表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【詩】何処かの世界の誰かたち     【シリーズ】

聖女

作者: FRIDAY

 


 彼女の瞳には奇跡が宿る

 彼女の繊手は奇跡を起こす

 彼女の言葉は奇跡を奏でる

 彼女こそがこの世の奇跡


 彼女の一歩が奇跡を残す

 彼女の指先が奇跡を描く

 彼女の吐息で奇跡が咲く

 彼女こそがこの世の希望


 光輝く幸いな明日へ

 彼女の人生が奇跡の歴史

 世界の栄光への架け橋

 輝く明日への道標みちしるべ


 人は彼女を聖女と呼ぶ

 神に最も愛される者

 神の愛を宿す者

 この世に幸いを導く者


 彼女の言葉は聖歌となり

 天使の調べと響き合い

 十重(とえ)二十重(はたえ)に奏でゆく

 幸いなる歌を



 彼女は祈る


 彼女は願う



 病める者には癒やしを与え

 迷える者には(しるべ)を授け

 哀しむ者には慰めを施し

 狂える者には眠りを給う


 謳う

 この世の希望を

 世界の祈りを

 遍く全ての幸いを


 謳う

 この世の平和を

 世界の奇跡を

 遍く全ての幸いを



 謳う



 ●



 真夜中

 誰もいない教会

 月明かりの礼拝堂


 神の御前に跪き


 彼女は静かに涙する

 彼女は静かに懺悔する



   ああ、神様



 彼女はひとり、小さく囁く



   罪深き私を


   どうかお赦しください




 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] うむ。書き散らしだな。あまり面白くはないが、書きたいなら好きなだけ書けばいい。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