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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
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応えよ深遠!我が力にぃぃ!

 仕切り直してからの攻撃の応酬で、お互いの最初の攻防戦は小手調べだとわかる。

 セガエルの今の装備は二丁拳銃。

 俺は聖剣とハンドガンだ。


 右手に持ったハンドガンを頭に向けて放つ。

 しかしセガエルは首を傾けるだけで避け、そのまま俺の頭にヘッドショットを仕向ける。

 それを聖剣でなぎ払い、弾丸を真っ二つ。 

 そして俺は目の前で爆発魔法:スモークボムを発動。


 一度仕切り直したいからだ。


 でもセガエルがそれを許すことはなく、左手で俺の頭目がけて発砲。

 俺は躱して、その勢いで下がろうとするが、地面を跳弾した弾丸に右手での銃で当てることにより、先ほどの弾丸が後頭部目がけて飛んでくる。

 俺は仕方なくしゃがむことで避けるが、次は装備を変えたセガエルのブーツで顎から打ち上げられる。

 その勢いは俺にとって好都合。

 そのまま魔法で、空気の足場を作って壁蹴りの要領で後ろに飛び退いた。


「笑えないですね。聞いてはいましたが、貴方は想像以上に強い」


「はんっ!息を切らしてない奴がよく言うぜ」


「それは貴方も同じ事でしょう」


 武器を切り替えるセガエル。

 今度は真ん中に柄の付いた両方に剣が付いた武器。

 また変わった武器を出してくる。

 二次元の武器としてはかっこいいことはかっこいいが、現実にあれを使いこなすなんて難しい。

 なんせ、普通の剣を使って闘った方段違いに闘いやすい。

 それに片方の刃が自分を傷つけないとも限らない。


「珍しい武器を使うな」


「ふふっ。どこまで耐えきれるか見物です」


 頭を俺の方に向けてドリルのように回転しながら突撃してくる。

 しかもこれは浮いてんのか!?

 これは受けるのは悪手だな。

 おそらく腕が持っていかれる。

 剣で弾けば剣を弾かれるか、最悪自ら受け流されるのを選び反対側で斬りつけてくる。

 その場合勢いで腕を伸ばしきってる俺は、両腕が斬られて敗北だ。

 試しに発砲してみるがすべて弾かれた。

 俺は右にロールして躱そうとする。

 なんと、曲がってきた。

 

「どういう仕組みだくそが!」


「風魔法でちょこっと横にずらしただけですよ?」


「杖無しでも魔法が使えんのかよ!」


「さぁ?想像にお任せします」


 なるほどな。

 使えることは使えるが、杖じゃないと高位の魔法は使えないって所か。

 ならば、バンカーパイルを使うか。

 俺は無限倉庫からバンカーパイルを取り出す。

 巨大な杭を発射させる武器だ。


「喰らいやがれ!」


 ――――――ドゴンッ!

