7面倒事が片付いたので勉強の時間
俺はこの場に全員分の椅子を魔法で生成し座るように促した。
兄はすぐに座ったが誇白達は遠慮しようとたので強制的に座らせた。
シルフは呼び止められたことにびくついていたが、とりあえず座ることにした。
「そんなに身構えなくていいぞシルフ。俺は精霊に興味をもっただけだ」
「なっ」
シルフは驚いたような素振りで自分の体を隠すような姿勢になった。
「お前単体じゃなく精霊とゆう存在にだ」
「あーそっちね。驚かさないでよ」
「アーサー。この精霊がシルフなのは間違いないんだよな?」
「なによ!失礼ねあんた。てかアーサーと同じ顔だから双子?でもあんた弱っちいわね」
「おいシルフ。兄上に対して何かしようとしたら、存在を消すからな」
こいつ、俺にびびっている感じはするのにアーサーと呼び捨てたり、無邪気な子供なんじゃないだろうか。
「ちょっとまってよ!何かしようなんて思ってないから、思ったこと言っただけだから!」
「アーサー落ち着け。弱いのは事実だから仕方ないさ。シルフ、人間は魔力だけでは計ることができない存在なんだ。俺は戦う場所がここにいる全員と違うんだ」
兄は魔力も武芸も人並みなのは確かなのに、発言の重みが全然違う。魔力を発しているわけでもないのに圧を感じる。
他の者も感じているんだろう。息をのむように皆が黙っていた。
あのシルフも黙るくらいの圧を出すとは流石兄だ。
「本題にはいろう。精霊に会えたら幸福なことだ言われるくらい珍しく。実際に会ったとゆう話があってもあまり信用されない。今日まで俺達は精霊に会ったことがなく生きているうちに会うこともないだろうと思っていた」
「大昔は魔法での契約書のサインがあったから精霊は干渉していたけど今は全くなくなったから精霊を見なくなったんじゃないかしら?まぁ下位精霊なんかは結構そこらへんにいるんだけどんね。認識されてないだけで」
こんな便利な魔法を使わなくなるとは大昔の人間はおろかだな。
だがなぜ使われなくなったんだろうか。
「大昔はあったのか?なぜ使われなくなった」
「嘘をつくと精霊が敵になるからだろ?」
「正解!契約を甘く見て嘘の契約をして精霊たちに殺されるバカが増えてその時代の人間が使わなくなったのよ。それにしてもあんた頭いいわね!あれ?名前なんだっけ?」
「名乗っていなかったな。ランスロットだ。よろしく」
「よろしくしてあげるわ」
シルフが兄に好意的なので少しだけ言動にも目をつむってやろうと心に決めた。
「兄上の頭が良いのが伝わったところで俺の疑問に答えろ。嘘はどうやって判断するんだ?」
「精霊が見届ける契約は従魔契約以外にも結構あるのよ。例えば同盟を組んで裏切らない契約とかね。それで裏切るんだもん。本当にバカよね人間なんて下位精霊で十分殺せるのに甘く見てんのよね」
「なるほど」
契約の魔法が伝わらなくなったのは理由はよくわかった。
今回のことは俺にとって、とても良い出来ごとになったわけだ。
「シルフはこの場に来た時に私が呼ばれるなんてっと言っていたが、魔力以外にお前が来た理由はあるのか?」
「契約の魔法陣に魔力を注いだ時にそれに相応しい精霊のところに門が出現するんだけど、そこに一番最初に入った精霊が来るのよ」
「一番最初ってことは他のところにも門がでているのか?」
「私のところに出現してんだから、他の属性の頂点の精霊のところにも出てるはずよ」
「シルフはなぜ門に入ったんだ?」
「そんなの決まってるわよ。面白そうだから!」
「それだけか?」
「そうよ!私が知る限り私レベルの精霊が契約の魔法に呼ばれるなんて聞いたことないもの。暇つぶしに丁度いいし」
「精霊って暇なのか」
兄が小声で感想をもらした。
気持ちはわかる。
「精霊が暇なのはおいといて、聞いたことがないってゆうのは事実か?」
