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2話

  西暦2144年11月7日。今日は涼と聖の誕生日である。


  「今日から三日間お前たちには無人島でサバイバルを行ってもらう。午後までに支度をしておきなさい」


 「「……はい」」


(……さて、これから午後までに準備するか。と言ってもほとんど準備する事は無いんだけどな)


  「……では、失礼します」


 涼と聖は父親の部屋を後にする。


 「聖、大丈夫か?」


 涼は難しそうな顔を浮かべる聖に声をかける。


 「……あっ。すいません。ちょっと不安で」


 無理も無い。聖はまだ魔眼を発現されられておらず戦う術がないのだ。


 「安心してくれ。必ず俺がお前を守るよ」


 「はい。……ありがとうございます」


 聖はそう言うと、準備をすると言ってその場を立ち去っていった。


 さて。俺も一応準備に不備が無いか確認しておくか。


 俺は自分の部屋に行く途中に母親である、゛一ノいちのせ くれない゛に呼ばれ、現在は紅の部屋に居る。


 「今日から三日間サバイバルよね。アナタなら大丈夫だと思うけど、聖にはまだ力が無いわ……。だから、しっかり守ってあげなさい。」


 「もちろん。絶対守ってみせますよ」


 「そう。分かってるのならいいわ。頑張りなさい。期待してるわ、涼」


 「ご期待にそえるよう頑張ります。では準備があるので失礼します」








 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 涼達が今居るのは、一ノ瀬家の領地で修行の時などに使われる無人島である。そう、この島でこれから三日間のサバイバルを行うのだ。



  「では、今から三日間の間この島で生活してもらう。三日目の午後に、ここへ迎えに来る。しっかり頑張れよ。以上だ」


父親である玄間はそう言い放つと、もう用は無いとばかりに船に乗り去っていった。


(さて、このままここに居ても仕方無いな。)




 「よし、まずは中心の洞窟に向かおう。急がないと日が暮れちまう」


 時刻は、午後の四時。11月ともなれば間も無く日が暮れてしまう。


 二人はさっそく行動を開始した。


















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