 巨大な杭は回転させながら、セガエルへと迫っていく。

 さすがにこれは避けきれないと判断したか、回転をやめて普通に躱した。


「いやはや、全く特異な武器を使いますね」


「そんな特異武器を初見で躱すってのはどういう了見だ?」


 実際、巨大な杭は時速160kmは出ていた。

 まぁ弾丸避けるよりは楽だろうが、一体どういう武器かわからないのに迷いなく避けたんだ。

 爆発の可能性なんて微塵も考えてなかった。


「戦闘センスが化け物の天使か」


「さぁ?質問したって答える気は無いのにしつこいですね」


「わりぃな。粘着質で知りたがりなんだ俺は」


 何を思ったかはわからないが、セガエルは武器をブーメランのように投げてくる。

 寧ろこの程度なら避けれるが、操作ができたりする可能性を考慮して、受けようとした。

 すると次にはブーメラン代わりになっていた武器が消え、俺の周りにスナイパーライフルとかのスコープを覗いたようなサークルができていた。

 そして次には上から光が降り注ぐ。


「バリアが、耐え切れ・・・ぐあああああ」


 見ればセガエルは、銃口の長い武器を構えて左手を地面に向けて振り下ろしていた。

 サテライト攻撃か。

 バリアで弾いたか、全身にダメージが入った。


「ほぉ。咄嗟にバリアを展開して防ぎますか」


「当たり前だろ?」


 俺はポケットに忍ばせていたポーションを一本丸々飲み干す。

 するとみるみるうちに身体が元に戻った。


「ポーションですか。それも強力な」


「あぁ、俺の自作で特製品だ」


「真似はできないということですか。まぁいいです」


 セガエルは駆け出す。

 戦闘再開の合図だ。

 右になぎ払って攻撃してくる。

 俺から見て右から左になぎ払ってきたので、後ろ下がって避ける。

 しかしそれも束の間反対側の剣が迫ってきた。

 それも避けるが、更に最初になぎ払ってきた剣が迫ってくる。

 振り回してきていたんだ。


「それがお前の得意武器か」


「これだけは教えてあげましょう。わたしに得意な武器は・・・」


 弓を構えている。

 サテライト攻撃でも拳銃でもなく、弓だ。


「ありませんよ!」


 セガエルが矢が射ると、矢が分散しながらこちらに迫ってきた。

 大体千本くらいか?

 バリアじゃ防ぎきれない。

 かといって横に避けて回避できる量でもない。

 

「スキル:身体強化!身体強化魔法:マッスルバフ」


 俺は全力で地面を殴り、クレーターが生まれた。

 俺はそこにしゃがみこんで、矢を避けきった。


「めちゃくちゃですね。地面を掘って無理矢理避けるなんて」


「馬鹿野郎。それしか避ける方法が思いつかなかったんだ」


 にこりと笑い、槍を構えてくる。

 槍を思い切り投げてきた。

 

「槍投げかよ」


 当然、俺は避けるのだが、次にはセガエルが後ろに現れる。


「な!?」


「ふふっ。油断大敵です。楽しくなってきましたね」


 大きな剣に武器を切り替え、下から振り上げてきた。

 避けきれない。

 剣が通り過ぎると共に、血飛沫が上がる。

 

「ってぇ・・・」


「やっと攻撃という攻撃を与えられました」


 大分傷が深い。

 胸の斬られた部分が熱いし、何より意識が朦朧とし始めてる。

 大分血を流してるんだ。

 俺はポーションを飲もうとするが弾かれた。


「やらせません。貴方には死んで貰いますから」


「ハハハ・・・」


 俺は左手ポケットからゲームを取り出す。

 茶番は終いだ。

 俺は最初の銃撃戦の時にゲームを奪うことに成功していた。


「何故、わたしのゲームを!いつの間に!」


「電源を切れば・・・お前は力を失う」


 俺は電源を切ろうとして、踏みとどまる。

 こいつみたいなのが、俺がゲームを取っていたことに気づかないと思うか?

 セガエルは焦った顔をしている。

 おかしいな。

 そして治癒魔法をかけて、一時的に止血する。

 ポーションを無理に取り出したところで割られる。

 無駄にポーションを割られては困るしな。


 ――――――バキッ!


 俺はゲームを砕いて投げつけた。

 するとゲームは爆発して、セガエルの周りは爆風に包まれる。

 そしてその隙にポーションを飲み干し、身体の傷を完治させる。


「――――――ゴクゴク。てめぇみてぇのが、自分の命綱を盗られて焦っているのはおかしいよな?」


 剣を交えてわかった。

 こいつは戦闘狂だ。

 だからこういう自分がピンチの場面は燃える。

 だが策略家でもある。

 つまりこいつは俺に電源を押させて爆発させるのが真の目的だった。


「アハハハ!どうやら貴方はわたしの期待通りの御方のようだ」


 するとセガエルは本当のゲームを取り出し、電源ボタンを押す。


<HARDMODE CHANGE!NO CONTINUE ARIA>


「こんなちゃちな物で貴方と闘うなんて勿体ない。わたしの全力で貴方を殺してこそ、わたしの欲求は満たされるという物です」


 するとみるみるうちに禍々しいオーラが彼を包んで行く。

 そして形を成形し現れたのは黒い姿のオーガのようなオニのような生き物。

 最も黒いオーガは存在しないから、あれは異質な物だ。

 あれがセガエルの本気か?


『始めましょう。この姿の名はダークフェルディス』


 そして黒い炎が周りに浮かびだし、背中からも噴射される。

 その姿を見た俺は、ダークフェニックスを連想させた。

一読ありがとうございます!

寝ちゃって更新時間遅れてしまったよ!

申し訳ないです。

そしてタイトルを見てハッとした貴方!

わたしはナウシズです!

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