第24話 推薦者紹介
彪馬会長「えーまず最初に…なんだっけ？」
隣の生徒「推薦者紹介！」
彪馬会長「あーそうだ！今年の推薦獲得者を紹介します！！なんと今回過去最多の6人だ！！」
受験者「おいまじかよ！」
受験者「一体どんなやつなんだ…？」
受験者「楽しみだ！！」
玲央「彩奈も戦ったことがある人が今から出てくるってことなんだよな？」
颯斗「そういうことだな。それに」
昨日の夜に会ったあいつ。
どうやら推薦獲得順位が2位らしいが…
あまり顔が見えなかったのでよく分かっていない。
彪馬会長「てことで今年の推薦獲得者達だ！！」
ステージ端から出てきたのは男子5名と女子1名。
どの人も見ただけで分かってしまった。一人は特に。
颯斗「レベルが違う…！」
直登「これが推薦獲得者か…6位らしき人でも…AP38万！？」
玲央「おい冗談じゃないのか…？」
彪馬会長「はいじゃあ1人ずつちょっと紹介していくぞー！！」
推薦獲得順位第六位！！
志那虎 龍！！
龍「うぇすっげ！！俺紹介されたんやけど！！」
推薦獲得順位第五位！！
ルーカス ガルシア！！
ルーカス「安心してね、日本語喋れる。」
推薦獲得順位第四位！！
楠葉 美波！！
美波「お手柔らかによろしく。」
推薦獲得順位第三位！！
子守 カノン！！
カノン「………むにゃむにゃ………よろしくぅ……」
推薦獲得順位第二位！！
瞳音 心吾！！
心吾「どうぞよろしく。」
推薦獲得順位第一位！！
星神 天炎
天炎「ッチ、雑魚しかいねぇ、」
受験者「おい…星神って…！！」
受験者「あの星神家の？！」
受験者「どうりで一人別格な訳だ！！」
天炎「おいそこの雑魚三人」
受験者「は？」
天炎「あまりその名を口にするな。殺すぞ」
受験者「あいつ何言ってんの…！意味わから」
ブォン！！！！！！！！！！！！
その瞬間、何が起きたか分からなかった。
気がついたら天炎が受験者席に来ていた。
そして彪馬会長が受験者を背に守っている感じに見えた。
受験者「……え？」
天炎「手、出さないで貰えますか…？会長…！」
彪馬会長「お前…本当にこの子のことを殺ろうとしただろ…これ見ろよ…」
彪馬会長が受験者の頬と会長本人の手のひらを見せつけた。
受験者の頬には切り傷が氷漬けでひび割れており。彪馬会長の手のひらは氷で今にも手が壊れそうなくらいひび割れていた。
彪馬会長「まぁ俺は別にどうって事ないからいいけどさ…受験者にこれやってたら本当に取り返しのつかないことになってたからな…？」
と言ったと同時に彪馬会長の手のひらの氷が砕け散り。手のひび割れも完全に回復させた。
颯斗「あんな一瞬で受験者の命を守り、自分の傷、そして周りの影響も少なくするために相手の腕を受験者のいない方向に弾いて攻撃を放たないように自分の手のひらに全ての攻撃を押さえつけた…？」
彩奈「多分あれ、abilitya使ってないよ。会長の自分の技術で全て手のひらの一点に沈めさせた。」
直登「いや待て。それをした後に完璧に自分の傷を完全に癒す完璧に近いAPの使い方。この人本当に同じ人間なのか…？でもそれもだけど…」
そんな会長に傷を付けさせたあいつはなんなんだ？
炎天「ッチ、本当に噂通りの生徒最強かよ…つまんね…」
彪馬会長「あいつは何がしたかったんだ…それより受験者の君、怪我は大丈夫そうか？」
受験者「ほっぺたが今にも凍えて無くなりそう…後寒いです…」
彪馬会長「今治そう…にしても本当に強いな…星神 天炎、普通に危なかったぞ…」
ルーカス「君、あんまり暴れちゃダメだ。」
天炎「あ？お前もああなりたいのか…？」
カノン「………君うるさいよ………寝させて……」
天炎「あー、うるさ、どいつも腹が立つ」
心吾「…AP85万……僕なんかよりずっと強いな、彼は」
