5面倒事の後始末
隠し部屋に戻った俺は魔法で浮かしている椅子に腰かけ、本を読んでいた。
「さて」
流石に俺が原因の面倒事だとゆうのを伝えるにはどうしたらいいか、、、
「うーん」
言い訳を考えるのが面倒くさくなってきた。
「なるようになるか」
そんなことを呟いていると、、、
いつも通り?扉をあけて勢いよく入ってきた。
「うぉおおおおおおおお」
「あなたうるさいですよ」
今回は兄と義姉が2人で入ってきた。
「2人で来るとは珍しいこともあるもんだな」
「どうしてあなたは浮かびながら逆さになって本をよんでいるのですか?」
「待っている間が暇だったのでな。魔法を使って遊んでいた」
「あなたが調査に行っている間、この人はずっと心配してて政務も適当で困った大人でした」
「それはそうだろ。今まで発見されなかったとんでもない魔獣だぞ。心配するなと言う方が難しい、アーサーを信用していないわけではないぞ」
「ふぅ。はいはい。わかりました」
義姉はどうでもいいと言わんばかりのため息をついている。
「そっそれよりも、調査の結果はどうだったんだ?」
「あー実はな、、、」
「なんだ。まさかアーサーでも見つけられなかったのか」
「そんなこともあるんですね」
2人とも目を見開きかなり驚いている。
それもそうだよな。魔獣ごときを俺が見つけることができないなんて想像もしてなかっただろうし。
まぁ見つけるも何も俺が魔獣の正体だったんだよな。
「山を割り、白くて大きな翼の魔獣の正体はわかった」
「なに!」
「俺が魔獣の正体だ」
「「え?」」
「俺なんだよそれ」
「山脈を割ったのはアーサーだと理解できる。それくらいはできるだろうし」
「そうですねそこまでは私も理解できます」
「だが白くて大きな翼だけの魔獣って、、、」
「あなた、いつからそんなわけのわからない魔獣になったのですか?」
「それに関しては少し説明が面倒なんだよ」
「おいおい、面倒って、、、今回の調査結果はギルドにも伝えるつもりなんだ。説明はしてくれ。」
「そうだ!説明は別の者にしてもらおうと思う」
「別の者ですか??」
「その別の者に’ついて兄上に相談したいことがあるんだ」
「お?私に相談とゆうことは第一王子ランスロット・ブラントの今後に関係することか」
「ああ、俺が山脈で出会った魔獣3匹が俺の従魔になりたいと言ってきたんだ」
「魔獣が言ってきた?あなた魔獣と話すことできたの?」
「いや俺が話すことができたんじゃなく、魔獣たちが魔法で頭に直接話しかけてきたんだ」
「そんな魔法あるのか。アーサーが知らない魔法とは面白いな」
「そうだろ?それでなそいつらを従魔にしていいかの相談をしたかったんだ」
「ふむ。察するにアーサーの力を知った魔獣が従魔になりたいと言ってきたが、影武者であるアーサーに従うのであればもちろん。私の従魔としても振る舞わなければいけないわけだが、それを良しとして振る舞う事ができるのか。なにより私がその魔獣を従えてもいいと考えるのかを確認したいと」
流石だ。
我が兄は俺の考えることを理解してくれる。
「まずは会ってみた方がいいとは思うのだがどうだろうか?」
「いいだろう。すぐに行こう」
「わかった。では連れて行こう」
「アイリスすぐに帰るから、もし私への用事がある場合はうまいこと頼む」
「わかりました。お気を付けて」
俺と兄に魔法をかけ、北の山脈に向う。
洞窟の入り口で2匹の狼が出迎えてくれた。
(お待ちしておりました)
(まさかこんなに早く戻ってきてもらえるとは思っていませんでした)
「これが頭に直接話してくる魔法かすごいな」
「だろ?」
(では私達についてください)
そう言われついって行った。
まぁ俺は来たことあるしわかっているんだがな。
(同じ仮面をつけた方が2人で来られるとは思いませんでした)
(びっくりです)
