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召喚者  作者: ゆうがん
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プロローグ

このアプリでは初めて投稿します。

ボクの世界観が詰まっていますが自己満です。

目がさめる。ここはどこだ?


「いつかみんなで召喚者になろう」


その言葉が頭によぎる。その時に一緒にいた男女2人を思い出す。しんとはなだ。でもそれがなんなのか、まったく思い出せない。

「あ!やっと目を覚ましたの!」

1人の女の子が俺の顔を覗いてくる。

「あなた、三日間寝てたの…」

それを聞いて俺は驚く。そんなに寝たことは…。でも俺はなんなのか、どうしてここにいるのか、さっぱりわからない。

「ここは病院なの。」

女の子はそういうけどどうして病院なんかにいるのか、謎は深まるばかりだ。俺は首を傾げていると女の子は察したようにちゃんと応えてくれる。

「あなた、街の中で倒れてたの。それを私が見つけてここに連れてきて、パパがあなたを見てくれたけど、なんともないって言ってここのベッドに寝かせられて今に至るんだけど…ねぇ、どうして?どうしてあんなところに倒れていたの?しかも顔も見たことないからここら辺の人ではないみたいだし…」

女の子は探ってくるが、今の俺には記憶がない。

「わからないんだ、俺がどうしてここにいるのか。記憶すらもなくなっていて。」

それを聞くと女の子は驚いて落ち込んだが、すぐ俺を心配してくれていた。

「体は大丈夫?」

重い体を無理矢理起こすが、少しきつかった。

「…無理しなくていいのよ?ここ私の家だし。」

ここは病院だが、この子の家。つまり医者の娘か。

「悪い…」

俺はかなりの迷惑をかけていてとても罪悪感が襲ってくる。するといきなりガチャッとドアが開く。

「あ!ママ!男の子が目、さましたの!」


母親「あら、大丈夫?よかった、目が覚めて。」

とても優しい親子だ。

「お騒がせして、すみません。」

母親「いいのよ。ここは病院なんだし、ゆっくりしていきなさい。」

「パパは忙しくて今ここにはいないのね。今日は隣町に行って病気の人を見るんだって言ってたから、私とママで頑張ってるのよ!…と言ってもほとんどママがやっているんだけどね。」

女の子は明るくにこやかに話してくれるが、その笑顔は少し寂しそうだった。母親は忙しいからとその部屋を出て行く。

パパ…?父親…?


「オヤジー」 「お父さん」 「父さーん」


この言葉が頭をよぎる。これはきっとはなとしんと俺の声。おそらく一緒に住んでいて、父親がいたんだろう。

「混乱してるの?無理もないと思うけど。私の名前は凛っていうの。よろしくね」

「ゆ…うき。」

なんとか自分の名前は思い出せた。

「ゆうきくんっていうの?いい名前なの!あ、三日間も寝てたんだし疲れているよね?私、明日また来るの。今日はこの部屋で寝てていいから、ゆっくり休んで」


彼女は俺が頷いたのを見てこの部屋を出て行った。


「さぁ、今日からここがお前らの部屋だ。」


これは…?誰の声だ?頭の中で繰り広げられる映像と声。俺はまず何者だ?どこにいた?

と考えているうちにもう夢だかわからないものを見た。


これは…俺?俺が小さい頃、俺には両親などはいなかった。ここは…子供だけ?おそらく児童施設だろう。そこでしんとはなとあそんでいたんだ。でもある日、男が1人でここにやって来た。その男は俺とはなとしんを引き取った。何もかも不安だったが、男は自分の家に連れてきてこう言った。

「今日からここがお前らの家だ。」

きっと、部屋も同様に言ったのだろう。あの時の頭によぎった言葉はここから出されたのであろう。不安もいっぱいあったが、興味津々にいろんなところを探索した。家。庭。おおいに探索しまくった。すると男は注意を呼びかけた。

