第9話 山での出来事の決着
腹が立つ、こいつらの話を聞いていると
山賊「こえー!最近のガキこえー!!」
笑いながらそう言ってきた山賊に扮した全乱殺の一員はこう言った
山賊「ますますお前殺したくなってきたわ…」
?「汝よ、我らの力が宿りしその剣で、奴を倒すのです、」
ハヤトの頭に直接響いてきた。間違いない、村が襲われて負けて失神してた時にあったあの声だ。
ハヤト「分かったよ、誰か知らんが。」
山賊「何言ってんだ!!」
山賊がハヤト目掛けて低めの姿勢で突撃してきた。
相手は早速ハヤトの足をひっかくようにして攻撃してきた。
ハヤト「爪長いなあいつ、abilityaか?」
山賊「ご名答、だが分かったところで対処できるのかい!」
ひたすら顔とか腹とか足とか目掛けて長い爪でひっかいてくる。ハヤトは相手が腹をひっかいてくるその瞬間を狙い、相手の右手の親指以外の爪を剣で切った。その切った爪は跡形もなく切られた瞬間に消え去った
山賊「なんなんだその剣は…魔法を切ったら跡形もなく消えるしよ!」
ハヤトは少し考えた、切ったら跡形もなく消え去るのだったらこの剣でこいつを切るのはまずい気がするということが。
ハヤト「くそ、防御でのみ使うしかないか」
流石にこいつを殺すことは絶対にしない。この手で人は殺したくない。そう考えてしまった。
山賊「何をボーッとしている!」
ハヤト「やべ!」
その時ハヤトは足と左頬をひっかかれてしまった。
山賊「やっと俺の攻撃が届いたぜ…!」
何故か分からないがひっかかれたところがヒリヒリしてきた。
ハヤト「ひっかいたところを麻痺させるのか?!」
山賊「そうだよ、頭も冴えてるなんて将来有望じゃないか。おめでとう」
ハヤトの足が動きにくくなってきた。まずいことになってると気づいてきた
?「汝よ、相手を切っても構いません」
ハヤト「でも、そうしたらあいつ消えるぞ?!」
?「その剣の名はエラーソード、名の通り普通起こりえないエラーなことが起きます、そして貴方の異能の名はエラー、abilityaの出来た由来、それがエラーによるもの、詳しい話は後にします、とにかく今はあいつを切ってください、その時に心でこう唱えてください。」
ハヤトは頭がごちゃごちゃで意味が分からなくなってきたが、とりあえず言われた通りにやることにした。
ハヤト「うぉぉぉぉぉぉ!!!」
山賊「無理やりこっちに向かってきただと?!普通動ける訳がないだろ!」
こう唱えてください。
ハヤト「エラーコードソード!エラーナンバー1!物質消滅の禁止!」
その時剣がテレビの砂嵐のようになり、元の姿に戻った、ハヤトは振りかぶり、混乱している相手を思いっきり切った。
山賊「なんだよそれ……そんなことって…」
相手が倒れたと同時にハヤトも何故かぶっ倒れた。
ハヤト「なんなんだ…俺の力は……」
そう言ってハヤトは疲れ果てて気絶した。