第8話 山賊との戦い
ハヤト「いくぞ!」
ついに戦いが幕を開けた。なんて大層な戦いじゃないけど。でも俺ら3人にとったらこれは俺ら以外の命も関わっている。それだけで俺らはかつてないほどに緊張してきた。
ナオト「相手も3人だ!1人に1人ついて戦うぞ!大人だろうと関係ない!」
山賊「アハハハハハハハ!」
包丁をぶん回しながら相手はレオに突撃してきた
レオ「あぶな!クソ野郎が!」
レオは持ち前の身体能力で後ろにステップしながら上半身を腰を軸にして左右に動かし、相手の攻撃を避けていく。
レオ「おいおいそんなものか?」
山賊「クソガキがぁぁぁぁぁ!舐めんなぁぁ!!」
相手が包丁を振りかぶったと同時に隙だらけの相手のみぞおちに全力パンチをくらわした。
山賊「っぐふ!てめぇ!」
相手がレオの方を見た時、レオがabilityaの力を拳に一点集中していた。
山賊「おい!!やめろ!!」
レオ「スーパーハイパーミラクルウルトラー…」
山賊「やめろ!!!!」
レオ「パンチィィィィィィィ!!」
相手の右頬に容赦のない一撃をくらわせた。その相手はまるで石ころのようにゴロゴロ転がっていき、木に思いっきりぶつかった。
レオ「お前がおじさんにやろうとしたことだ!もう二度とこんな真似するんじゃねぇ!!」
ナオト「お前も魔法使えるの?」
山賊「おうそうだぜ!子供には到底できないような魔法くらわせてやるよ!!」
ナオト「へぇ…言ったね…?」
山賊がん?と考えたが何も無かったかのように魔法を出すために魔力を貯めだした
山賊「燃え尽きろ!テラテラファイアー!!!」
ナオト「炎属性魔法陣。燃え盛る陣。この魔法陣の力。全て我に授けよ。バーンフレイム!!」
まだ未完成にも見えるが凄まじい魔力の込められた魔法陣によって繰り出された魔法。その魔法ら山賊の繰り出した魔法を簡単に突き破ってしまった。
山賊「嘘だろ!俺のテラテラファイアがぁぁぁ!」
山賊はバーンフレイムによって全身燃えて失神した。失神した瞬間に炎は消え去った。
ナオト「やべ、やりすぎたかも…」
ハヤト「なんでおじさんを殺そうとしたんだ!」
山賊「は?あいつ殺せって上からの命令だよ」
ハヤト「上?お前ら小さい山賊じゃねぇのか?!」
山賊「違うんだな、山賊に扮しただけであいつを殺せって言われたんだ。俺はそのグループ、全乱殺のグループの一員だ」
全乱殺、名前はかなり不気味な感じがするけどその通り、こいつらはabilityaを使って人々をただひたすら殺し、俺たちの望む世界を創るという心で人々を殺している。詳しくはあまり知らないけど。
ハヤト「そんな為だけにおじさんを殺そうとしたのか…!」
山賊「そうだよ?俺らは望む世界を創る、それだけが俺たちのやりたいことさ。」
ハヤト「分かったよもう、さっさとお前倒すわ…」
気持ち悪い、怒りが湧いてくる。
ハヤト「覚悟しろよ?お前」