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服選びは大変だ!

「だいちゃーん!おーきーてっ!!お洋服買ってくれるんでしょー?」

「んー…まだ8時じゃねぇか…寝かしてくれい…」

「だぁーめだよ!お出かけするの!ほらっ!顔あらってきてー!」

最近めいはこんな調子で俺を起こしてくれる。だんだんお姉さんになってきたんかな。お姉さん越してうるさいおばちゃん…まぁ、起こしてくれたり晩飯作るのを手伝ってくれるのはありがたいんだがな。

だんだん暑くなってきて周りも半袖になってきてるしめいの夏服も出してみたんだが子供の成長ってのは早いみたいで去年のはヘソが見えそうなくらい小さくなってた。女の子が着るようなもんなんてわからないけど、普通の家庭で買っているような可愛い服を買ってやりたいと思っている。

「GAP…MIKI HOUSE…?ANGEL BLUE…?…いろいろあるんだなァ…」

「ねぇっ!これすごくカワイイ!」

「スカートか。やっぱ女の子だなぁ。げっ!!これ一万もすんのかよ!」

「ダメ?ダメ?」

「もーちょっと見てみないかァ!?もっと良いものあるかもしんねぇぞ!!」

子供の服って俺のTシャツの10倍くらいすんだな…恐ろしい…

とりあえず休みがてらにお茶しようって事になって一旦外へ。ぬぬっ!これは安い!そーいやさっきのGAPやらMIKI HOUSEやらってのはブランドだよなぁ…だから高いんじゃんか!!

今頃気付いた。あー…買わなくて良かった…。俺はチェーン店の安い服屋を見つけてホッとした。さっきの値段じゃあ今日は3着程度しか買えんわ…

とりあえず俺はコーヒー。めいはリンゴジュースを頼み、一服してから店に行った。「めい!好きなの選べよ〜!!いくらでも買ってやる!」「やったぁ!」

めいは大喜びで半袖5枚とジーパン2枚、ワンピースも2枚選んだ。これで2万いかないなんて安過ぎないか!?

「あとねぇ、パンツとシャツと…水着!!」

「えっ!?水着ィ!?」

「そうだよ!幼稚園で夏は水着がいるのっ!」

「さっきの店じゃあ売ってねぇよなぁ…」

「スーパーに売ってたよぉ!」

最近のスーパーってなんでも売ってんだなぁ。と関心しながら家の近くのスーパーへ。

「これがいい!ねぇ、だいちゃんこっちこっち!これカワイイ!めい絶対これにする!」

「4800円…女の子の水着って高いなぁ…まぁどーせいるんだし。サイズ大丈夫かぁ?試着してみろよ。」

「だいちゃん、パンツも脱ぐの?」

「いや!試着だからダメだろ!」

「ん〜きつい気もするけど…。」

「水着ってピチッとするもんだろ。俺も海パンはピチピチだったし。」

「じゃあこれがいい!」

めいは決めるのが早くて助かる。でも一度良いって思ったものは絶対放さないから口出し出来ねぇんだなこれが。

家に着く頃には二人共クタクタで、今日はしょうがないから近くのコンビニ弁当で済ませた。風呂沸かすのも面倒で風呂好きのめいには申し訳無いが今日はシャワーで済ませてもらった。

下着類のついでに買ったパジャマを早速着て、10時には二人揃って眠りについた。

親って大変なんだなぁ…金の方はめいを引き取る時におじさんの遺産をもらったから大丈夫だけど。俺なんだかずっとめいの保護者でいいや。いつかは俺から離れていくめいの事を思うと急に寂しくなった。風呂もいつか一緒に入るの嫌がるのかなぁとか。洗濯物一緒に洗ったら不潔がるとか…

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