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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
85/290

八に王で覇王!我に障害はない!

――――――――――――

名前 本田道明


ジョブ 覇王


状態 健康


レベル 100


HP 80/80

SP 80/80


筋力 80

俊敏 80

技量 80


スキル

レベルアップボーナス 王の矜恃 王の素質 覇気 群小心理 カリスマ強制力 善王or愚王 近衛召喚 

―――――――――――


 絶句せずにはいられない。

 スキルが全部変わったのもそうだが、他だ。

 全部80に下がってる。

 はちぜろ、はおー、覇王ってところか?

 そして聞かずにはいられなかった。


「まさに俺に相応しいだろう。王としてお前を指導して――――――」


「一つ良いか?」


「なんだ!」


「ステータスが下がってるけど、これは作戦通りか?」


「はぁ?何を言ってるんだ?俺は覇王覚醒でスキルを追加しただけだ」


 もしかして気づいてない?

 ただコンティニューを続けられるのも事実で、あのゲーム機をどうにかして壊したい。

 俺は魔法も使えないし、飛び道具もない。

 一番骨が折れる。


「負け惜しみはよせ。身分の違いを教えてやる」


 負け惜しみではないけどな。

 そのスキルがどれだけ強いかわからないからな。

 警戒は怠らない。

 ステータスが下がった分スキルが強い可能性だって十分にありえる。


「覇気!」


 あーヤバイ奴だ!

 って感じるだけのスキルか。

 異常は感じられないし。


「どうだ?俺に屈服したくなるだろう?」


「いや別に?」


「強がりか?スキルはちゃんと発動している。このスキルは俺に頭を下げたくなるほどのオーラを放つ物だ。不良でもこのオーラに耐えれるんだな。いやバカだから感じてないだけかぁ?ハハハハ」


 なるほどな。

 自分がかわいすぎる余り、自分に酔っている。

 たしかに一般人なら屈服せざるを得ない程度の威圧感があるけどよ。


「あーたしかにすごいかもな。でもお前みたいな威圧を出す輩なんて何人も見てきてんだよ」


 この前の天使達との闘いでの明石やキャロラインの威圧はもちろん、屋上で戦闘しているメンバーだってそうだ。

 俺はあの中じゃ最弱だ。

 だが、周りが化け物過ぎて感覚が狂っているのかもしれないが、この程度は強い奴どころか、強いオーラを放って粋がってるな程度にしか思えない。


「俺以外にも強いオーラを放てる奴がいる・・・だと!」


 あーなんかこのあとの台詞は予想できるなぁ。

 一緒に言ってあげよう。


「「許せない!俺より強い人間などいるはずがない!俺は神に認められたんだぞ!」」


「え?」


「いやあんたの考えることはナルシスト過ぎてキモい」


 そもそも、俺の鼻を折った罪は大きい。

 俺のプリチィな鼻に美的センスを感じない時点で頭がおかしいことに気づいてはいたが。


「ナルシスト!?俺のどこがナルシストなんだ!」


「そういうところだ!」


 拳を巨大化さえて殴る。

 呆気なく死んだ。

 嘘だろ!?

 鋼の拳は使ってねぇぞ!?

 なんだったんださっきの苦労は!


<YOU DIE!Continue?>


<OK!Respawn!>


「何故だ。さっきは受けとめられたのに何で重いんだ!覇王使えねぇ」


「使えねぇのはお前の頭だ」


 てかいま気づいたけど、ゲーム機ってどうなってるんだ?

 固定は覇王前に行っただろうから、効果は切れて――――――なかった。

 あのスキルは持続型で、効果が切れれば落ちると見て良いか。

 あとは覇王覚醒が自分で止められない仕様なら嬉しいんだが・・・。


「覇王覚醒、覇王覚醒、はおーかくせぇぇ!」


 もしかしてスキルの切り方わからないのか?

 ゲームでのスキルってほとんどリキャスト式だもんな。

 まだVRゲームとかも出てないしなぁ。

 念じればスキルは停止するのにな。


「まぁやり方わかってないなら、何度も殺してやる。心が壊れたあたりで記憶消してやるよ」


 人間でしかもコンティニュー慣れしてない奴が、殴られて死に続けたらどーなるかね?

