Debug 002: 炎に焼かれて
【ラムダ視点】
また、逃げられました。
あの日から、私は街を歩き回っておりました。
金髪で、碧い目の男。
黒い外套を纏い、名乗りもせずに消える謎の人物。
魔力感知を展開しながら、人混みの中を歩きます。
ですが、魔力で分かるのは人の輪郭だけです。
髪の色も、目の色も、私には感じ取れません。
「金髪……碧い目……」
すれ違う人々に、声をかけてみたこともあります。
「その特徴に心当たりはありませんか」と。
ですが、誰も知らないと言います。
あるいは、知っていても教えてくださらないのでしょうか。
その日も、私は街を歩いておりました。
すると、前方で何やら騒ぎが起きているのを感じました。
魔力感知が捉えたのは、黒い靄のようなもの。
そして、その中心にいる若い男と、倒れている商人らしき人影。
「魔法の暴走……?」
私は足を速めました。
ですが、現場に着く前に、異変が起きました。
靄が、突然消えたのです。
「……え?」
一瞬のことでした。
膨れ上がっていた靄が、霧のように霧散していきます。
何が起きたのか、私には分かりませんでした。
暴走させていた若い男——おそらく貴族の子弟でしょう——は、呆然としております。
そして、責任を商人に押し付けて、足早に去っていきました。
「……」
私は眉をひそめました。
貴族の横暴。
この街でも、そういうことがあるのでしょうか。
ルビー王国は温厚な王が治める穏やかな国だと聞いておりましたが、貴族というのはどこも同じようです。
その時、私の魔力感知が、妙なものを捉えました。
路地の影に、誰かがおります。
そして、その人物が倒れた商人に近づいていくのが分かりました。
「……!」
商人の状態異常が、消えていきます。
いや、正確には「消された」のです。
魔法も使わずに、ただ近づいただけで。
「すみません、あの方の着ている服、それから髪色と目の色は分かりますか……!?」
「ん? ああ……黒い外套に……綺麗な金の髪、目は青っぽいが。 そいつがどうしたんだ?」
隣にいた人に聞き、私は確信しました。
あの時と同じです。
森で私たちを救い、傷と毒を癒してくれたあの方と。
「お待ちください!」
私は走り出しました。
ですが、その人物は——きっと黒い外套を纏っているであろうその男性は——私に気付くと、踵を返して逃げ出しました。
「待って!」
追いかけました。
路地裏を駆け抜け、角を曲がり、また角を曲がります。
脚力には自信があります。
魔力感知があれば、暗い路地でも迷いません。
ですが——
「捕まえました」
行き止まりに追い詰めました。
息一つ切らさずに、私は告げました。
「あなたが、あの時私を助けてくださった方ですね?」
相手は肩で息をしております。
私の魔力感知では、金髪かどうかは分かりません。
ですが、外套。そして、近くにいた人に聞いた「金髪碧眼」という特徴。
間違いありません。
「お礼を言わせてください。 あなたは私の命を——」
その瞬間、相手の姿が掻き消えました。
「……え?」
比喩ではありません。
文字通り、消えたのです。
魔力感知の範囲から、突然いなくなりました。
瞬間移動魔法?
そんな高等魔法を、詠唱なしで?
