19食事をした結果の面倒事?
(いいのでしょうか?)
仮面をお互いにつけているから表情はわからないが困惑しているような雰囲気が誇白から伝わってくる。
(なにがだ?)
(主様が一般的な宿に泊まるとゆうことです)
(問題ないだろ。それよりも誇白だけ貧乏くじのようで悪いな)
(いいえ。主様の役にたてるなら何も問題ありません。それに私達は元々洞窟に住んでいましたから)
誇白達3人の従者は元々洞窟暮らし。
食事も数日間とらなくても問題ないらしい。
(そういえばそうだったな。折角だどこかで食事もとろう)
(いいところを探しましょう)
(いや、別にどこでもいいぞ。あそこでいいだろ)
俺は少し先にある店を指さす。
(かしこまりました。店内でも会話はこれでやりますか?)
(いや、やりとりは声に出しておこう。俺達はただの旅人だ)
(ではそのように)
店に入ると丸いテーブルが並べられていてそこに数人が座る場所だった。
「完全な個室はありますか?」
誇白が店員に確認をとる。
「個室はありませんが二階なら他のテーブルとの間隔も広いですよ。お金も少しかかりますがよろしいですか?」
フードを被り仮面をつけた2人を前に特に表情を変えずに対応してくれいている。
プロだな。
二階から一階を見渡せる作りになっている。
他のテーブルの料理も見れるいい場所だ。
「問題ないです。そちらに行きます」
「はい。ご注文がお決まりになりましたらお呼びください」
階段を上がりテーブルにつく。
「雰囲気はいいな」
「少し騒がしい気もしますが、後はどれだけ美味しいかです」
メニュー表を見ると見覚えのない名前の内容ばかりだ。
とりあえず適当に頼むか。
「何か食べたい物はあるか?」
「そうですね。このグツグツの肉を食べてみたいですね」
グツグツってなんだ。
「そうか。俺も適当に頼む」
店員を呼び食事を頼んだ。
誇白の注文はグツグツの肉。
冷えきったブドウジュース。
アーサーの注文は雷にうたれた肉。
はじけるイチゴジュース。
今回の仮面はつけたまま食べる事も考慮した口元から下がない仮面だ。
「意外と美味しいですね。そちらはどうですか?」
美味しいのか。
届いてからも真っ赤なスープがマグマのようにグツグツしている。
器に魔法式が書いてあるからそれが永続的に効果を発揮しているんだろうが、、、
火傷するんじゃないかと見ていたが平気な顔して食べている。
ジュースも同じで器に魔法式が書いてあって少し凍っている。
「俺のも美味しいぞ」
俺の肉は一口サイズに切られた肉に魔法式が書いてある棒が刺さっている。
噛めば肉汁と一緒に電気が軽く放電する感じだ。
全身に電流が流れる感じは面白い体験だ。
ジュースも恐らくそれっぽい魔法式なんだが、組み合わせが悪いのか全く何も感じない。
「お口に合うもので良かったです」
食事をしていると下の階から怒鳴る声が聞こえてきた。
「おいおいおい俺達は客だぞ!」
服装を見る感じサーチの外からきた部外者らしい恰好の男たちが店員に絡んでいる。
「やめてください。私はただのお給仕です」
「俺達は遠くからここまできて疲れてるんだよ。サーチは世界を良くしようとする都市だろぉお!?俺達の事も面倒みろよ」
「ふざけないでください」
ああ。久しぶりに見たなわかりやすい。
しょうもない奴。
ハイド王国では俺が子供の頃から趣味でああゆう輩を退治していたから最近は全然みないんだよなぁ。
「折角の美味しい料理で気分が良かったのに雑音で萎えそうですね」
誇白が呆れているのを横目に俺は二階から飛び降りていた。
(主様!?)
誇白はいつの間にか仮面をつけて楽しそうなアーサーに驚いていた。
(悪いなこうゆう輩を懲らしめるのは好きなんだ)
男たちと店員の間に降りたアーサーを見て不機嫌な顔になる男達。
「なんだてめぇ」
「その手を放せ」
「お?正義の味方の登場か?」
1人の男がそうゆうと仲間の奴らもげらげらと笑い出した。
店員の腕を掴んでいる男の腕を掴み軽く握る。
「がっって」
男は店員の腕を放し自分の腕をおさえる。
「店の奥にいってろ」
店員にそう言うとすぐに目の前の男の腹に蹴りを入れる。
「うっ」
男はそのままうずくまっていた。
「てめぇ調子にのんじゃねぇ」
他の男達が殴りかかってきた。
主様。
表情はわからないけど楽しそう。
あんまり目立たない方がいい気もするんだけど、
とめることもできないなぁ。
、、、よしお会計しておこう。
誇白はアーサーと同じように二階から飛び降り、様子を見ていた店員に声をかける。
「お会計いいですか?」
「え?え?」
店員は突然目の前に現れたもう1人の仮面の客にびっくりしている。
目の前に現れたからではなく、さっきまで一緒に食べていた仲間を気にすることなく会計をしてほしいと言われたことに混乱していた。
「今ですか??」
「ええ。問題ありますか?」
「ご一緒にいた方が戦っておられますが、、、、」
「ふふ。戦いではないですよ。一方的に懲らしめているだけですから」
そんな話を誇白と店員がしていると。
「うぅ」
うめき声とともに店が静かになった。
「ね?戦いではないでしょう?」
「はい!あっあのっありがとうございます!お会計させていただきます」
(こいつらから金巻き上げるから少しまて)
(かしこまりました)
「おい。いつまで転がってんだ」
初めに店員の腕を掴んでいた奴を無理やり起こしす。
「てめぇ。覚えてろよ俺達に手を出したこと必ず公開させてやる」
「弱すぎると力の差もわからないんだな」
そう言いながら男の腕を掴んだ。
「なにをする」
男の顔が恐怖で歪む。
アーサーは無言で腕を折った。
「ぎゃああああ」
「何もできないようにしてやろうか?」
「うあぐ、、、、これ以上はやめてくれ。すみませんでした」
心が折れたな。
「おい。お前らも金だせ」
周りで転がっている男の仲間にも金をださせた。
「それじゃあさっさとでていけ」
逃げるように全員が店から出たのを確認した
(俺達もでよう)
(かしこまりました)
「美味しかったです。あっそうだサーチで一番いい宿屋どこですか?」
「ここから城に向かって歩けば見えてきます。赤い屋根の所です」
「ありがとうございます」
誇白が店員に感謝の言葉を残したのを確認して店をでた。
(主様良かったのですか?目立ってしまいましたが)
(仮面もローブの色も人数も違うから大丈夫だろ)
(そう、、ですよね?次は宿ですね)
(そうだ。折角いいところ教えてもらったんだろ?)
(はい。城に向かって歩いていると赤い屋根が見えるそうです)
(では行こうか)
2人は宿を探しに向かった。
「くそ。なんなんださっきの仮面野郎」
折られた腕を支えながら男が言った。
「やばいなそれ。治しに行こう」
「どうする?人数集めるか?」
さっきアーサーにやられた男たちが文句を垂れながら歩いていた。
「あの仮面の野郎絶対にゆるさねぇ」
「俺達だけじゃ無理だ。強すぎだろ。もっと人数集めてからじゃねーと」
「あの仮面剥がして見せられねぇ顔面晒してやる」
「仮面?」
1人の男が”仮面”とゆう言葉にに反応してきた。
「あ?」
男たちの正面で立ち止まって行く手を遮る男が現れた。




