教師として、暴力を指導に使うのは良くない!でも人を殴ったら被害者も加害者も痛いのだと言うことは指導しろ!
ここは?
そうだ。俺はゲームの世界に飛ばされて。
周りを見渡すと辺り
「あー?本田先生?一応聞いておきますけど、俺の声って届いてますー?」
「・・・」
駄目か。
はぁー。
相手はなにも訓練されてない素人だ。
さすがに勇者でもない、一般人に対してのしかも知人に対しての殺人に楽しみも何も起きない。
なんとか無力化して倒すしかないか。
「先にステータス解析してとくか」
――――――――――――
名前 本田道明
ジョブ 戦士
状態 健康
レベル 50
HP 146554/146554
SP 13465/13465
筋力 61304
俊敏 10315
技量 98563
スキル
レベルアップボーナス スキルツリー
――――――――――――
「スキルがたった二つ?」
負ける要素がなさ過ぎるのが逆に怖い。
これだけじゃ大して足止めもできないんじゃないか?
何を思ってあの神はこいつをサシで闘わせようと思ったんだ?
残念ながら梅田美帆と違ってこいつに情を持ってる奴はいないのに。
「ア・・・オタ・・・ニ?」
「先生?意識あるのか?」
「・・・」
虚ろな目のままだ。
そんな中でもなんとなく俺だと言うことを把握して口にしたんだろうな。
「先生、助けてやるからな!」
ゲーム機を壊す、もしくは電源を落とせば問題なく救出できるはずだ。
こんな簡単な話だった。
それに肝心の先生が動く気配が無い。
洗脳をされてるから俺が動けば、おそらく動くだろうけど。
それが証拠に、全然動いていない。
「さてどうやって奪おうか」
ここから動かなければ何も起きないが、逆に動けば反撃を喰らう可能性が高まる。
相手の力量がどれくらいかも把握できてない中、無傷での救出は現実的じゃ無い。
「たしかポケットに金が入ってたな」
――――――チャリーン
どうだ?
反応するか?
「よし、なにも反応がないってことは」
近寄っても反応しないんじゃないか?
俺は近寄ってく。
目の前に手を振るが反応が無い。
ならばゲーム機を奪ってしま――――――
「青谷ぃ・・・金は粗末にしてはいけないだろぉ?」
「先生!?意識あったのか?」
「いーや。お前が金を投げたことで怒りがこみ上げてきてな」
怒りが洗脳を凌駕した?
そんなこともあるんだな。
「何故こんなことをした?反省文が必要だな。全く文化祭の日になんて罰当たりな」
「悪い悪い先生」
とりあえず本田道明の記憶を改変したあと、電源を切るのがいいな。
先に消さないとめんどくさそうだ。
不良には厳しいと聞いた。
金を落としただけで注意されたらたまったもんじゃないしな。
「ん?なんだこれは?」
ゲーム機を取り出した。
そのまま電源を切ってくれれば。
その思いとは裏腹にゲーム機を使い、スキルを起動していた。
「ん?なんだこれ?スキルツリー?」
「あー先生悪い」
「ん?」
記憶改変を行おうとする。
しかし弾かれた。
この感じは記憶を守られてるか改変無効!?
「記憶改変無効?一体何なんだこれは!青谷!お前のか!」
そうだ。
俺のことってことにしたら・・・取り上げるとか言われるのがオチだな。
じゃあ先に奪うことにしよう。
「なんだその目は!教師の言うことが聞けないのか!これだから不良は!なんで学校にこういう物を持ってくるんだ」
「うるせぇ」
ゲームを奪おうとするが、躱されて奪還が失敗。
いやそれよりも、俺の攻撃が見えたのか?
一般人に見えるような速度ではなかった。
「鹿野やお前みたいなゴミが、明石のような優秀な生徒の足を引っ張るんだ。知ってるか?明石は英語を喋れるんだぞ」
なるほど。
つまり俺が英語を話せれば、こいつは認めてゲーム機を返してくれるんじゃないか?
「I can speak English too. So please return the game console?」
俺は英語を喋れるからゲーム機を返してくれって英語で話した。
頭の上にクエスチョンマークが見える。
まさかこいつ、英語ができないのか?
