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擬人化猫娘との世界巡り  作者: 結野ルイ
第一章 愛猫の秘密
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第5話 スライムと裏路地

「しかし、なんでこんなものが」

「多分モンスターと戦う際に使ったからじゃないの? ここのモンスター達は確か負けた人間たちの所持品を全て食べるとか聞いた事あるし」

「普通に怖い話だなそれ」

「まぁね、このあとの奴らの方が怖いけど」


俺達はもう一つの部屋の前に辿り着き扉を開けた。

真っ暗闇で何も見えない。

ノノが俺の服を引っ張った瞬間後ろに気配を感じて振り返るが、何も居ない。いや、その前に見えないのである。

携帯型ライトを付けるも、辺りは全く明るくならない。

まさかと思い、ノノは魔法で何かを生み出し周りにばらまくと辺りから悲鳴が聴こえた。


「ノノ、何したんだ」

「えっとね、こういう事」


ノノが悲鳴を上げた何かを掴んだ途端辺りの暗闇が無くなり視界がはっきりした。

さっきの気配はこいつらだった。

しかし、こんな奴らがこの部屋の主ではないはずと思った俺は鞘から魔剣を抜き戦闘態勢に入った途端、背後から攻撃を受けた気配がして速攻ガードした。


「へぇー、この小さいやつら合体するのか。スライムか?」

「形状は一緒だけど、少しちがうかな。あ、それとこいつらにはその剣効かないから」

「は? それはどう言う」


目の前で合体した奴らを攻撃した途端、攻撃した場所が即座に再生し、魔剣には変なベトベトがこびりついていた。

ベトベトが突然蒸発すると、目の前の奴らは驚いたのか周りにあわあわと慌てながらこっちではなくノノに攻撃した。

ノノは即座にガードしたのだが、ルーンの剣を辿ってベトベトが服についた途端服が突然蒸発し始めた。


「え、スライムなの! ちょっとまって!」


次見た時には、ノノの姿はあちこち破れた服で色々な所を隠してるノノになっていた。

やっぱりスライムか…

着ていたコートをノノに着せ魔剣を構えた途端、魔剣がノノについていたスライムを吸収した。

なんでだ?と思いつつも絶好のチャンスため、辺りにいたスライムを片っ端から吸収した途端、ドン!という音とともに落ちてきたのは、大きな黒いスライムだった。


「お前が本命てとこか」

「ご主人様。そいつに魔剣で触れてみて、多分一瞬で無くなるから」

「おー」


大きなスライムは勢いよく高くジャンプすると、俺達の丁度頭上に来たため俺は魔剣を頭上に投げると大きなスライムに直撃し、みるみる魔剣に吸い込まれて行った。


「あっけなかったなぁ〜。誰だよスライムじゃないとか言ったの」

「うるさいなぁ! 闇を纏ったスライムなんて、見たの初めてなんだから仕方ないでしょ!」

「そうですかそうですか、てか着替えないのか?」

「服、あれしか無かったの!」

「それはまた…」


すると、胸元を隠しているノノはコートを脱いだ途端猫の姿に戻っていた。

まぁそうするわな


「にゃー」

「はいはい、相変わらず俺の頭好きだよなぁ」


甘えるノノを俺の頭の上に乗せ、魔剣を鞘に入れ地図を見ながら奥に進んでいく途中怪しい部屋を見つけ入ってみると、そこはモンスターの部屋たでは無く裏路地の入口だった。

徐々に奥に進んでいく、明かりが見えた。

裏路地は、よく闇取引が行われている場所と言われている。

以前父さんの知り合いに会うために裏路地に行ったことがあるがそれ以来来るのは初めてだ。

裏路地は、表には売られていないものが勢揃いしていた。


違法な薬 草

人 他種族

ここは人間も売買するとして有名な場所であり、使用人や奴隷を買うには打って付けの場所だという。

普通の人やエルフ、ゴブリン、ドワーフ等が男女構わず売られていた。

買う気はないので、そのまま素通りし以前父さんの知り合いと落ち合った酒場に向かった。


ここまで読んでくれてありがとうございます!

・闇スライム

・父さんの知り合いに会いに

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