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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
90/290

真打ち登場だ!しかし敵も強い

 ここは船?

 ロビー?

 よく観ると宇宙船にも見える。

 一体どういったフィールドなんだ?

 目の前で両腕を横に広げながら歩いてくる女性。

 俺の相手だとか言うセガエルか。


「ようこそスターシップへ。わたしはセガエル。この船を守る守護者です」


 ここが宇宙船にみえたのは当然と言うことか。

 俺こういうSFチックな世界結構好きなんだよな。


「正直この船の中を隅々まで見てみたいが、そんなことはやらしてはくれないんだろ?」


「構いませんよ?見たあと自ら貴方が死を選んで下さるなら」


 それは構わないとは言わねぇよ。

 やはり交渉は決裂か。

 俺はホルスターから銃を取り出して、セガエルへ向ける。


「まぁそうでしょうね。貴方は神達にも恐れられてますよ?佐川隆二と言えば、勇者の加護を神から受けずに神を殺した化け物、ですからね。貴女が殺した彼女は、結構古参の神なんですよ?」


「へぇ、あのムシがねぇ。それに結構な過大評価されたもんだ」


 ――――――パンッ!


 チッ!

 俺の相手は想定より厄介だということはわかった。

 人差し指と中指で銃弾を受けとめた。


「挨拶代わりにと思ったんだけどな」


「そうですね。パンチの効いた良い挨拶だと思いますよ?」


「余裕をかましてくれるなぁ」


 俺は右へと足を出して駆け出すが、セガエルは動く気配がない。

 ならばと、俺は二連射をするが、あいつも二丁拳銃を取り出して撃ち放った。

 撃ち放った弾丸を撃ち落とすほどの射撃センス。

 それ二連射技術も熟練の銃使いを彷彿させる速さ。

 俺は1発は銃で弾いて、もう残りは魔法のバリアで受けとめる。

 音は3発だったのに計9発も撃ってきていたのか。

 そう思ったのが油断だった。

 いつの間にか武器が刀に変わっている。

 しかも速い!

 一瞬にしてバリアが斬られて砕けてしまった。

 そして次には拳のような形をしたグローブを装備して構えている。


「お前武器をいくつ持ってるんだ!?」


「さぁ?でも敵に自分の手の内を教えるなんてバカな真似はしませんよ?」


「ならばステータス解析」


「ふむ。そう来ましたか」


――――――――――――

名前 セガエル


レベル200


ジョブ マルチクラス


状態 健康


HP3256/3256

SP217/217

筋力 4975

俊敏 5612

技量 4687


スキル

スキルツリー 身体反映全ステータス倍率化 光の収束剣 マジックアーツ パワードナックル 強制ヘイト アクセルモード

――――――――――――


 なんだ?

 ステータスが大したことない。

 いやありえない。

 だったらあの連射の速さは何だ?


「ふふっ。戸惑ってますね」


「あぁ。てめぇの力量とステータスの差が異常すぎてな」


「そうですか。まぁ答え合わせなどしませんが」


 ――――――ウォォン


 音とともに、俺の周りを高速移動し始める。

 まるで車だな。

 どこから来ても対応できるように目をこらしておく。

 後ろから行くと見せかけて・・・前だな。


 ――――――パンッパパパンッ!


 確実にヘッドショット狙いで放つ。

 だけどこれで決まれば世話ないな。


「すべて撃ち落としましたけど、貴方は直撃も与えることができませんでしたね」


「どういう反射神経してんだ?なぁ天使様?」


「これくらい、神の使徒であるならば当然ですよ」


 杖を取り出して背中に背負う。

 そして両手に魔力の塊のような赤と青のボールが取り出される。

 次には赤い方から炎が、青い方から氷が飛び出し俺に迫ってきた。

 まるでビームか、メーテルが使うエクスプロージョンだな。


「当たるのは怖いから対抗してやるよ。キャノンマーベル!」


 俺は無限倉庫からキャノンマーベル、巨大ビーム砲を取り出す。

 ドラゴンの咆哮をイメージして作ったんだこいつぁ。


「発射!」


 ――――――ドーッ!