「……また、逃げられました」
私は唇を噛みました。
なぜ、あの方は私から逃げるのでしょう。
お礼を言いたいだけなのに。
その疑問が、胸の奥でくすぶり続けておりました。
◆◆◆◆◆
それから数日後。
私はいつものように『静寂の杯』を訪れました。
情報収集のためです。
「いらっしゃいませ」
バーテンダーの静かな声。
私はカウンター席に座りました。
「いつもの、お願いします」
「かしこまりました」
グラスが差し出されます。
その時、隣の席に誰かが座っているのを感じました。
細身の男。
魔力感知では、輪郭以上のことは分かりません。
最近、このバーでよく見かける客です。
いつも一人で静かに飲んでおります。
「……最近よくいらっしゃいますね、あなた」
私は何気なく声をかけました。
「……」
少し間があってから、短い返事が返ってきました。
「一人で静かに飲むのが好きなんだ。 話しかけないでくれ」
「あ……すみません」
少し冷たい声でした。
人と関わりたくない、という意思がはっきりと伝わってきます。
私は素直に謝って、視線を——魔力感知の焦点を——外しました。
きっと、何か事情があるのでしょう。
このバーには、そういう客が多い気がいたします。
私自身も、そうですから。
「マスター、少しお話があるのですが」
私はバーテンダーに声をかけました。
「なんでしょう」
「こちらのお店にも、来たのですよね?レドマイン男爵家からの……」
バーテンダーの気配が、わずかに強張りました。
「……ええ。 普段の十倍の納税を、と」
「やはり……」
私は拳を握りしめました。
宿屋の主人からも聞いておりました。
レドマイン男爵家が、法外な増税を民衆に課しているという話を。
「レイルズ子爵領への使者は、どうなりましたか?」
「返り討ちにされたそうです。 検問に待ち構えていた魔法使いたちに」
「……」
つまり、外部への助けを求めることすら封じられております。
「このままでは、店を閉めるしかないかもしれません」
バーテンダーの声は、諦めに満ちておりました。
私はグラスを見つめました。
この街の人々は、法外な増税に苦しんでおります。
ですが、誰も動けません。
魔法使いが検問を固めている以上、普通の人間では通り抜けられません。
——では、私なら?
私は立ち上がりました。
「私が行きます」
「え……?」
「レイルズ子爵領に、この不当な増税を報告しに行きます」
バーテンダーが驚いた気配を見せます。
「し、しかしラムダ様、検問には魔法使いが……」
「分かっています」
私は毅然と告げました。
「ですが、このまま黙っているわけにはいきません。 誰かが動かなければ、この街の人々は搾取され続けるだけです」
このバーも、この街も、私にとって大切な場所です。
ここで知り合った人々が、理不尽な増税で苦しんでおります。
見て見ぬふりは、絶対にできません。
「――」
隣に座っていたあの男が、小さく何かを呟きました。
「え?」
「……いや、何でもない」
彼は視線を逸らしました。
私は少し首を傾げましたが、それ以上は追及しませんでした。
「では、行って参ります」
私はバーを出ました。
レイルズ子爵領への街道は、東の森を抜けた先にあります。
一人でも、無謀だとしても。
立ち上がれるのは、私だけ。
であれば、行くしかありません。
◆◆◆◆◆
東の森を抜け、街道を歩いておりました。
魔力感知を最大限に展開しながら、周囲を警戒します。
と、背後に気配を感じました。
誰かが、私をつけている?
その存在は、木々の影に隠れながら、少しずつ距離を詰めてきておりました。
私兵の追手でしょうか?
「いるのはわかっています」
私は立ち止まり、振り返りました。
「出てきてください」
沈黙。
相手は動きません。
私は背中の弓に手を伸ばしました。
魔力感知で正確な位置は把握しております。
百メートルほど後方、大きな木の陰。
「……」
私は矢を番え、狙いを定めました。
そして——放ちます。
風を切る音。
「まぁ、当たるとも思っていませんが……」
あくまでも威嚇用です。
やがて木の陰から、両手を上げた人影が現れました。
敵対しないという姿勢。
形から、おそらく外套。
顔は黒い布のようなもので隠されている?
そしてその身のこなし、その佇まい。
「あ、あなたは……!」
間違いありません!