「あの扉の奥には絶対に入ってはいけない」

どうしてかと聞いたら、お前らが傷つくからだと。小さくてよくわからなかった俺たちは何もわからなかったが、それを守り、庭という緑の自然に触れ、いつも通り遊んでいた。

しんとはなもいたから、ボールなどで遊んでいたし、寂しいという気持ちもなかった。

物心をついていた時には既にここに住んでいることが当たり前となっていて、あの男を父親とみんなが認識していた。学校は通わなかったが、父親が全て教えてくれた。気がつけば俺らは15歳。そんな時テレビで3人で見ていたのは召喚者のアニメだった。悪者はあくと呼ばれ、召喚者がそれを倒していくというお話だ。そして最後に

このお話はフィクションです。

と画面に表示されてCMが流れる。


「俺、召喚者になりたい。」「オレも」「私も」


そして俺らは父親に言ったんだ。召喚者になりたいって。父親はすぐに反対した。お前らを危険な目に合わせることはできない、と。でも俺らは諦めずに言い続けた。ようやく3日目に折れてくれたが条件がついた。

「いいだろう。だがその前に、禁じられた扉の奥に行ってこい。3日間、3人無事でいられたら召喚者になる事を認めてやろう。」

俺らはやってやろうと思った。俺らのこの気持ちは本物だって。だから俺らは丸腰だったがあの扉を開けたのだ。

そこには左にはたくさんの木があり、前と右は草原だった。草むらでも少しは隠れることにつながると思い左の木と草むらに身を隠した。食材はそこらへんの木の実で持った。でもなんのために、父親はここに行けと言ったのだろう。

俺「ちょっと出よう」

しん「おうっ」

はな「でも、お父さん、危ないって…。傷つくからって…」

しん「しるかそんなもん!いってみようぜ」

しんにつられ草原にでてみる。あたりは平和で少し奥に進んでみる。すると右の方から何か黒い影みたいなものが見えるが、それがなんなのかは特定できない。でも見た瞬間に体が動かなかった。声も出なくて金縛り状態に陥っていた。しんとはなも金縛り状態だったようで無言のまま黒い影が近づいてくる。影はなんなのかが見えたが、あれがおそらくモンスターだろう。近づいてくるとようやく金縛りは解けたが、それと同時にモンスターは襲ってきた。絶体絶命と思い目を瞑ったが、痛みはなく、目を開けたらそこには1人の男が立っていた。モンスターを連れるその男は襲ってきたそのでかいモンスターと闘ってくれる。その姿がかっこよすぎて目が離せなかった。

「ほぉら、見てないで逃げな?また危なくなる前に。」

かなり奥へ来ていたのか、扉が見えなくて混乱もしていて道がわからなかった。

すると男は手のひらサイズの丸い玉を取り出した。男がそれを少しいじったら、それがモンスターになった。男はそれによろしくと言った。

「その子についていけば、君達の望むところにたどり着くよ。早くっ」

真剣に戦っていたのか、急いでと言っているようだった。俺らはそのモンスターについていく。

はな「あ、扉だ。」

扉を見つけ小さいモンスターは辺りを見回し先程の男の方へ戻って行った。

扉を開き、扉を閉めた。なんと怖い体験談。だがそれよりもあのヒーローのような男に感動していた自分がいた。

はな「怖かった…」

はなは怯えている。

しん「おう。だけど俺はあんな召喚者になりたいと思った。弱者を助ける召喚者…。ヒーローみたいでかっこいいだろ?」

俺「同感だ。あれを見せつけられたら召喚者という思いは一層大きくなった。」

しん「だから、怖がらなくていいぞ。」

しんははなを安心させるように背中をさすった。

「いつかみんなで召喚者になろう。おー!」

そう叫んで誓った。その時だった。

「よくぞ無事で帰ってきた。我が子たちよ。」

俺らはその父親の言葉に動揺して何も言えなかった。

「歓迎してやろうではないか。三日間無事でいられるとは大したもんだ。その夢は嘘ではないとしかと見届けた。その勇気と運と粘り強さにちかい、お前らを召喚者になる事を認めよう」

父親はこっちに来てそう言った。すると父親は右手を上げて指を1回鳴らした。すると家から光ったものが飛び出しそれが空へと続いてゆく。そして俺の目の前も真っ白になった。


自己満を失礼いたしました

続けて召喚者を続けていこうと思いますゆえ

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