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abilitya hero  作者: まるまる
第2部 国能試験開幕
23/33

第23話 開幕

キャラ紹介

玲央


本名 凪鮫(なぎさめ) 玲央(れお)


年齢 15歳


誕生日 2月25日


身長 174cm


体重 65kg


容姿 短髪の少しツリ目で肌が少し焼けている。

まるで野球部員


abilitya 体の力増強


趣味 釣り


詳細

颯斗や直登の幼なじみ。運動神経は中学生とは思えない程ずば抜けており。大体のスポーツが地方大会に出れるレベル。ただ勉強は本当に出来ないので筆記試験の勉強時、一度勉強が嫌すぎてシャーペンを投げ捨てていた。

2026年2月5日


国能高校入学試験会場


とても大きくそれは国能高校の正門に掲げられていた。


玲央「学校内で試験するんだなー…」


彩奈「詳しく言えば学校内から国能高校の実技演習会場の結界に転送されるんだよ」


颯斗「なんでわざわざ転送されるんだ?」


直登「これからの試験で死者が出てこないようにじゃないの?」


彩奈「合ってるよ、国能高校発案の超大型特殊結界によってその結界内だったら死んでも別の設定された地点に復活するんだよ」


玲央「なんじゃそれ?!それだったら全乱殺(カオスキラー)も余裕じゃないのか?!」


彩奈「そんな簡単な物じゃないんだよ。その結界の消費APがWADFの隊長三人分くらいの消費だから実用性は皆無なんだよね…っておじいちゃんが言ってたよ」


颯斗「要は戦闘中にやるのは不可能ってことか」


彩奈「そゆこと!まぁ早く行こう!大講堂に行けばいいらしいよ!」




玲央「失礼しま…ってなんじゃこりゃ!!」


その時俺らが目にしたのは数え切れない程の椅子の数とそこに座る受験者達だった。


直登「大体500人近くはいるか…?」


颯斗「この中から何人が入学できるんだよ…」


玲央「やべぇ…気持ち悪くなってきた…」


彩奈「とりあえず席に移動しよ!」



颯斗「本当に人多くないか…?」


玲央「やめろ…見ないようにしてるんだ…」


直登「おい、舞台に誰かいないか…?」



「さて!受験者しょ」


キィィィィィィィィィィィン!!!!!


「おっとすまない、声がデカすぎてマイクに嫌われてしまったよ!」



玲央「なんだあいつ?」


颯斗「おい!凄い人だったらどうする!!」


直登「そういう問題?」



「あーあー、よし大丈夫そうだな!

さて改めて受験者諸君!よくぞ栄誉ある我が高校!国能高校に入学してくれた!!」


彩奈「あの人は本当に凄い人だよ」


玲央「え?」



「誰だこいつみたいな感じだな!!自己紹介をしておこう!初めまして諸君!俺は国能高校2年、生徒会長をやっている!善大(ぜんだい) 彪馬(ひょうま)だ!ちなみに国能高校の生徒で一番強いと自負している!!」



玲央「あんな人が一番強いのか?!」


颯斗「でも確かにでかいよな…180くらいありそうだけど…」


彩奈「でかさで決めるのね…でもあの人は国能高校の生徒でトップ3に絶対入るよ…」


直登「ちゃんと凄いじゃん…」



彪馬会長「まぁみんなかなり緊張してそうだが安心してくれ!俺の代の方が受験者多かったから!!」



颯斗「そういう問題じゃないんだよなー…」



彪馬会長「さて、本題に入ろうか、諸君に俺は問う!!今の地球は正直どうだ!!」



受験者「はいはい!!地球温暖化がしんどい!!」


受験者「非能力者に厳しい気がします!!」



彪馬会長「うんなるほどな…まぁそれも合っている、だが今俺が思うのは全乱殺(カオスキラー)などの闇側の戦力の増加だ。そのせいで最近戦いで戦力が欲しいと呼び出されたここの生徒も亡くなってしまった…意味が分からないだろ?俺らはまだまだ普通の高校生なんだ…それでも殺された、つまり闇側は戦力もだが心すらも以前より闇に染まっているんだ!」



先程までの面白おかしい感じの姿は無く、会長の気配は悲しみと怒りが感じられた。



彪馬会長「俺は先に忠告をしておきたい。もし入学した場合、命の危険も伴う闇側との戦いに参加させられる可能性も高い!!正直俺だって未だに怖いことだってある。だが!それを乗り越えれる精神力と実力!!それが今の地球に必要な光側の力!!そうだと俺は思っている!!その心が諸君にはあるのか!!それを今俺は問いたい!!どうだ!!」



その少し年上の人とは思えない、自分の意思を真っ直ぐに、そして周りを引き込む発言に受験者一同はこう言った



はい!!!!!!あります!!!!!!!!



彪馬会長「よく言った!!それでは今から!!国能高校入学試験を開幕する!!」



こうしてついに入学試験が幕を開ける

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