第31話 光速移動
こうして第2審査の説明が終わったあと、俺たちは140人がギリギリ入る魔法陣の上に立たされた
彪馬会長「さて!転移した瞬間!もう第2審査が始まるぞ!!準備はいいか?!」
受験者「しゃあこいよー!!」
受験者「やってやるよー!!」
玲央「おい、お前ら、俺が一番最初にゴールしまからって恨みっこなしだぞ!!」
颯斗「まぁそれはないだろうから大丈夫ー」
玲央「んだとてめぇ!!」
直登「こいつら余裕だな…」
彩奈「そうだね…」
直登「どうしたの彩奈?」
彩奈「ここから私が戦った推薦者達6人が入るって考えたら少し怖くなってきて…」
玲央「大丈夫だ!!」
そう玲央がニコっと笑って彩奈にこう言った
玲央「何か大変なことがあったら!俺かすぐに飛んでいってやるよ!なんでも言いな!!」
そう言うと彩奈の顔は少し赤くなっていた。
彪馬会長「では行くぞ!よーい…」
全員に
緊張とプレッシャーが
走るのが分かった
彪馬会長「ドン!!!!」
そう言って転移された瞬間辺りに広がっているのはただのコンクリートでできた車が6台程通れそうな道路だった。
彪馬会長「あー…テステス…さぁ行け!!!」
だだだだだだだただだだだだだだだ
だだだだだだだだだだだだだだだだ
一斉に足音がでかくなり、全員が全力疾走しだした。
玲央「早速行くぜ…!!脚力強化70%!!」
ビビビビビ…
玲央「爆裂疾走!!」
玲央が1人、人を押しのけ、前に出た
玲央「出し惜しみは無しだ!!最初から飛ばしていくぞ!!」
颯斗「あいつ速!!いつのまにあんなabilitya使いこなせるようになった!!」
直登「あれだったら本当に1位も有り得るかも!!」
いや、それはないよ。
ふと後ろから声が聞こえ、俺らは振り返った。
目が綺麗な青色で、明るい金髪のハーフ顔の人が後ろにいた。
直登「君は確か…」
彩奈「推薦獲得順位第五位…ルーカス ガルシア!」
ガルシア「あれ?君推薦獲得試験にいたね。落ちた子か。めげずによくがんばってるね。」
颯斗「おい、人のことばかり気にしてていいのか?玲央はもうだいぶ先にいるぞ?」
ガルシア「だいぶ先?どこがだい?僕のabilityaを使えば…」
そう言うと同時に彼の綺麗な金髪がだんだん白銀に近くなり。辺りが光り輝いた。
ガルシア「光速移動!!」
バンッッッ!!!!
足を思いっきり踏み込み。直線を一つの光が駆け抜けた。
そして気づいた時には彼は前にもう居なく。玲央の真横にいた。
玲央「っな?!はやっ?!」
ガルシア「自分はまだまだ未熟だ。だから光と言っても長距離走なら時速90kmが限界といったところだよ。」
玲央「温存で時速90kmだと…?お前舐めてるな…?それくらいの速度。俺でも頑張れば出せるぞ…?」
ガルシア「頑張れば。だよね?僕は短距離ならもっとスピード出るからね。」
玲央「くそが…!」
ガルシア「じゃあお先。」
そう言うとガルシアはさっきよりも速度を上げ。どんどん玲央との距離を離す。
玲央「やべぇ…!あんなの誰も勝てない…!」
「誰が勝てないと言った?雑魚。」
玲央の後ろから一つ。声が聞こえてきた。