あの日、私を森で救ってくれた方です。
「私には色はわかりませんが。 その服、その身なり……間違いありません!」
相手は何も答えません。
沈黙を保ったまま、両手を上げ続けております。
なぜ黙っているのでしょう。
声を聞かせてくれれば、私には分かるのに。
「……詳しくお聞きしたいことは、山ほどあります」
私は弓を下ろしました。
「ですが、今は緊急です」
彼に近づきます。
「あなたがなぜここにいるのか、なぜ私をつけていたのか。 それは後でお聞きします」
「……」
相手は依然として無言です。
「先程は失礼いたしました。 今は——」
私は彼の前で立ち止まりました。
「共同戦線といきましょう」
手を差し出します。
「レドマイン男爵家の横暴を、レイルズ子爵家に報告する。その目的は同じはずです」
相手は私の手を見つめております。
「検問には魔法使いがいます。一人より二人の方が突破しやすい」
「……」
「あなたの力は、あの時見ました。 一撃で毒蜥蜴を倒し、私たちの傷と毒を癒した」
私は、なおも言葉を続けました。
「お礼を言う機会を、ずっと探していました」
声が、少し震えました。
「ですが、今は後回しにします。 まずは、この街の人々を助けたい」
沈黙が流れます。
そして——相手が、小さく頷きました。
「……」
声は出さないまま。
ですが、その頷きは、確かに「承諾」の意思表示でした。
「では、参りましょう」
私は彼の横に並び、街道の先を見据えました。
心の中で、小さな喜びが湧き上がります。
ようやく、あの方と並んで歩けます。
この戦いが終わったら、必ずお礼を言いましょう。
そう、心に誓いました。
◆◆◆◆◆
検問の門は、思っていたより堅牢でした。
二十人近い私兵。
揃いの鎧に、揃いの紋章。
そして、詠唱杖を持った魔法使いが数人。
「……多いですね」
私は小声で呟きました。
隣の彼は、無言で頷きました。
「おい、止まれ!」
私兵の一人が声を上げます。
「レイルズ子爵領への報告に向かう者です。 通してください」
私は毅然と告げました。
ですが、私兵たちは嘲笑っただけでした。
「報告? ダメなものはダメだ」
別の私兵が、私に近づいてきました。
「へぇ……銀髪のエルフか。 いい体してんな」
その視線が、私の体を舐め回しているのが魔力感知で分かります。
「夜の相手をしてくれたら、よくしてやるぜ?」
「……下種が」
私の声に、氷のような冷たさが宿りました。
「それでも貴族家に仕える身ですか」
「あぁ?」
私兵の顔が歪みます。
「この街に魔導士がほとんどいないのは、どうしてかと思っていました」
私は静かに言いました。
「あなたたちのせいだったのですね」
沈黙が落ちました。
「……ほら、だってお掃除が楽になるだろ?」
リーダーが、にやりと笑いました。
「魔導士がいなければ、俺たちに逆らえる奴もいない」
許せません。
この街の人々を虐げてきたのは、こいつらなのです。
「さて——おい、始末しろ」
リーダーが剣を抜きました。
同時に、後方の魔法使いたちが詠唱を開始します。
「来ます」
私はレイピアを抜きました。
直後、私兵たちが襲いかかってきました。
◆◆◆◆◆
剣戟の音が響きます。
私は魔力感知で敵の動きを把握し、最小限の動きで急所を突いていきます。
ですが、数が多いです。
倒しても倒しても、次が来ます。
隣では、あの方も奮戦しておりました。
彼の剣は、相手の防具ごと弾き飛ばしております。
凄まじい力です。
ですがさすがに彼といえど、二十人を相手にするにはやはり限界があります。
「くっ……」
私も徐々に押され始めておりました。
そして——
後方から、何かが飛んでくる気配。
「っ!?」
回避が遅れました。
肩に鋭い痛み。
「痺れ矢……っっ!」
視界が——いや、魔力感知が霞んでいきます。
麻痺の毒が、体を蝕んでおります。
レイピアが手から滑り落ちました。
「よし、女を仕留めたぞ!」
私兵たちから歓声が上がります。
だめです。
このままでは——
「ラムダ!」
声が聞こえました。
彼の声です。
初めて聞く、その声。
低くて、どこか切迫した響き。
意識が遠のいていく中で、私は確かにその声を胸に刻みました――
◆◆◆◆◆
次に意識が戻った時、感知よりも前に肌が捉えたのは、圧倒的な熱量でした。
「な、何だこれは……!?」
私兵たちの悲鳴が響きます。
目の前で——巨大な炎の渦が、全てを呑み込んでいきます。
「……無詠唱?」
あり得ません。
あれほどの魔法を、詠唱なしで?
