかしら?」
突然、なぜか知らないが聞き慣れた声がして辺りを見渡したが誰もいなかった
【国王】
「ふぅ、気のせいか。」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「気のせいじゃないわ♪」
上を振り向くと、魔王が宙に浮いていた、そして二人は目があった
【国王】
「あっ、あっ!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「あら、お前も来ていたのか?愚弟よ。」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「あっ姉上ええええええ!」
かつての姉と弟の感動の再会である
【オリビア・アスファード(魔王)】
「残念だわ。まさか魔王国に勇者を放ち、侵略していたインジェント王国の親玉はお前とはね。」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「えっ、えぇ!なんで姉上が!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「うるさい、少し寝ていろ。」
魔王は国王に催眠術をかけ、眠らせた
【ゴーン・インジェント(国王)】
「うーん、ここは?」
目覚めると王城の広間だった
【オリビア・アスファード(魔王)】
「お目覚めかしら、国王陛下?」
声のした方へ振り向くと玉座には知っている顔が二人いました
【ゴーン・インジェント(国王)】
「姉上、それにイリス!」
玉座に座っていたのは姉のオリビアとかつての妻のイリスだった
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「お久しぶりですわ、陛下♪」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「そなたも、この世界にいたのか!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「えぇ、今は魔王様の妻として支えておりますわ♪」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「まっ魔王の妻って?」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「私だよ!ゴーン。」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「えぇぇぇぇ!姉上が魔王でイリスが姉上の妻ですってえええええ!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「うるさい、黙れ。」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「すいません!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「愚弟よ。私は悲しいわ。まさか勇者を放ち、魔王国に攻め入るなんて。」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「陛下、何かおっしゃることはありますか?事と次第によっては陛下でも許しませんよ。」
魔王と魔王の妻は放つ威圧感に思わず失禁するインジェント王国国王は迷わずに土下座した
【ゴーン・インジェント(国王)】
「申し訳ございません!私は姉上とイリスがまさかこの世界にいるとは知らなかったのです!魔王国に攻め入ったのは、神殿に唆されたのです!私は反対だったのですが家臣たちに押しきられて、つい・・・」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「つい?そんな理由で私のシマに土足で踏み込んだのか?フフフ、殺すぞ!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「残念ですわ、陛下。家臣のせいにして自分だけ助かろうなんて、見損ないましたわ、陛下!」
国王の軽はずみな言動が魔王と魔王の妻の逆鱗に触れた
【ゴーン・インジェント(国王)】
「何でもします!私たちの治める領土を全て差し上げますので、どうか命ばかりは許してもらえませんか!」
国王は再び土下座した
【オリビア・アスファード(魔王)】
「何でもすんのか?」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「はい!」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「野球しましょうか?」
【ゴーン・インジェント(国王)】
「えっ!」
国王は王城の庭にいた
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「魔王様、いきますよ♪」
魔王の妻の魔力で野球ボールになった国王
【ゴーン・インジェント(野球ボール)】
「たすけて、たすけて。」
野球ボールになった国王は喋ることもできずにいた
【オリビア・アスファード(魔王)】
「さぁ、来なさい!」
魔王は鉄バットを持ち出し、構えた
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「それ!」
勢いよく投げた
【ゴーン・インジェント(国王)】
「アアアアアアアア!」
カキーーーーーーン!
魔王の振るった鉄バットはボールに当たり、勢いよく空へ飛んだ!そして再び、魔王の妻の手に戻った
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「お見事ですわ!」
魔王の妻は誉めながら、再び投げた
【オリビア・アスファード(魔王)】
「今度はホームランだ!」
【ゴーン・インジェント(野球ボール)】
「ギャアアアア!」
魔王の振るった鉄バットが的確に当たり、ホームランを放った
ガキイイイイイイイン!
【オリビア・アスファード(魔王)】
「よっしゃあああああ!ホームランだぁぁぁぁぁ!」
魔王は上機嫌になりました
【オリビア・アスファード(魔王)】
「よし、今年と来年は税金はなしだ!再来年は税金の3割を納めよ!仕事も与える!住居も与える!黙って私に着いてこーーーーーい!」
魔王の政策のおかげで、占領したインジェント王国は反乱は起きず、魔王国に信服した。国王はイリスの手によって消し炭になりました。あばよ、兄弟
【メイル・ラヴィ(魔王の部下)】
「魔王陛下、バンザーーーイ!」
【魔王国兵士&国民】
「バンザーーーイ!バンザーーーイ!魔王陛下、バンザーーーイ!」
【元インジェント王国の兵士&国民】
「バンザーーーイ!バンザーーーイ!魔王陛下、バンザーーーイ!」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「フフフ、皆は魔王様に信服しておりますね。」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「フフフ、ここまで来るのに結構、時間が掛かったわ。」
魔王国の兵士たちと国民たちの万歳三唱を眺めながら感嘆に浸る二人
【オリビア・アスファード(魔王)】
「イリス。」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「何でしょうか?」
【オリビア・アスファード(魔王)】
「今夜は寝かせないわよ、子猫ちゃん♪」
【イリス・インジェント(魔王の妻)】
「もう魔王様ったら♪」
こうして二人は末永く幸せに暮らしましたとさ
めでたし、めでたし
イリスのキャラ崩壊が凄いです




