人の性癖は人それぞれ。馬鹿にするなよぉ!
――――――――――――
名前 バース
レベル200
ジョブ ???
状態 健康
HP43416435/43416435
SP13462354/13462354
筋力 43461634857
俊敏 23135461642
技量 43212467424
スキル
スキルツリー 万力 サマーデイズ ミラードラグーン レッドドリル 強固なる鉄槌 音色衝撃波 世界移動 時代改変無効 紅月の夜 破壊者 二分裂 超脚力 宇宙の匠 ドラゴニックマジック 果物パーティ 音速移動 霊障 セーブ 創造
――――――――――――
決して油断できる相手じゃないのだけれど、今のわたしにはこれが弱く感じてしまう。
どうしてでしょうね。
簡単な話ですの。
アメノムラクモが強いのもあるけど、わたしが剣を振るったのを捕らえ切れてなかったから。
明石さんでもギリギリ反応できるのに。
残念ながらステータス解析では動体視力とか、そう言った解析できないものもある。
そして彼女の動体視力は大したことがないことがわかった。
「大したこともないのに神を名乗るなんて片腹痛いですわ」
<<<<<GAMEOVER!You lose!Continue?>>>>>
「バカな・・・これでもう四回目・・・貴女は一体わたしになにをしているというのですか!?」
単純に抜刀してるだけですのに。
アメノムラクモの斬撃を飛ばす能力と、筋力に比例して抜刀速度が加速能力。
この二つで恐ろしい速度が出てるのわかりますよ。
でも四回とも同じ動きをしたのに、捕らえることができてない。
失望です。
「貴女みたいな戦闘にも突入できない雑魚が、神を名乗るなんて・・・」
「神は別に戦闘能力が高くないやつだっている!」
「でも貴女はわたし達なんて簡単に殺せるみたいな言い方をしていましたよね?」
わたしは再びアメノムラクモを抜刀し首を切り落とすが、それすら見えてないのか無反応。
そしてコンティニューしてまた蘇ってくる。
「調子に乗るな!」
お、音速移動ですかね。
あのゲロジジィはかなり優秀なようです。
なんせ誰かがスキルを使えばそれがわかるのですから。
まぁその分――――――それなりに制約もありますが。
彼女の拳を微動だにせず受けとめます。
「バカな!?何故人間なくせに音速が見切れる!?」
「それってそんなに難しいことですか?AACの人間は音速は大抵見切れますよ?動ける人間は一握りですが」
勇者は音速で動ける人間もいますからね。
勇者を殺すことが仕事なのに、対応できないなんてバカらしいです。
まぁ通常時のわたしは避けれるほど、強くはないんですけど。
「だったらファイアードラゴン!ゾンビドラゴン!わたしに入りなさい」
――――――ギャオオオオ!
わぁ、ドラゴンは初めて見ました。
あれって美味しいんでしょうか?
あ、神に吸収されていった。
「ふふっ。わたしの神の全力パンチを喰らいなさい!」
「彼我の実力差も把握できずに笑っていると、弱く見える」
おそらく全力というのは本当なのでしょうね。
その驚愕の表情は実に滑稽。
「ハハハハ!この程度が全力ですか!」
「ば、バカな!?」
「バカはてめぇの頭だ!いい加減実力差くらい感じ取れ!この不感症ババァ」
「貴女は神に対して敬意という物がないのですか!」
敬意?
敬意したら助けてくれるのかしら?