しかも、連続で放っている?
いくつもの炎の嵐が重なり合い、天を衝く炎の柱となっていきます。
あのような魔法は、視たことも聞いたこともありません。
私兵たちが蜘蛛の子を散らすように逃げ出します。
そして、門すらも——
石造りの門柱が溶け、崩れ落ちていきます。
やがて、炎が収まりました。
そこには焼け野原と、逃げ去った私兵たちの姿だけがありました。
「……」
私は呆然としておりました。
そして、彼が近づいてくる気配を感じました。
「あ、あなた……今の……」
どのようにしてあのような高等な魔法を放ったのか。
そう言いかけた次の瞬間、私の肩にあった痛みが消えました。
矢の傷も、麻痺も、全て。
「傷が……治った……」
私は自分の肩を触りました。
完全に、元通りになっております。
「ありがとう、ございます」
私は立ち上がりました。
そして、彼を——魔力感知で「見ました」。
「しかしあなた……今の魔法……」
無詠唱で、あれほどの大魔法を。
しかも連続で。
「あの量を……存在しない無詠唱で放つなんて……」
私の声は、震えておりました。
「貴方様は貴族の中でも特に高名な魔導士様なのですね」
「……」
彼は何も答えません。
「いいのです。 きっと貴方様も、私と同じで貴族がらみで嫌なことがあって、ここにいらっしゃるのでしょう?」
沈黙。
ですが、それは否定でも肯定でもありませんでした。
「いいんです、何も仰らなくて」
私は微笑みました。
「ですがきっといつか。貴方様が言葉を交わしても良いと思ったその時には」
深く頭を下げます。
「ぜひともお礼をさせていただきたく存じます」
彼は何も言わず、門があった方向を指差しました。
行け、という意味でしょう。
「……はい!」
私は頷き、焼け跡の向こうへ歩き始めました。
「貴方様の御蔭で、この街の人々は救われます」
振り返らずに、私は言いました。
「必ず、レイルズ子爵家に報告して参ります」
◆◆◆◆◆
それから数日後。
レドマイン男爵は逮捕され、男爵家は取り潰しとなりました。
私の報告が、レイルズ子爵を通じて王家に届いたのです。
街の人々は、法外な増税から解放されました。
宿に戻り、ベッドに身を投げ出しました。
「はぁ……」
大きなため息をつきます。
天井を見上げる——いや、見えないのだから、正確には天井の方を向いただけです。
ですが、私の脳裏に浮かぶのは、天井ではありませんでした。
あの方の姿です。
黒い外套。
布で隠された顔。
そして、あの圧倒的な力。
「貴方様……」
無詠唱で大魔法を五連発。
私の傷と毒を、一瞬で癒す。
きっと、どこかの大貴族に仕える高名な魔導士なのでしょう。
「どんなお顔をしているのでしょう……」
布の下に隠された素顔。
きっと、凛々しい顔立ちをしているに違いありません。
「声は……低くて、落ち着いていて……」
あの時、私の名前を呼んでくださった声。
「『ラムダ!』」
思い出しただけで、胸が熱くなります。
「……っ」
私は枕に顔を埋めました。
「何を考えているのですか、私は……!」
顔が熱いです。
心臓がばくばくしております。
「これではまるで……恋する乙女のよう……」
いえ、違います。
私はただ、お礼を言いたいだけです。
借りを返したいだけです。
恋愛感情など——
「……でも」
枕に顔を埋めたまま、私は呟きました。
「声を……聞けて、よかった……」
『ラムダ』と叫ぶ、あの一言だけでも。
私の名前を、あの方の声で呼んでいただけました。