そんなことを話していると、誇白がいるところまでついた。
「大きく美しい毛並みだな」
兄の第一声はそれだった。
(ありがとうございます)
誇白が頭を下げてまっていた。
「それはそれとして、私はまだ君たちのことを知らない、なので紹介は後ほどさせてもらう」
兄がまだ警戒はしているぞっとゆうスタンスで言い放つ。
因みに兄も俺と同じ仮面をつけているが、誇白は気配でわかっているようだ。
「早速で悪いんだが、もう一度白くて大きな翼の魔獣について説明してくれ」
(かしこまりました)
そう言うと黒い狼があの日のことを説明しだした。
そして兄はしっかりと話を聞いた後に”なるほど”と言い納得していた。
その後、俺が誇白を傷をつけて治したことを伝えたら少し固まっていた。
「お前たちはこの者の従魔になることを望んでいるようだが、それは同時に私の従魔になることを意味している。それを受け入れることができるのか?」
(問題ありません。我々が主と認めた方が相談するほどのお方。正直強者ではないことに驚きましたが、恐らく私ではわからない別の強さを持つ方なのではないかと考えております)
「そうか、ならば自己紹介をしようか」
兄がそう言うと同時に2人とも仮面を外した。
(同じ顔?)
「私がハイド王国の第一王子ランスロット・ブラント」
「そして俺が弟のアーサー・ブラント。兄の影武者だ」
(私の名は誇白です。銀狼と呼ばれる狼の魔獣です。それにしてもご兄弟でしたか、、、しかし影武者とは訳アリの様ですね)
(そして申し訳ありませんが、こちらの者達は名前がありません。もしよろしければ名をつけてあげてください)
「名がない?不便じゃないのか?」
「誇白のことを主と呼び。他の2匹は常に一緒に行動しているのであれば、特に困らないのであろう?」
(そうゆうことでございます。少ない情報で事情を察してもらえるとは、なるほどランスロット様は頭がきれるお方とゆうことですね。ランスロット様への忠誠のあかしとしてこの者達の名付け親になっていただけないでしょうか?)
「お前たちはそれでいいのか?」
(問題ありません)
(よろしくお願いいたします)
「一応確認なのだが性別あるのか?私には魔獣の性別の見分け方がわからないんでな」
((メスです))
食い気味に2匹が答えた。
「うっうむ。では黒音と黒華だ」
声が低めの方を黒音と声が高めの方を黒華と名付けた。
((ありがとうございます))
その後、俺が影武者になった経緯を伝えた。
「では俺たちの関係性がわかったことだし、従魔の契約をするか」
(お願いいたします)
「で?、、、どうやるんだ」
「アーサーでもわからないのか」
「一度もやったことないのだから当然だろ?」
(ではこちらで準備させていただきます)
誇白は魔法陣を展開した。
初めて見る魔方式だがなるほど理解できた。
拘束する力が強いことが読み取れるな。
まさに従魔の魔法陣だ。
(魔法陣を展開した)
誇白は魔法陣の中心で止まった。
(では今から従魔の契約の手順について説明させていただきます)
(まずアーサー様と従魔になるものが魔法陣の中心に魔力を注ぎます。すると契約の精霊が現れ契約書を出してくるのでそれに魔力でサインすれば完了です)
「精霊だと!?」
兄が驚きのあまり声をだした。
それもそうだろう。
精霊はなかなか会うことはできない。
過去の文献にもあまり登場しない。
「まさかここで精霊が出てくるとは思わなかったな」
この世界に存在するのは人、獣人、魔獣、魔物、魔人そして古き文献でしか登場しない精霊、悪魔、天使、神。
文献でしか知らなかった存在にあえるなんて嬉しいな。
(精霊の存在にそこまで驚かれるとは、人の世にどのように伝わっているのか興味がでてきました)
「ああ、かなり楽しみが増えた。はじめてくれ」
魔法陣に魔力を注ぐ。