現実ゲロジジィは助けてくれなかった。
やむを得ない事情ではなかった。
単純に姉と敵対したくないだけ。
その程度のことで、見捨てられるなら最初から信仰なんてしなければよかったですよ。
「貴女達神は都合の良いとき、神はいつでも見守っていると言って信仰心を手に入れようとし、いざ自分がまずい状況に陥れば保身のために人を見捨てる」
「それは――――――」
「それは神が人々に与える試練ですか?」
「そうで――――――」
「調子にのんな!クソビッチ」
わたしも神からの試練と思っている時期はありました。
ですが何てことはないです、
死んでしまえば何の意味も無い。
わたしは間違ってました。
心身ともに神に捧げて居るつもりでしたが、そうじゃなかったです。
本当に頼れるのは神なんかじゃなく、友や家族や恋人と言った人間なのだと。
「気が変わりました。アメノムラクモ、悪いですが帰ってください」
わかりました我が主。
そう言っているかのようにどこかに飛んで行ってしまった。
ふふっ。
かわいい刀です。
「なにをする気ですか?」
「神が絶望する姿が見たくなりました。わたしはここから一歩も動きません。逃げても構いませんが貴女のプライドがそうしないでしょう。かかってきなさい」
「どこまで神をコケにすれば気が済むんですか?」
「貴女が自分から消滅してくれと懇願するまで、ですかね?」
わたしはとんでもなくゲスな顔をしてるのでしょう。
そして彼女は表情を変えてはいないですが怒っていますね。
それはそうでしょう。
ハンデとして素手になったばかりか、わたしはここから全く動かないと言うのですから。
これほど、神としてのプライドを傷つけられるのは初めてでしょう。
「後悔しますよ?」
「どっちが?」
「ふぅー」
分裂しましたね。
面白いです。
上から、紅いドリルのようなものが浮かび上がってますね。
レッドドリルとは本当に紅いドリルを生み出すのでしょうか?
あ、彼女が突っ込んでキックしてくる。
後ろから跳び蹴りしてくるのはわかってますし、この程度でわたしを仕留めることが、後悔させられることができると思ったのでしょうか?
心外です。
わたしは両方の蹴りを片手で止める。
まるで天〇魔闘の構えのように。
「何故!?」
「チクチクしますね。この足はバッタ?」
「くぅ!」
回し蹴りをしてきましたか。
スキル破壊者を使ってますか。
受けるのはまずいですね。
「普通ならですけど」
「ぐ、ぐぁぁぁ!」
破壊者に対して破壊のスキルを使ったパンチを繰り出しました。
おかげで彼女の足はぐちゃぐちゃに破壊されました。
わたしのスキルのが、彼女のスキルより強かった。
それだけなんですけどね。
「というか痛みあるんですね。ゲームのアバターがだから無いのかと思いました」
「くっ」
「くっ?どうしてか喋れっつってんだよ?なんでんなこともわかんねぇんだこの惰神!」
わたしから神を引っ張って破壊のスキルを使いながら殴りました。
なんとなくわかってます。
「わたしにもわからないんで――――――」
「うるせぇよ。答えはハイ以外受け付けねぇよ」
「くっ」
「あれぇ?お仕置きが足りませんでしたかね?」
わたしは頭を抑えて、彼女の顔面に膝蹴りを加える。
吹き飛んでいってしまいまいたた。
あっちゃー。
動かない宣言してるから、攻撃できなくなりました。
「この屈辱は許せませんね。ですけど、貴女の実力を甘く見ていたのも事実。ここはわたしの部下が戻って来るのを待ちましょうか」
「わたしが約束を反故にして動くとは思わないのですの?」
「その場合は死なないように立ち回るしかなくなりますね」
でも、そもそも前提が間違っているんですよね。
青谷さんやキャリーちゃんはともかく、他の五人は負けるはずがないんですが。
あの二人も知り合いじゃなければ負ける要素もありませんし。
本当に時間を稼ぐつもりらしく、その場に座り込みましたか。
ため息を吐きたくなります。
「神として恥ずかしくないんですか?」
「屈辱なんて、貴女を殺せば取り戻せますしね」
「そうですか。呆れて物も言えませんよ」
そしてしばらくすると、ゲートのような物が開いて一人が戻ってきた。
あれは――――――
「カプエルが一番でしたか。おかえりなさい」
「・・・ぷっ」
彼女も案外性格が悪い。
「あー、ばーすさまぁ。わたしは頑張りましたが、美人で強いパピヨン佐川には勝てませんでしたぁ~」
「誰だ!?」
「儂じゃよ。バース様」
「パピヨン佐川!じゃあそれは・・・」
「カプエルはちゃんと殺したぞ?窒息死じゃな」
まぁ当たり前ですよね。
彼女は驚愕の表情を隠せていないですね。
「どうしました?人間風情に後れを取る気分はどうですか?」
「くっ」
睨み付けられようと、何も怖くないですね。
「ふふふっ!ふははははは!」
寧ろサービスです。
気持ちが良いです。
神の絶望する顔を見るのがこんなにも気持ちの良い物だなんて。
わたし昇天して仕舞いそうです。
一読ありがとうございます!
バース様のスキル、察しのいい方は何かわかりましたでしょう!
わたしは平成が好きです!!