 その音ともに両方から発せられたエネルギーが激突。

 エネルギーの力は拮抗し、そのまま両方とも打ち消された。


「驚いた。そんな武器を隠し持っていたのですね」


「あのムシや天使共には心底困らされたからな。こんな大規模攻撃があってもおかしくないとおもってたんだ。作っておいて正解だったよ」



 俺は剣を取り出し、構える。

 メーテルと明石の聖剣を解析して作った剣だ。

 名付けるなら、聖剣;アカシメテルか?

 いやダサいな。


「聖剣ですか」


「見ただけでわかるのか?」


「はい。神を冒涜していることはわかりますね」


 まぁ神にしか作れない聖なる(つるぎ)と言われてるしな。

 実際そうなんだろ。

 俺だってムシを倒す前は解析すらできなかった。

 その点はムシに感謝・・・しないな。

 感謝自体が勿体ない。


「ならば!これは!どうですかっ!」


 するとセガエルは空高く飛び上がった。

 何て跳躍だ。

 ていうか空飛んでる方が天使らしいよな。

 しばらくすると回転しながら堕ちてきた。


「トルネードカッター」


「よっと!あぶねぇ」


 横にからを反らして避ける。

 しかし破片が頬の横をとおり過ぎ、地面はセガエルを中心にパルスのように広がった。

 そしてその間に俺は蹴りを入れようとする。


「なに!?」


 突如黒い球体に包まれて消えた。

 どうなってやがる!?

 気づいたら目の前には元の姿がある。


「どうなってんだ天使!」


「説明する気は一切ありませんよ!」


 その手には爆弾が。

 咄嗟に爆発から身を守ろうとバリアを展開するが、それは悪手だった。

 それが起爆すると引き寄せられるかのように、爆発に吸い込まれていく吸い込まれていく。


「バリアを張ったが爆弾じゃないのか」


「だから教えませんから!」


 ワイヤー!?

 避けようにもこの引力に逆らえずにいた。

 なのでしゃがむことで避けようとするが、ギリギリ躱しきれなかった。


「痺れなさい!」


 電撃が流れてくる。

 でも哀しきかな。

 俺には痺れ攻撃というものが効かない。


「何故痺れないんだ!?どうなっているんだ」


「電撃を含めた状態異常にバカみたいに耐性があるんだ」


 俺がムシと勇者の策略によって死にかけたときに手に入れたなぁ。


「ならばこのまま回転させます」


「引力があんだろ?自分では解除できないみたいだし残念・・・な!?」


 引力に逆らうことができない俺をぶんぶんと振り回し始めた。

 そして壁に叩きつけられる。


「ってえな!」


「本来ならば壁に叩きつけられたら骨のひとつやふたつ折れてもおかしくないんですよ?」


「俺は異常だからな。その程度なら耐えられるんだよ」


 異世界で一般人としてでも何度も死にかけたんだ。

 これくらい余裕だ。

 むしろこれだけ暴れても傷ひとつ付かないこの船は一体何だ?

 それにもう一つ疑問がある。


「なんでお前には引力が作用しなかったんだ?」


「さぁ?なんででしょうね?何度も言いますが敵にわざわざ情報をバラすのはバカがすることです。何を言われようとも、お教えできませんよ」


「そうかい!」


 ならば仮説を立てて考えよう。

 何らかのスキルか、それともゲーム内システムなのか、引力は作用されなかった。

 つまり奴は自分自身の攻撃は喰らわないと考えて動かないとな。

 武器が変わるのは厄介だ。

 間合いが取りにくくなる。

 下手に離れて遠距離攻撃とか、だからといって近づいたら近接の達人だったとか、様々な要因が考えられる。

 だったらなにも考えずに普通に闘おう。

 強者を相手してると切り替えよう。

 ゲームを奪い取り、電源を切ることができれば、それで俺の勝ちなんだから。

一読ありがとうございます!

とうとう来ました!

佐川隆二なんだかんだ気に入ってます!

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