 まぁ今から試すから、自ずと結果は見えてくるけどさ!


「おま―――」


「教師に―――」


「やめ―――」


 3回目でノックダウンかな?

 なんかブツブツ言い始めた。


「殺す殺す殺す殺す殺す」


 目に焦点が合ってないが殺すしか言ってない。


「しょうがない、許して生かしてやるか」


 おかしい!?

 許す気なんてさらさらないのに、一瞬許してやると言う思考が出たのがおかしい。

 スキルで強化されたカリスマか?

 もしそうだとしたら脅威だ。

 殺すと心から決めている相手を殺しきれてないんだ。


「結果的に心を先に折ると言う行動が功を成した」


 じゃなければ、油断している隙に殺された可能性まである。

 なんかブツブツ唱えてるが、もはや何もできることはない。

 一思いに殺してやるのが、こいつのためだからさ。


「でもゲーム機落ちてこないと殺せないんだよな」


「殺す殺す殺す!」


 殺すしか言えず、精神疾患を引き起こしたか。

 これは逆に哀れだ。

 4度目の死。

 それでもコンティニューするあたりはさすがと言える。

 そこまでしてでも俺を殺したいのか、それとも引くに引けないのか、はたまた死にたくないだけか、どれだろうな。


「近衛召喚とか、気になるけどどんなスキルだろうか」


 だんだん作業するように殺してやってる。

 死体自体は残るらしく、地面がどんどん血で染まっていく。

 20回くらい殺した時点で、意識も薄れてきたのか、殺すすら言わなくなった。

 そんなところでゲーム機が落ちてくる。

 流石に俺はこいつが哀れに感じた。


「こいつも昔は素直だったんだろうな」


 そんなわけない。

 これは周りの環境で変わる次元を超えてる。

 でもスキルでそんな言葉がずっと出続ける。


「逆に言えば主人がまずいってことだよな」


 上を見上げると等々ゲーム機が落ちてきた。


「よーしキャッチ!やっと終わりか。電源は――――――これか」


 そのボタンを押すと世界は揺れ始める。

 これが崩壊ってやつか。

 じゃあ最後に心臓抉り取っておくか。

 ――――――ぶちゅり。

 鋼の拳で鳩尾を殴り心臓を取り出す。

 そして顔面を潰した。


「これで、先生の人生も終わりだ。お疲れ様。分不相応な力を使わなければ、あんたも死ぬことはなかったのにな」


 さて、現実世界でバースは一体どうなっているのかねぇ。


「ふふふ・・・ふはははは!」


 後ろから教師の笑い声。

 しかし気づいた時にはもう遅く、俺は後ろから羽交い締めを食らった。

 バカな!?

 さっき心臓は上がり抜いたはずだ。

 丁寧に頭まで潰したのに!


「あおたにぃ・・・王っていうのはなぁ、影武者がいるもんなんだよぉ」


 影武者!?

 まさか近衛召喚か!?


「近衛を犠牲にするとは、お前は飛んだクソ野郎だな」


「さすがに俺が何をしたかはわかるか。しかし聞き捨てならないな。俺は善王だ。善の道に犠牲はつきものだろ?」


「愚王の間違いだ――――――う、うわぁぁぁぁ!」


 なんだこれ?

 頭が・・・割れる・・

 一体こいつ何をした。


「計画通り・・・」


 後ろから声が聞こえた。

 これも計画のうちか!


「起きたころには、お前の仲間も全て俺に指導をされて清い心を持っている。安心して寝ていろ」


 言い返そうにも、痛みではっきり喋れない。

 ふらついている俺に羽交い締めを解いたかと思うと髪をひっぱり、本田道明は次にこう言った。


「お前は俺の駒として、活躍する。戦果を期待する」


 それを言う本田道明はとても笑顔だった。

 その笑顔を不気味に思うが、頭の痛みもピークに達し身体がふらふらしてきた。

 一体何がなんだかわからない。


「おやすみ。俺の可愛い生徒の青谷大蓮くん」


 そして俺の意識はそこで途切れた。

一読ありがとうございます!

青谷負けてしまいました!

闘いは無双だったのに!

なんかすごい読んでくださる方増えて嬉しいです!

これからもよろしくお願いします

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