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有能?な王子の影武者は一苦労  作者: 集村優作
21/29

21面倒事は調べなければならない

俺と誇白が宿屋でゆっくりしていると兄から魔法で連絡がきた。


(アーサーすまない)


(どうした兄上)


まさかもう方針が決まったのか?

流石だな。


(今すぐにリサの研究室で死者を生き返らす研究を探したい)


どうやら違うみたいだな。

明日の予定を今日やるのか。

兄の事だからかなり重要な事なんだろうが珍しい。


(わかった。すぐに調べてくる)


(今回は私も一緒に行く)


(兄上も一緒に?珍しいな)


(今回は私も自分の目で確かめたいんだ)


リサの死者を生き返らせる魔法を調べに来ただけなのに、

偶然居合わせた誘拐事件の奴らと仲間だったことで相当しんどいんだろうな。

兄のことだがら義姉にもまだ言っていないんだろう。


(すぐに合流する)


「兄上に呼ばれたから行ってくる。誇白はそのままここで待機していてくれ」


「かしこまりました。何かあればすぐに連絡してください。直ぐに向かいます」


普段なら何もないだけどな。

今日の迷子もたまたまだし、、、、

今日に限っては迷子になる以上の事はないと言いたい。

それに俺の独断行動の結果で誇白には迷惑をかけたからな。

今日はもう気にせず休んでもらいたい。


「本来の用事を済ませるだけだ。ゆっくり休んでいてくれ」


「お気をつけて」


誇白は何かを察したように一言だけ俺に言って見送ってくれた。


念のため。

気配を消して宿からでて、

直ぐに兄の元へ行き合流した。


「ここ城だよな?」


「ああそうだ。私達も入ってから同じ感想だったよ」


「たしか寮もあるとか言っていたな」


「正面から見ると確かに城なんだが、門をくぐると中は全然違った。どちらかと言うと領主たちの館がそれぞれ敷き詰められている感じだ。途中で内装がころころ変わる」


「魔法の研究一筋の連中は建物なんてどうでもいい感じなのか」


「案内してくれた者に聞いたら城を建てようとして途中で変更したらしいぞ」


「変更?そんなことあるのか」


「普通ならないがここに王族なんていないからだろうな」


「そうか。象徴になるものを作ろうとしたけど、正面が出来上がって満足したのかもな」


「なるほどなそれなら納得だ、、、、」


俺は兄の他に誰もいないのか周りを確認した。


「ん?どうした?」


「義姉上はいないのか?」


「アイリスは昼に黒音と黒華の面倒を見ていて疲れたようでぐっすり寝ている」


「面倒を見ていた?」


「2人がかなりはしゃいでいてな」


「あー。まぁ結果往来だな」


本来なら従者は主を守るのを優先しないといけないんだが、

今回は大目にみてやるか。


「アイリスも楽しそうだったからいいさ」


「そうか。それで兄上研究室の場所はわかっているのか?」


「この城に出入りしている者に確認をとっているから大丈夫だ」


「そうか。兄上、、、一応聞いておくがその恰好は?」


兄はなぜか変装していた。

王子とは思えない格好だな。

どこにでもあるローブにつけ髭。


そんなもの用意していたのか。


「実はな念のためにと思い変装道具を持ってきていたんだ。いいかんじだろ?」


「用意がいいんだな」


「それを言うならアーサーの格好もどうしたんだ?リクで来るかもと思っていたが、、、」


「兄上、俺もそこまで考えていないほどのバカではない」


「そうか。だが流石に仮面が違うとはいえ。ここで仮面はまずくないか?いないだろそんな奴」


今回持ってきた仮面はさっきまで食事していた時の仮面と一緒だ。

隠密には向いていないかもしれないが、人に合わなければ問題ない。


「仕方ないだろ。できるだけフードで顔が見えないほど深く被っておく」


「この時間に出歩いている者もいないとは思うが十分気をつけよう」


「そうだな。常に気配を探りながらいけばいい」


「リサの研究室までそこまで距離はないが頼んだぞ」


「ここからだとどれくらいだ?」


「奥の階段から2つ上がったところにあるはずだ」


「なるほどな。リサの部屋も(ここ)なんだよな?」


