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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
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多種多様な姿!その攻撃の手数は数千にも及ぶ。

「ステータス解析!」


『残念だでしたね。このモードではステータスを解析することができないんですよ』


 そう言って動き出したダークフェルディス、DFとでも言っておこうか。

 DFは拳を突きつけて突進してくる。

 本能がこの拳は受けちゃいけないと、大きく跳躍して躱す。

 飛んでみてわかった。

 突撃した箇所の地面がえぐれていた。


『はぁぁぁ!』


 拳を俺に向けて振るってきた。

 だがそれは地面での出来事。

 空中に居る俺に直撃を与えるには距離がある。

 でも何か魔法が来る可能性もあるから、警戒心だけは上げておく。

 そして拳が飛んできた。

 文字通りロケットパンチの如く、手が外れて拳が飛んできたのだ。


「なんだそれ!?」


『ロケットグーパンですよ!』


 ロボットじゃないんだから拳を飛ばすな!

 そう思ってみると、DFの拳は元に戻っていた。

 そして飛んできた方の拳はというと、消えずに俺に追尾してきている。

 全長170cmちょっとある拳だから直撃したらかなりのダメージがあるのはたしかだ。

 何とか空中で足場を作りながら避けていると、さっきの場所にDFがいないことに気づく。

 そして目の前に腰から翼を生やした、すらっとした人間に近いオーガ、鬼人がいた。

 まぁおそらくDFだろうな。


『演算能力強化の姿だ。喰らいなさい』


 何かが吸われてる感触。

 俺の魔力か?

 SPがじわじわと減ってるんだろう。

 そして溜まるとDFはゲートのような物を開いて発射させる。

 それはエクスプロージョンの比じゃないほどの威力。

 キャノンマーベルじゃ防ぎきれない。

 そしてキャノンマーベルが現在、俺が持っている武器で一番の火力を出せる。

 それでも防ぎきれないのは、それなりの威力だろうな。

 俺は無限倉庫から別の物を取り出す。

 そして前に掲げて、DFが放った攻撃を受ける。

 その攻撃は四方八方へと分散していく。


「スプレッドミラー。銃弾とかには効かないから、日本では使わないと思ってたんだけどなぁ。一応作っといてよかったぜ。これでお前の攻撃も怖くない」


 スプレッドミラーは攻撃を全部受け流したら、粉々に砕け散ってしまった。

 もちろんスプレッドミラーのスペアはないし、実際にさっきの攻撃を不意打ちで撃たれたら俺もただじゃ済まない。

 下手をすれば、死体すら消滅しかねない。

 そんな威力だった。

 

『さすがとだけ言っておきましょう』


 するとDFはまたしても姿を変える。

 顔面はスズメバチか?

 両腕が剣のように変化している。

 見た目も女性に見えるな。

 そしてすぐさま何かを呼び出した。


 ――――――ブーン。


 あれはキラービート!?

 蜂型の魔物で、俺達の世界に居た。

 強力ではないが、かなり鬱陶しい。

 皮膚というか、装甲が硬いからだ。

 よく観ればキラービートではないみたいだが、羽音と良いキラービートと厄介さは変わらないだろう。

 

「チッ」


 俺はすぐさま腹めがけて発砲。

 血が大量に出てキラービート擬きは墜落した。

 倒し方は同じか。

 キラービート擬きは、DFを囲むように旋回して飛び始め、こちらに迫ってきた。

 そして当のDFはくるくるとその場で回転を始める。

 すると、衝撃刃が飛びかい始めた。

 これを躱しながら、キラービート擬きの相手もするのか。

 めんどくさすぎる。


「先にキラービート擬きを殺してからお前を殺す!」


 的確に一体を丁寧に仕留めていく。

 もちろんDFの回転斬りと衝撃刃も避けながらだ。

 キラービートが時々毒を吐いてくるが、俺自身には強い毒耐性があるから関係ない。

 どれくらいあるかというと、青酸カリを飲んでも口から青くさいアーモンドの匂いがするだけで死にはしない。

 しばらくしてキラービートが全く現れなくなった。

 しかしDFの姿も見失った。


「しまった!DFはどこだ?」


 周りを見渡すがいない。

 上か!

