第4話 旅立ち
キャラ紹介
ハヤト
本名 霞 颯斗
年齢 14歳
誕生日 9月14日
身長 164cm
体重 54kg
abilitya 不明
趣味 絵を描くこと
この物語の主人公。頭の良さは一般の同い年よりかは高く。運動神経もそこそこ高い。50m走は5秒91。レオにギリギリ負けていてとても悔しがっていた。
それから俺たちはとりあえず村をくまなく探したが、見つかった人は全て体の焼けただれた朽ちている死体や腕や首のない死体だけだった。
ナオト「なんで俺らの村が襲われたんだ?」
ハヤト「どういうことだそれ?」
ナオト「だって俺らもそこそこ強いと思ったけどそれよりも格が違うレベルで強いんだよ?もっとでかい村や町を襲ってもおかしくないだろ?」
レオ「暇つぶしじゃね?」
ハヤト「バカは黙ってろ」
レオ「バカじゃねぇしありえなくはないだろ!」
ナオト「流石にないとは思うが…まぁその可能性もありえなくはないか…」
ハヤト「…俺の兄ちゃんが何かしたのかな…?」
レオ「お前の兄ちゃんってWADFの第6部隊隊長の?」
少し前にも言ったけど、俺の兄ちゃんはWADFの隊長。いわば世界の最前線で戦ってるレベルの人だ。
ナオト「たしかにハヤトのお兄さんがあの敵になにかして、故郷であるここに事件を起こして何かしようとしたってのはあるかもな…!」
レオ「なるほど…!てことは少し待てばハヤト兄ちゃん来るってことか?」
ハヤト「いや、多分ない。俺の兄ちゃん俺らが3歳の時から一回も村に帰ってきてないんだよ」
俺の兄ちゃんは俺が3歳の時にアメリカのWADF本部に行ってから一度も帰ってきていない。ちなみに俺ら現在14歳、兄ちゃんは現在28歳、当時17歳という異例の若さでWADFに入った。
レオ「じゃあ俺らもWADF本部行く?」
ナオト「行ってどうする…しかも金もないし…」
しばらく静かで悲しい空気が続く。そして出た案が
ハヤト「旅に出よう」
ナオト「まぁ俺もそれは賛成。俺的にはここよりも栄えてる東京とかその辺の地域に行って金とか稼ぐのが一番いいかも。しかも東京ならもしかしたらあの学校。国立異能育成高等学校にスカウトされる可能性もあるからな」
今言った国立異能育成高等学校は。abilityaを持ったWADFなどの部隊に入るためにたくさんの才能ある人々を育成するために作られた学校だ。実績も豊富で現在の隊長もここ出身という人もいる。
レオ「それだ!そうしよう!」
それから俺たちは村に別れの挨拶をして旅に出ようとしていた
レオ「またいつか戻ってくるからな!」
少し歩いて俺は村の跡を見た
ナオト「ハヤト?大丈夫か?」
怖いし辛いことが続くことは分かっていた。でもこれが今俺らにできる最適解だ。胸を張ってこう答えた
ハヤト「大丈夫」
ありがとう。今まで僕たちを育ててくれて。