12.夢見りゃ悪夢
これは私の話です。
というのも、夢を見ると毎回悪夢しか見れないのです。
私は元々あまり夢を見ないのですが、眠りの浅い時に限り、夢を見るのです。
といっても、その内容は十中八九悪夢。
不審者に追いかけられたり、動物に食われたり、怪異に襲われたりとその内容は多岐にわたります。
よい夢を見られるのは年に数回、片手で数えられるほどしかありません。
とにかく、悪夢ばかりを見るのですが、そのなかでも特に怖い夢が一つ、あるのです。
それは、鉄球に追いかけられる夢です。
その内容を今から語るので、皆様も是非想像ひながら読んでみてください。
まず、夢のなかで私は一つの和室にいます。
何もない、襖と障子に囲まれた、畳の床の部屋です。
私は喪服のようなものを着ていて、正座した膝の上には真っ白な毛玉があります。
手で触るとさらさらのふわふわで、とても触り心地のいい毛玉です。
そして、しばらく毛玉を触っていると、毛玉がだんだんと重くなり始めます。
あまりの重さに、膝に乗せていると足が折れそうなので私は畳へと毛玉を捨てました。
すると、毛玉はだんだんと大きく、黒くなり、最終的には棘々とした、自身の身長以上の大きさの鉄球のようなものになります。
恐ろしくなり、そっと障子を開けて縁側へ出ると、私は縁側を歩き始めます。
庭が綺麗だな、と、眺めながら歩いていると、後ろで、メキッ、という嫌な音が鳴ります。
振り返ると、そこには障子を押しつぶした鉄球が私の方に転がってきています。
私は全速力で逃げました。
でないと、私が潰されてしまいます。
しかし、鉄球は止まりません。
むしろ、どんどんとスピードが上がっています。
最終的に私は鉄球に押しつぶされ、そこで目が覚めました。
この夢を、私は年に数回、必ず見るのです。
それこそ、5、6歳の頃からずっとです。
未だに鉄球から逃れられたことはありませんが、なんとも不思議で怖い夢です。
皆様も、何か悪夢を見たことはありますか?
良ければ是非、内容を聞かせていただけるとありがたいです。
それでは、また明日。




