SCB財団 第一巻
第一章 緊急事態
ここは『州区国』。
ネットのしくみ。
そこにはとある『財団』があった。
その財団は、この世界のいわゆる警察、
バグを消す財団だ。
その名も SCB財団。
この話はそのSCBが流出した話。
???「...」
「彼奴が、、まあいい。」
「...クソッ!!!!!」
「あの化け物め、、彼奴の力を借りるしかないのか??」
その瞬間、ドアがひらいた。
彼の名前は「ブルーク」。
こいつには謎が多い。
ブルーク「どうした。」
SCB財団社員「た、大変です!!!」
「町にSCBの目撃情報が次々と出ています!!」
「あの子の力を借りるしか方法が、、、、」
唐突な情報に、ブルークは驚いた。
ブルーク「な!なんだと!」
「これは緊急事態だ!!」
「全員!集合だ!!」
そしてほかの優秀な職員たちが次々と来た。
「全員いるか!点呼!!」
職員たちが次々と点呼をしていく。1.2.3.4と。
ブルーク「よし、、全員いるな!」
そしてブルークは、太陽彰、という職員を呼んだ。
太陽「はい!!」
そしてついたところは、、、、、学校。
外一杯には、チャイムが鳴り響いている。
そしてそこから出てきたのは、普通の小学生だ。
???「うぁぁ...今日も宿題多いなぁ...」
そして入り口前から校庭に出てきたその小学生は、ブルークたちに見つかってしまった。
???「え!?君誰!?」
不思議けに言うも少し不安を感じる感じで小学生は言った。
彼の名前はミドキロ。普通の小学生、、、、なのか?
見つかったブルークたちは、すぐにミドキロを捕まえようとする。
ブルーク「クソッ!!早く捕まえろ!!」
太陽「はい!!」
明らかに不審に思ったミドキロは、即座に逃げた。
ミドキロ「うわぁ!!逃げろおおおお!!!!」
急に走り出したことだから、太陽もびっくりした。
太陽「コラ!まてぇ!!!」
次いで太陽はミドキロを追いかける。
追いかけて追いかけて、ついには都会まで来てしまった。
力尽きたのか、もう太陽もミドキロも走るのをやめていた。
太陽「クソッ!技を使うしかないみたいだな,,,」
といい、目を青と赤にしてこう言った。
太陽「太陽移動」
その瞬間、時が止まったかのように全員が止まり、戻った瞬間太陽はミドキロを掴んでいた。
ミドキロ「誰か、、苦しい、、」
「助けて、、、」
だがしかしSCB財団はこのような組織ではない。殺したりしないのだ。
太陽「大丈夫。倒したりしないから。」
そして自己紹介もしていないのにミドキロの名前を言った。
「ミドキロくん」
やはり不審に思ったミドキロだが、時すでに遅し。
ミドキロは掴まれたまま気絶した。
そこにブルークがやっと着いた。
ブルーク「早く州区国に運べ。」
そして太陽はまたもや技を発動し、ワープ機のようなもので州区国に運んだ。
そして2人もワープ機の中に入っていった__
第2章 過去
ミドキロが段々と戻ってきた。
ミドキロ「ん、、、ここは、、、」
その瞬間、パっとめが覚めた。
ミドキロ「ハッ!、、えっ!?」
ミドキロは驚いた。そこには知らないベッドがおいてあった。
???「家じゃない」
どこからか聞こえてきた声に、ミドキロは驚いた。
ミドキロ「!?」
「だっ、誰だ!」
さっきの反省を生かし、少し警戒をしているそうだ。
???「、、、お前、今ここで起きていることを全く知らないな。」
ミドキロはその「まったく」に怒りを持ったのか、ぶちギレた。
ミドキロ「はぁ!?全くじゃないぞ!!!」
「父さんSCB財団ってところで働いているんだぞ!!」
そこから現れたのは、ブルーク。声の正体はブルークだったのだ。
ブルーク「そうだ。だからこそお前を呼んだ。」
ミドキロ「え?」
不思議に思ったころには、もう怒りなど収まっていた。
ブルーク「お前、父さんの名前行ってみろ。」
ミドキロ「ミドアオですけど、、」
ブルーク「間違いないな。よかった。」
「おい、お前の父さん、当分帰ってきてないだろ。」
ミドキロはまるで占いをされているのかと勘違いするほど驚いた。
ミドキロ「はい、、そうですけど、、それよりここはどこなんですか??」
やはり誘拐されたとしか思えないのか、親の事よりこっちを優先した。
ブルーク「ここはそう___お前の父さんの職場だ。」
急な事実を突きつけられ、ミドキロは目を丸くした。
ミドキロ「、、えっ、じゃあここは、、」
ブルーク「そう__」
「SCB財団だ。」
ミドキロ「なら父さんに会わせろ!」
こいつしらないのか、、という感じでブルークはミドキロを睨んだ。
ブルーク「お前知らないのか?」
