第11話 ヤマラ王
レオ「心配させんなよハヤト!!ほんとに焦ったんだぞ?!」
ハヤト「悪かったよ…俺もだいぶやばかったんだよ…」
ナオト「俺たち勝ったんだな…相手は弱いかもしれないけど…」
改めてとても嬉しかった。なにより人を守れたことが。
?「ヤマラ様ー!!どこですかー!!」
レオ「今度はなんだ!休ませてくれよ!」
おじさん「待て待て大丈夫だ、私の兵士だから」
ナオト「兵士…?」
おじさん「ここにいるぞー!!」
兵士「ヤマラ王!一体こんな長い時間何をしてらっしゃったのですか!全員心配しておりましたよ!早く帰りましょう!」
兵士「おい!なんだこの小僧どもは!まさか王様の怪我してる理由って…!」
おじさん「何をしているお前たち!彼らは私を襲ってきた山賊から命を助けてくれた恩人なのだぞ!」
兵士「なんと!そういうことでしたか!すみませんでした!」
ナオト「いやそれはいいんですが…あの王様って…?」
おじさん「あぁすまない。話忘れていた。私この街、ラベル国の一体の管理をしている王、ヤマラという者だ」
3人「えぇー!!」
俺たち3人は思わず叫んでしまった。
レオ「俺ら王様におじさんって言ってたってこと…?」
ハヤト「すみませんでした!!」
ナオト「今後はこんな無礼のないように」
ヤマラ「いい子たちだ。全然構わないよ。命を助けてくれた人にそんなこと言って欲しくはないよ」
俺たちは王様の優しさに感動の涙を流しかけた
ヤマラ「改めて礼を言う。本当にありがとう。」
その心の底からのお礼とお辞儀に俺たちは胸が暖かくなったのがすぐに感じた。
ヤマラ「せっかくだ、お城に案内しよう。ついておいで」
3人「え?まじで?」
そして王様について行ったんだが。本当にお城の中に入らせてもらった。お城の中は本当に想像するとおりの内装と見た目で本当に某有名な遊園地にありそうな見た目をしていた。そして王様の部屋で話をすることになった。
ヤマラ「本当に感謝してもしきれないな。若いのによくやるな!」
と王様は笑って言った。綺麗な笑顔だった。
ヤマラ「君たちはどこの村の子なんだ?」
ナオト「クルトス村の人です」
ヤマラ「クルトス村だと!!あの村は今は跡形もなく消え去り。生きた人はゼロだと言われていたはずだぞ!!」
思わず飛び上がり声を上げてしまった王様はあっとなってしまいすまないと顔で言ってきた気がした。
ヤマラ「そうか。クルトス村のものなのか、でも嬉しい限りだ。まさか生き残ったものがいたとは」
ハヤト「本当に僕たちも謎でした。何故か3人だけ残っていたので…」
ヤマラ「ふむ…てことは住む場所が無くなってここまで来たということなのか…」
ハヤト「はい…」
ヤマラ「まぁいい…それで君たち夢とかあるのか?そんな実力があるのなら」
レオ「俺たち将来WADFに入りたいんだ!その為に国立異能育成高等学校に入りたいんだ!」
ヤマラ「ほう?そういうことか…地球に行くお金はあるのか?」
ナオト「それが実は無くて…貯めようと思っても絶対に僕たちが受験するまでに間に合いそうになくてですね…」
ヤマラ「なるほどな…じゃあわしと一緒に行くか?地球」
3人「え?」
ヤマラ「これも何かの縁だ。君たちの将来もわしは見てみたい。これは投資のようなもの…いや違うな、恩返しだ。是非一緒に地球に行こうどうだ?」
俺たちは少し考えたがこんな機会もう二度とないと思い思い切って答えた
3人「行きます!!」
ヤマラ「よし、じゃあ行くぞ」
こんな機会を与えてくれてありがとうございます。と心の中で言い続けた。そしてこの機会が後の僕たちに大きい影響を与えた。