「同じ階にあるとは聞いているが、詳しい場所までは聞いていない」


「ならここから全ての上の階の気配を探る」


目を閉じ気配を探る。


ここより上にいるのは2人だけだな。

一番上にいるのはおそらくドランバルト学長。

俺達が向かう予定の階にいるのがリサだろう。


「上の階にいるのは二人だけだ。一番上にドランバルト学長がいておそらく休んでいる。リサは起きているが部屋にいるのか研究室にいるのかはわからん」


「そうか。では見つかる心配がないな行くぞ」


俺達が今いるところは半分以上の部屋が客室となっている。

今日泊っているのは俺達だけらしい。

1つ上の階に着いた時に俺は足を止めた。


「アーサーどうした?この階は違うぞ」


「なんか資料室って表札が見えるんだが、ここは誰の研究室なんだ?」


「この階は研究室が一つもないそうだ」


「この階全てが資料室ってことか!?」


「ああ。過去の魔法研究の記録から新しい魔法研究までの記録が集められているらしい」


「少しよっていこう」


「今は開いていないぞ?」


「なぜ?」


「ここをまかされている司書がいるらしいが、1人だけらしくてな夜は閉めているらしい」


「そうか。明日時間を見つけて中をみたいな」


「嬉しそうだな」


「魔法の研究は俺にとっても未知の事だからな嬉しくないわけがない」


「そうだな。だができる事なら今回の件が完全に片付いてからにしてほしいんだがな」


「わかった」


再び階段を上りリサの研究室がある階に来た。


「リサはどこにいる?」


リサの気配を探る。


「ここから正面に見える一番奥の部屋だ。研究室かどうかは俺にはわからないぞ」


「大丈夫だ。聞いた話だと研究室は表札があると言っていた」


「ここからじゃわからないな。慎重に探そう」


2人は足音を立てないように歩き出し研究室を探す。


「ここだな」


俺がドアノブに手をかけようとすると、

兄に止められた。


「まてアーサー。念のためドアを開ければ何か発動する魔法がないか確認してくれ」


「確かになにもないとは言えないな」


魔力の流れがないか確認する。

・・・・・


「大丈夫だ」


「そうか。入ろう」


「一応俺が先に入るよ」


「頼んだ」


ドアを開けて中の様子を確認した。


「研究室だよな?」


「ん?どうした?」


「とりあえず入ろう」


アーサーは不思議そうに研究室に入って行った。

アーサーの後からランスロットも入って不思議そうな顔をした。


「研究室のはずだが、、、」


「どちらかと言うと資料室と言った方があっている気がするな」


研究室と書かれた表札の部屋に入ると一つの一般的な机と周りには沢山の資料と思われる物が棚に並んでいた。


「アーサー。魔法の研究はこの部屋だけでできるのか?」


机に近づき引き出しを全て開けて中身を確認してみる。


「内容にもよるんだが、魔法式の構築を考えたり発動させたりするにしても。ここだとなにもできないな」


「なにも?」


「見て見ろ引き出しの中にあるのも全て資料だ」


兄に引き出しの中を見せ確認を促す。


「魔法式を書くものや確認するために使うかもしれない物が何もないな」


「そうゆうことだ。リサ魔法式の簡略化を次々と発表して側近になったんだよな?本当にここが研究室なのか?」


「、、、、間違いないはずだ」


まさか頭の中だけで式の構築、発動、確認したとかないよな?

そんなことできるのか?


「他にも部屋があったからなそっちも見てくるよ。兄上は念のためここで探しといてくれ」


「そうだな頼んだ」


部屋から出て他の部屋を確認しようとしたが、

建物の作りがおかしかった。

普通ならリサの部屋の位置は廊下になるはずだが、

後から建物をつけたしたからこんなわけのわからない構造になっているんだろうな。

どうやらこの階は3部屋しかない。

俺達のいた部屋と、

鍵がかかった部屋、

後はリサがいる部屋だ。


表札があったのもさっきのとこだけだ。


後はリサがいる部屋だけなんだが、、、

気配的にはおきているんだよなぁ。

一旦兄の元に戻るか。

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