表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/12

第9話:『暴かれた真実、そして「鍵」』

秘密組織の真の目的、そして古代文明が滅んだ真実を探る旅は続いた。リリィの才能は日増しに強力になり、彼女はロストテクノロジーに秘められた情報を引き出したり、時にはその力を制御したりするようになっていた。彼女こそが、この物語の真の「鍵」だと、俺は確信していた。


そして、ついに俺たちは秘密組織の**真の首謀者**と対峙する時が来た。


彼らの本拠地は、巨大な地下都市だった。そこには、古代文明の遺産がそのまま残されており、その中心には、巨大なクリスタルが鎮座していた。そのクリスタルは、俺たちが深淵の森で遭遇した未知の技術の結晶だった。


「ようこそ、鋼鉄の英雄よ。そして、**『世界の鍵』**を持つ少女よ」


首謀者は、穏やかな口調で俺たちを迎え入れた。しかし、その瞳には冷酷な光が宿っている。彼は、かつての文明の生き残りであり、文明が滅んだのは、人々がロストテクノロジーを正しく理解し、制御できなかったためだと語った。


「我らは、その失敗を繰り返さぬ。全てを我々の管理下に置き、完璧な世界を築くのだ」


彼らが起動しようとしているのは、この世界のエネルギーを全て掌握し、気候や地層さえも自在に操れるという「禁断のロストテクノロジー」だった。それは、かつて文明を滅ぼした原因そのもの、あるいはその引き金となった技術だと、リリィの能力で知ることができた。


「くっそ、このデカブツ……リリィを怖がらせやがって。許さねえぞ。ライドロン、出力全開!核融合炉、限界まで上げろ!あの笑顔のために……変形だ!!!!!!!」


俺はライドロンを変形させ、決戦に臨んだ。ライドロンの核融合炉は限界まで出力を上げ、青白い光がコックピットを満たす。リリィもまた、その全身から光を放ち、ライドロンのコアと共鳴している。彼女の能力が、ライドロンの秘められた力を引き出していく。


秘密組織は、様々なロストテクノロジー兵器や、改造された魔物を繰り出してくる。それらはどれも強力で、ライドロンは満身創痍になっていく。しかし、俺は諦めなかった。リリィと、この世界を守るために。


この戦いは、ライドロンの、俺たちの、そしてこの世界の未来を賭けたものだった。


### 次回予告


秘密組織との壮絶な戦いは、世界を終焉へと引きずり込もうとしていた。

満身創痍のライドロン。それでも、リリィの能力が希望を灯す。

迫るカウントダウン。

果たして、俺たちは「禁断のロストテクノロジー」を止め、この世界を救うことができるのか。


次回、ライドロンと紡ぐ家族の物語。


**第10話:『終焉へのカウントダウン』**


「くそっ、間に合わねえのか……!」


お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