「お前の父さんと母さんは」
次の言葉で、ミドキロは人生で一番驚きと悲しみと怒りがまじあわった感じを感じた。
「死んだ。」
ミドキロ「はぁっ!?!?!」
「やっぱり、、なんかおかしいと思った。」
ブルークは続けて、死因を説明した。
ブルーク「1ヶ月前、ここSCB財団で事件が起きたんだ。」
「SCB財団制御装置が消えた。プログラミングサイトのバグで出来た化け物を制御して動けなくしてたのだが、それが原因不明で壊れ、化け物が州区国に散らばった。」
ミドキロはなんか聞いたことのある話だな、、と思いながら聞いていた。
「今もどんどん被害が出ている。そして壊れる直前に先生(父)は財団前にいた。パトロールをしていたんだ。パトロール途中で壊れ、先生は逃げようとした。」
「...だが1秒遅かった。」
ミドキロは唾を飲んだ。
「先生はSCBに足を掴まれ、そのまま地面に叩きつけられた。」
「もちろん先生は抵抗した。だが何十体、、何百体ものSCBに囲まれたから、ても足も出なかった。」
ミドキロ「なんで助けなかったんだよ!!」
ブルークは悔しそうに言った。
ブルーク「助け”られなかった”んだよ!!彼奴のせいで!!!!!!!」
ミドキロはこの圧にびっくりした。
「そして母ももちろん探しに来たんだよ。」
「職場(SCB財団)に来たんだよ。でも目前でSCB財団に見つかって殺されたそうだ。」
「そんで、なんでお前を読んだのかが不思議だろ?」
確かに、なぜそれで僕を呼んだのだろうか。そもそも僕がこのことを知っている前提で話を進めていたのであれば、他の目的があるに違いない。
ミドキロ「確かに、、なんで?」
ブルーク「先生の子供なんだろ?なら特別な人にしか与えられない”技”ってのがあるかも知れないからな。」
ミドキロ「技って、、何?」
ミドキロは首を傾げた。
ブルーク「特訓をすれば発揮できる一部の種族にしか属されない物だ。」
「技の伝承がある種族は168種ある。その中の一部にお前が含まれている可能性があるってことだ。」
ミドキロはまた新たな疑問が生まれた。
ミドキロ「それじゃあもしも特訓をしても僕に技が出なかったら、、」
ブルークは少し笑ってこういった。
ブルーク「面白い質問をするじゃねぇか。そうだ。帰ってもらう。」
ミドキロ「はぁっ!?呼び出しておいて帰ってもらうとか失礼すぎんだろ!!」
賑やかな笑い声が、室内に響く。
ブルーク「んまぁ、お前に技がある確率はめちゃくちゃ高いからな。そんなことはないだろう。」
ミドキロ「お父さんと同じ、、職業か、、、」
ブルーク「それじゃ、よろしくな。」
「ミドキロ。」
第三章 敵、登場。
カタッ、、コトッ、、カタッ、、コトッ、、
人気のない道路を、一人の人物が歩いている。
その次の瞬間、スマホの着信音が鳴り響いた。
???「ん...?電話、、、?」
見たこともない電話番号だったため、出るのには少し抵抗があったが、思い切って出てみた。
次の瞬間、???は驚いた。
???「ブルークさん!?ちょ、、急にどうしたんですか!?」
ブルーク「ああ、アカムラ、お前、ミドキロが来たんだよ。。」
彼の名前は「アカムラ」。ミドキロの友達だ。
アカムラ「はぁっ!?ミドキロがいる!?」
急な情報に、アカムラは動揺を隠せなかった。
そして急に電話を切られた。
アカムラ「えっ、、、」
「それよりまず、、、SCB。出てこい。」
その瞬間、地面から声がした。
???「流石。SCB財団だな」
高笑いを出しながら地面から出てきたのはSCBだった。
???「僕の名前は虹黒。能力(技)は虹だよ!」
そうか、、という顔をしながらアカムラが続ける。
アカムラ「そう。僕は水(技)。水が出現する確率、100分の1。」
「その代わりとても強いレベルであることが検証されている。」
そして、ため息とともに続けた。
アカムラ「君は虹、虹が出現する確率。100分の70。」
「絶対勝つよね。僕が。」
そう言ってアカムラは空高くとんだ。
アカムラ「塩水モード、水圧急水」
そして、とても早いスピードで虹黒に水が直撃してきた。
だが、直撃寸前、虹黒はバリアを発動し、1ダメージも喰らわなかった。
虹黒「その程度かよwww」
虹黒はまたもや高笑いをした。
そしてアカムラは次の技を出した。
アカムラ「四方八方水!」
その瞬間、四方八方からさっきの技がかかってくる。
そして虹猫は悲鳴を上げたのだった__
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・事件等は架空であり、実在のものとは関係ありません。