それだけで、胸がいっぱいになります。
「……」
私はベッドの上で何度も寝返りを打ちました。
眠れません。
目を閉じると、あの炎の柱が浮かびます。
あの方の背中が浮かびます。
「貴方様……」
いつか、必ず。
その素顔を、この手で確かめたいのです。
その声で、もっと言葉を交わしたいのです。
「……私、どうかしています」
自嘲気味に呟いて、私は枕を抱きしめました。
この感情が何なのか。
今はまだ、名前をつけたくありませんでした。
◆◆◆◆◆
翌日。
私は『静寂の杯』におりました。
「——そして、その時現れたのが、あのお方なのです!」
カウンター席で、私は興奮気味に語っておりました。
「無詠唱で、五連続の大魔法! あれほどの魔力を、涼しい顔で放っておられました!」
周りには、バーの常連客が集まっております。
「へぇ、すげぇな」
「無詠唱って、伝説級の魔導士しか使えないって聞いたことあるぞ」
「一体何者なんだ、その人……」
客たちが口々に感心しております。
「きっと、どこかの大貴族に仕える高名な魔導士様に違いありません!」
私の声には、自然と熱がこもります。
「いつか必ず、もう一度お会いして、お礼を申し上げたいのです!」
「いい話だなぁ」
「その人、きっとカッコいいんだろうな」
常連客たちが、しみじみと頷きます。
その時、隣に座っていたあの男が立ち上がりました。
「ここは酒屋じゃねぇんだ。うるさいのはよそでやってくれ」
あの、いつも一人で静かに飲んでいる男です。
カウンターに金を置き、出口に向かおうとします。
「あ、あなた……!」
私は彼を呼び止めました。
「何を言うのですか! あなたが今こうしてお酒を飲んでいられるのも、そのお方のおかげなのですよ!」
思わず頬が膨らみます。
この街が救われたのは、あの方のおかげなのに。
「もう少し、感謝の気持ちを持つべきではないのですか!」
「……」
男は何も答えず、バーを出ていきました。
「もう、あの人は……!」
私は憤慨しました。
なぜあんなに無愛想なのでしょう。
この街の危機を救ってくれた方に対して、あの態度はないのではないでしょうか。
「まあまあ、ラムダちゃん。 ああいう輩もいるさ」
常連客の一人が、宥めるように言います。
「ですが……っ!」
私はなおも憤っておりました。
あの方は、名乗りもせず、礼も求めず、ただ去っていきました。
なのにあの男は、感謝の一つもしません。
「人徳というものを知らないのでしょうか、あの方は?」
私はグラスを傾けながら、愚痴をこぼしました。
「きっと、あのお方の爪の垢でも煎じて飲めば、少しはマシになるのでしょうに」
「あはは、手厳しいなぁ」
常連客たちが笑います。
ですが、私は本気でした。
あの無愛想な男と、あの方。
一度疑ったこともありましたが、今思えば到底同じ人間とは思えません。
「……」
私はバーの入り口を見つめました。
いつか、あの方に会えたら。
今度こそ、逃げられる前に、しっかりとお礼を言おう。
そして——
「……その時は」
小さく呟きます。
「声を、もっと聞かせてください」
あの時の「ラムダ!」という声が、まだ耳に残っております。
もっと聞きたいのです。
もっと、あの方のことを知りたいのです。
あの声、あの輪郭。
私の心を、炎のように焼いた魔導士様。
「……待っていてください」
グラスを置いて、私は呟きました。
「必ず、見つけ出しますから!」
その決意は、炎よりも熱く、私の胸の中で燃え続けておりました。




