表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
擬人化猫娘との世界巡り  作者: 結野ルイ
第一章 愛猫の秘密
8/37

第7話 色々と準備

「そいつは、疾風のコートだ。仕入れるには苦労したがなに持ってけ」

「いやいや、こんな高そうなの持ってけと言われても困るんだが」

「なぁに、その2つはあいつからの贈りもんよ」

「父さんから?」

「わしからは、これだがな」


大きなカバンから、さらに出してきたのは巨大な黒い石だった。

石炭にしか見えない。


「これは闇の精霊石と言ってな。紫吹の剣を研ぐと共に能力もあげることが出来る石さ」

「へぇー。珍しいやつもってるじゃん。しかも超巨大サイズ」

「これはホント苦労したわい。まぁここら辺やな、あとはこいつや」


渡してきたのは、小型なボタンのようななにかだった。


「そいつはな、この部屋に転移するためのスイッチや。手を繋いでたり頭の上にいたりしたら一緒に飛ぶからな」

「てことは、この部屋を拠点にしろてことか?」

「そういう事だ。遺跡攻略頑張れや」

「サンキュー。マスター!」


マスターが部屋から出て行った途端、ノノは突然俺に寄りかかってきた。

何も言わずに平然としているといつの間にか疲れが出たのか目をつぶっていた。

2時間経過して、目が覚めると腹の上に猫の姿のノノがぐっすり眠っている。

少し身体を撫でると、喜んでいるのか尻尾を振りその姿を見た途端また眠気が襲ってきて寝てしまった。

二度寝した後、起き上がると人の姿になっていたノノが俺の腹の上を跨り顔をじっと見つめていた。

わっと驚き、後ろに下がろうとするが壁に吊仕えて下がれない。


「なに驚いてるの? 早く起きて遺跡行くんでしょ?」

「あ、ああ」


ノノが俺の腹からベッドの端にどくと、俺は魔法の指輪で着替え何もなかったかのように支度をした。

しかし、ノノは服を持っていなかったのだがさっき見た時にはこの前着ていた白ワンピースを着ていた。

なんでだ?と思いつつも、猫化していたノノを頭上に乗せ部屋を後にした。

腰に下げている魔剣を揺らしながら階段を降りるとマスターに声をかけられた。


「おう、よく眠れたか?」

「お陰様でな。今から遺跡の続きに行こうと思ってるとこだ」

「ほほぉ、いい代物が出たらうちに持ってきてくれよな」

「ああ、わかってるよ」


酒場を出た後闇市で食料を買いノノの服を買うことにした。

ノノに自分で選べと言ってもぷいとそを向くことばかりで店の看板に書いてあった服をノノに見せた途端頭の上から降りてきていつの間にかその服を着ていた。

なんで学校の制服…

高校などで使っている制服であり、珍しく制服はほとんどが白。合わせ目が黒色という珍しい物だった。

スカートも、その制服に合わせてあるのかかなり短い。

俺的にはいいのか?と思うがワンビースもそれぐらいなため仕方ないかと思うようになっていた。


「あーこれください」

「はーい。おや美人な彼女さんですね」


ノノは突然俺の背中に隠れ俺は店員に違うと説明したが、納得してくれなかった。

どう見ても傍からは恋人にしか見えないのだろう。

猫耳があったノノならなおさらだが…

ノノは酒場から出た途端猫耳と尻尾を隠していた。

さすがに人目を気にしているのか俺の頭に乗るか隠していることが多くなっ


ここまで読んでくれてありがとうございます!

・マスターからのアイテム

・疲れて一休み

・ノノの服選び

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