 上には右腕だけハンマーのような形をした、大きな腹話術人形がいる。

 こんな姿にまでなれるのか。


『すぐに気づくとはさすがですね』


「お前の姿は多種多様だな」


 ハンマーを振り下ろしてきたので、俺は聖剣で迎え打つ。

 三回ほど打ち合って後ろに下がる。

 左手が痺れた。

 たった三回でだ。

 しかしふと思う。

 たしかに攻撃が重い。

 妙だ。

 他の三体に比べて厄介さがしょぼい。

 進化していたと考えるにしても、攻撃の厄介さにしては三体の強さは同じくらいだ。

 そして今の姿は進化と言うより劣化になる。

 つまりフォームが変わってるだけと見た方が良い。

 けれどただの力が強いだけのフォームとも思えない。

 ならば最初のオーガの姿のが力だけなら強かった。


「なにかあるな?」


『ありますよ?』


 なんだ?

 こいつは頑なにはぐらかしていたというのに、急にこの変わり様はなんだ?

 あると言うこと、それが重要だというのに、こいつの変わり様に警戒心がほんの少しだけ解けてしまった。


『隙アリですよ』


「後ろ!?」


 右腕が何かに噛まれ、引き千切られた。

 俺は右腕を食われてしまったのだ。

 後ろを見ると()()が異形の姿をした腹話術人形がいた。

 左腕についている異形が、俺の右腕を食べていた。

 右腕は良い。

 ポーションを飲めば回復する。

 でもあいつが持っている銃を取り替えさねぇと。

 俺はポーションを飲み干し、バリアの魔法を展開し突撃する。


『これはまっすぐ仕掛けてくるとは意外です。なにかしらの工夫が』


『彼はこの銃を取り返したいのですよ』


『なるほど』


 一瞬でその判断をするのはどうかと思う。

 分身を作る能力は一番厄介だ。

 たしかに一人ならそこまで強くはない。

 だがあれだけの能力のある分身だったら話は別だ。

 しかしどうやって銃を奪うか。


「銃を奪うのはひとまずあとだ。死体から奪っても構わないしな!」


 俺はアサルトライフルを構える。

 ただのアサルトライフルじゃない。

 SP1につき1発撃てる銃だ。


「死ねぇ!」


 俺はアサルトライフルをぶっ放し始める。

 アサルトライフルから避けようと、左右別方向に走って逃げるDF達。

 そしてしばらくすると方向を転換。

 元の位置に戻り合流した。

 すると二人は手を繋ぎ、右手が異形だった腹話術人形が車に変化した。

 まぁ突撃してくるだろうな。

 俺はキャノンマーベルを取り出す。


「喰らいやがれ」


 どんな車も急劇に横に動くことができないから撃った。

 しかしその目測は外れて、急激に横に動き躱した。

 そして次には高速でこちらに近づき、ラリアットを決めに来る。

 しゃがんで避けた。

 受けとめようにも、あの車が棘だらけでできなかったし仕方ない。

 それに他にも理由があった。

 銃を持っていた位置的に通り過ぎる一瞬で銃を奪い返えせると思い、実際に奪い返した。

 しかし、あの姿が弱いという認識は改めないとな。

 分身能力より、あの急激に横に動ける攻撃が厄介だ。


『あの一瞬で奪い返すとは・・・』


 俺はすぐさまホルスターに銃を仕舞い、キャノンマーベルに手をかける。

 後ろからキャノンマーベルを撃つ

 しかし次には黒いオーガに姿が戻りシールドを貼ってそれを防いだ。

 シールドはボロボロになったが、防がれてしまった。


「おいおい・・・その姿は防御もできるのかよ」


『では、わたしの番ですね』


 次にはキラービート擬きが再び現れる。

 そしてあいつは、背中が玉座のような形をした虫に乗っている。

 偉そうに頬に腕を突いて。


『いきなさい』


 するとキラービートが分散しながらこちらへと攻撃してくるじゃないか。

 あの攻撃も脅威だ。

 速度が先ほどの腹話術人形達より遅いが、コントロールはよくできている。

 そして衝撃刃が厄介だ。

 回転しているわけでもないのに衝撃刃が展開している。

 あの手の剣から出ているわけじゃないんだな。

 それが証拠に、方向転換が早く再びこちらに突撃し始めた。


「切り替えが速いことで」


『お褒めにあずかり光栄ですね』


 さーて、この女王様はどう攻略したものかねぇ。

一読ありがとうございます!

ツイッターでも報告しましたが、今日誕生日でぼっち焼肉楽しみました!

ぼっち楽しい〜(寂しいー)

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