「Excuse me, can you speak English?」
すいません。
貴方は英語を話すことができますか・?
少なくともこの程度できるなら、英語できる奴って思われ――――――
「日本語もまともにできないんだな!さすが不良だ」
「はぁ。めんどくせー」
英語できないのかよ!
頭固いゴリゴリの教師か。
もういい。
今なら無理矢理奪える。
しかし次には俺は警戒を強めた。
本田道明の表情が、AACが勇者に向けるのと同じ顔をしていたからだ。
「ふへっ!指導の時間だ」
「あーそうかよ!」
――――――――――――
名前 本田道明
ジョブ 戦士
状態 健康
レベル 50
HP 146554/146554
SP 13465/13465
筋力 61304
俊敏 10315
技量 98563
スキル
レベルアップボーナス スキルツリー 記憶改変無効 身体能力上昇 高速移動 筋力アップ 俊敏アップ 技量アップ 覇王覚醒 天才気質
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一瞬で8個もスキルを増やされた!?
手が動いてる所なんてみられなかった。
「先生は優秀だからなぁ。不良として生まれてしまったお前の出生には心底同情する」
「先生は優秀だから生徒を見捨てませんよね?そのゲームを渡して貰えます?」
「顔が引きつって居るぞ。それに先生は優秀だからこれがゲームじゃないことはわかってる」
だよな。
スキルを手に入れてる時点で自分の意思でやってるのはたしか。
勇者ではないが、勇者の力を自らの意思で手に入れた。
殺すか?
「先生。悪いことは言いません。それを渡して下さらないと・・・」
「これはお前を指導するために神から与えられた恩恵だぁ!ふはははは!これでうちの生徒達を全員更生させてやる!」
くっ!
はぁ。
俺は一度警告した。
だから悪くないぞ。
殺そう。
「殺意を向けた。それも自分の意思で勇者の力を手に人殺しを行おうとしてる。情状酌量の余地は無い。処刑しよう」
「処刑か。罪も無い人間を処刑するのか?やはり育ちが悪い男は違うな。指導開始だ」
本田道明は足を踏み出すがたしかに速い。
けれど見切れないほどじゃない。
そしてその程度の速度ならこうすればいい。
「なんだこれはぁ!?」
「拳巨大化。持てないよなぁ?だって俺も猫星に指摘されるまで気づかなかった」
拳巨大化させて重さも増えてるのに何故3桁の筋力で支えられているのか。
疑問に思っていたけど、そういうスキルだと思っていた。
何故なら拳巨大化を使用すると筋力が10000倍になっていたんだ。
たしかに1トン位ある拳を振り回せること自体がおかしかったのにな。
「まぁ答え合わせはする気は無い。呆気ない最後だったな。じゃあな先生」
しかし次には拳を持ち上げる。
「バカが!頭のできが悪いんだな。筋力アップを何のために取ったと思ってんだ!ふははは!これで関係ない!自分がやったスキルで指導されるなんて光栄だろぉ?」
拳を振り下ろす。
ため息を吐きたくなる。
筋力アップをとったのにステータスが変わっていないことに気づいておくべきだった。
いや、気づいていたけど、まさか持ち上げることができるくらい強化できるとは思ってなかった。
「まぁ俺のミスか。でもなんでこれで勝ち誇ってるんだろうな?」
拳を巨大化させて、本田道明の拳にかけたスキルを解いた。
「じゃあどうだろうな。あんたは拳が巨大化してなくても、これに耐えれるんだろうか?試してやるよ」
思い切り振り下ろす。
あと少しで潰れそうなところで本田道明の顔を見ると・・・笑っていた。
そしてすぐに理由がわかる。
<YOU DIE!Continue?>
くっ!
コンティニューがあるんだったな。
<OK!Respawn!>
忘れていたわけじゃ無い。
でも使いこなすとは思っていなかった。
そして光の結晶がどんどん集まり、本田道明が復活した。
一読ありがとうございます
暴力で生徒を屈服させるのは良くないと思いますが、その反面どれだけ痛いのかと指導しないのも良くないと思います!
まぁどう考えても本田道明はいかれてますけどねw




