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abilitya hero  作者: まるまる
第2部 国能試験開幕
21/33

第21話 連絡できますか?

キャラ紹介

颯斗 (現在の情報)


本名 (かすみ) 颯斗(はやと)


年齢 15


誕生日 9月14日


身長 169cm


体重 56kg


容姿 黒髪の短髪とはいかないくらいの髪の長さ

目は少しつり目で茶色い目をして肌は白め


abilitya ERROR(エラー)


趣味 絵を描くこと


詳細

月日が経ってかなり身長が伸びた颯斗、理由は不明だが、原始の力、ERROR(エラー)を獲得し絶賛修行中。お兄ちゃんの(かすみ) 奏汰(かなた)はWADFの第六番隊隊長で現在音信不通。お兄ちゃんに会うため、そして町を壊した奴を見つけるため国能高校入学を目指している。ちなみに最近の悩みは髪を少し伸ばしたいけど前髪邪魔になるのが嫌なこと。

定原校長「君とこうやって話すのはあの時振りかな?颯斗君」


颯斗「お久しぶりです、校長先生」


定原校長「入学試験まで残り2週間しかないが…こんな時に何かあったのか?」


颯斗「質問です校長先生、今僕の兄、奏汰と連絡することってできるんですか?」


定原校長「なるほど…たしかに言っていたね、連絡が取れていないと」


颯斗「そうなんです、一度でもいいから今の状況を伝えておきたいのですが…」


定原校長「なるほどな…」


定原校長の顔が固まった。

そしてゆっくりと俺の顔を見て言った。


定原校長「正直、今本人と連絡を取るのは不可能に近いかもしれない」


颯斗「え…?どうしてですか?他の隊長には連絡取れる人いたんじゃないんですか?」


定原校長「現在の二番隊隊長の方に連絡を取ったのだが…現在六番隊隊長、霞 奏汰はかなり全乱殺(カオスキラー)への重要な捜索をしているため、こちらからも連絡は取るなと言われている…とのことだ…なので連絡は取れないらしい…」


颯斗「そうなんですか…」



しばらく沈黙が校長室に続く


定原校長「まぁとりあえず、私でもやれることはやってみせるよ。正直自分も彼に会って話したいことがあるんだ…お互いに策を考えてみないかい?」


颯斗「分かりました…忙しい時にすみません」


定原校長「構わんよ、ところで颯斗君、かなり実力上がってるね」


颯斗「え?なんでそんな分かるんですか?」


定原校長「ちょっとしたテクニックで相手のAPを見てるだけだよ、彩奈にもやられただろ?」


そいえば修行の時毎回APがどれくらいか教えてもらっていた。


定原校長「精眼(せいがん)、自らのAPを自分の目に集中させることで相手のAPを感じることのできる戦闘の基礎だ。覚えておくといい」


颯斗「そんなのがあるんですね…」


定原校長「そうだ、ちなみに作ったのは私の先祖だ。凄いだろう」


颯斗「え?!そうなんですか?!」


定原校長「あぁそうなんだ、咲野家はabilitya(アビリティア)の技能革新を起こした家系なんだよ。」


颯斗「だから彩奈もあんな強い訳か…」


ちなみにこれはちょっとした小話なのだけど。彩奈の実力は3ヶ月ほど前に俺、玲央、直登の3人で戦っても本気のほの字を出す前に負けてしまう程の実力である。まぁようするにバケモノってことよ。



颯斗「ただいま…」


直登「おかえり、何してたんだ?」


颯斗「校長に俺のお兄ちゃんのことについてちょっと相談してたんだよ」


彩奈「そうだったんだー、おじいちゃん元気そうだったー?」


颯斗「ピンピンしてたし自分の家のことについても話していたよ、実は彩奈の家って凄い家系だったんだな」


彩奈「まぁ私は落ちこぼれだけどねー…」


颯斗「え?そんなことないだろ、だって俺らのことあんな簡単にボコボコにしてたのに…」


直登「多分そういうことじゃなくて、成績のことを言ってるんじゃないのか?」


彩奈「そう…私の家系って代々国能高校推薦取る人が9割とか占めてるんだけど…」


直登「自分が取れなかったからってことね」


彩奈「そう…」


部屋にどこか冷たい空気が背筋を伝ったのが分かった。


玲央「まぁそういう推薦のこと考えるんじゃなくて、入学してからの成績で勝てばいいんじゃないのか?」


彩奈「簡単に言うね君…」


玲央「だって実際それが彩奈ちゃんの目指すべき目標なんじゃないの?」


彩奈「まぁそうだけど…」


玲央「だったら俺らが色々協力はするからさ、一緒に頑張ろうよ」


彩奈「玲央君…ありがとう…!」


俺はやっぱり改めて思った。

玲央のこういう仲間思いなところがこいつのいい所なんだと。

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