「ええ。私達は結構集まってだらだら話しているけど、こんな面白いことあれば誰かが口にしているはずだし」
精霊の頂点にいるやつらがダメな者の集まりに聞こえてきた。
「そうか。シルフが来なければ他の精霊が来ていたってことか」
「そうね。私が来たことにもっと感謝してもいいのよ?」
なんで、こんなにふんぞり返れるんだこいつ。
誰が来ても契約に支障ないだろうから感謝なんかされないだろうに。
「さて、契約の対象について教えてくれ」
「無視しないでよ、、、、、、、」
「会話しているんだからいいだろ。それより対象だ精霊とも従魔契約できるのか?」
「え?やっぱり私のこと、、、、、」
シルフは驚いたような素振りで自分の体を隠すような姿勢になった。
さっきも見たなこの光景。
俺は大きなため息をついて、一言だけ言うことにした。
「ちげーよ」
「ふざけてごめんなさい」
綺麗な土下座を披露してきた。
「それで精霊との契約は?」
「できるわよ!魔法陣は別物だけどね。従精霊契約の魔法になるわ。因みに精霊との契約の場合も別の精霊が見届ける者として呼ばれるよ」
「なるほどな」
「聞きたいことはこれくらいでいい?」
「いや、他にもある。人間の過去の文献では少しだが精霊や天使、悪魔、神が存在したと記されているが、天使、悪魔、神も存在するのか?」
「いるわよ」
「まじか」
「神は存在しているだろうって感じだけどね。この世界を作ったのは神だから。天使と悪魔は召喚の魔法を使うと会えるわよ」
「神が作ったと言いながら、だろうって曖昧なのはなんでなんだ?」
「生まれた時にそう思ったのよ。他の精霊も確認したら同じことを言っていたからあってると思う」
「それについては考えても意味がなさそうだな。天使と悪魔は会えると言ったが従天使と従悪魔の契約とかになるのか??」
「天使と悪魔と従属の契約!?それは無理よ。そんな魔法存在しないわ」
「無理?では召喚してどうするんだ?」
「悪魔は願いを聞いてくれるの、願いの内容で代償が全然違うけど、例えば国を滅ぼしてって願いなら、その分の生きた人間を生贄にするとかね。それから天使は祝福をくれるの、と言っても微々たる祝福ね。病気になりにくくなるとかその程度、祈りを毎日欠かさなければずっと続くよ」
「どちらも微妙だな」
「そうよ?召喚する意味がないのよあいつら」
「それなら文献でほとんど存在しないのも納得できる」
「今度こそ聞きたいことは終わり?」
「ああ、大丈夫だ。兄上も何かあるか?」
「特にないな」
「それじゃあ私は帰るから!」
シルフは立ち上がり門を出した。
「ああ、聞きたいことが聞けて俺は満足だ。ありがとう」
「本当に帰るからね!?」
なぜか帰る気配がない。
「終わったんだから帰っていいぞ」
「もうちょっと引き留めてもよくない!?」
ここで凄く面倒くさいやつになった。
帰りたくないくらい暇なのかこいつ。
「なんだ?一緒に来たいのか?」
「仕方ないなぁそんなに私と一緒にいたいのね」
こいつの頭はどうなってるんだ?
「言ってない」
「特別に召喚の指輪をあげるわ!」
聞いてないなこいつ。
「ふぅ。何を召喚できるんだ?」
「なんと風精霊の頂点のシルフちゃんを召喚できちゃいます!」
「アーサー様これは凄いものですよ!精霊を召喚できるだけでもすごいのに、シルフ様を呼べるなんて」
誇白の目がキラキラしている。
ってゆうかこいつに様をつけるのか。
「貰える物は貰っておくか」
「ざーんねーん。アーサーに上げても面白くなさそうだから、これはランスロットにあげまーす」
イラっとしたがまぁいいだろう。
「いいのか?貴重な物のようだが?」
「ランスロットの方が面白そうだから!」
「ありがとう。貰うよ」
「指輪に魔力を注げば私が来るから!」
「じゃ!帰る!」
シルフは帰っていった。




