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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
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年の功とはそれだけの武器になる。ただししゃべり方は年季が入っていても実はそこまで歳を食っていないかもしれない。

転移してきたかと思えばあっついのぉ此処は。


「ようこそ僕の世界へ」


「ほぉ。さっきは機械みたいに喋っていたから、てっきり感情がないと思っておったが、そうやって普通にも喋れるんじゃのぉ」


「当たり前だよー。僕らにそれぞれ感情があるさ」


――――――――――――

名前 カプエル


ジョブ ロイド


状態 健康


レベル 200


HP 1643354/1643354

SP 13564/13564


筋力 4685946

俊敏 1297564

技量 1354645


スキル

生物武器化 生物防具化 レーザーバスター ネクロマンス カッティングスピード キャノンブレイク

――――――――――――


 スキルはわりと少ないのぉ。

 青いヘルメットをかぶって機械みたいなイメージじゃのぉ。

 この世界には似合わない服装と思うが。


「ふふっ!似合わないと思ってるでしょー?僕はここの強者として闘ってきたから、これが最高の装備ってわかってるけどね。だって考えても見なよ?君らの世界で拳銃ってとても凶悪な武器だったでしょ?」


 たしかにのぉ。

 我々みたいな魔法使いでも探知することができないスナイパーライフルを隆二が使ったときなんかは、それはもう恐ろしいと感じたのぉ。


「なるほどのぉ。それでその装備が強かったから、似合わなかろうと使ってるって事かのぉ?」


「うんうん。話が早くて助かるよ。そういうことさ」


 ――――――ドスドスドスドス


 なんの足音じゃ?

 何かが近づいてくるのぉ。


「ブラァァァァ!」


「おー出た出た。こいつはブラッディレックス。獲物で血まみれになったからあんな模様になったらしいよ」


 森の王者って貫禄じゃのぉ。

 たしかに血まみれな模様にも見える。

 実際それがどうかはわからぬがのぉ。

 こんなことならにゃーこやメーテルの様に、こっちの世界にきてからゲームや漫画を読んでおけばよかったかのぉ。

 何の知識もない。


「じゃあ僕は高見の見物でもしておくよ」


「余裕じゃのぉ」


「実際余裕だからね」


 小僧め。

 あんな崖まで飛んでいったらそりゃこの王者も儂にしか目が行かぬ訳じゃ。

 よだれを垂らして、儂を今にも喰らおうとしてるのが窺えるのぉ。


「儂を獲物と思うのは結構じゃが、主など儂の敵ではないのだがのぉ」


 それでも牙を研ぎ澄ませ襲ってくるのは見事としか言えぬな。

 まぁ獣だから本能のままか、はたまた単細胞で聞く耳を持たなかったか、そのどちらかは知らぬがのぉ。

 ブレードカッターでいいかのぉ。

 目の前に刀を四つ十字状で展開。

 そのまま回転をさせて――――――そういえばこの世界には便利な者があったからそれを再現してみよう。

 キューブも展開じゃ。


「ガ、アガガガガ!」


 ――――――バキグチャバキバキバキ


 牙や爪の折れる音かのぉ?

 それにちゃんと刃も当たっておるようで、大きな音が鳴る。

 儂が再現したのは、この世界で出会ったミキサーじゃ。

 これは画期的じゃったのぉ。

 水と食べ物を入れるだけで、果実水ができてしまうのだからのぉ。


「あらら?まさかいきなりそんなグロテスクな現場を作るとは思ってなかったよ」


「なんじゃ?儂が甘ちゃんだとでも思ったのか?それは残念じゃったのぉ。儂は仲間内でおそらく一番非情じゃよ?」


 事実じゃのぉ。

 隆二やメーテルににゃーこはもちろん、なんだかんだAAC組も甘いところがあるからのぉ。


「外れクジ引いたかな?」


「どうじゃろぉな」


「まぁいいさ。ご婦人がモンスターを倒してくれたおかげで、僕も良い装備が手に入りそう」


 生物武器化か防具化か?

 厳密にはもう死体なのじゃが、変えれるのか?

 儂の予想とは裏腹に、ブラッディレックスは光り出す。

 次には死体が消え、天使の手元には斧があった。


「ブラッディアックスかー。斧系嫌いなんだよな」


「危ないのぉ」


「わーお。その程度の俊敏で避けるんだ。これは厄介だなぁ。先に管理者権限やっとくか」


 なるほどのぉ。

 いきなりスキル封印されたら溜まったモンじゃないのぉ。

 年の功ではないが、頭を使わせて貰おうかのぉ。


「管理者権限スキル――――――!?」


「危なかったのぉ」


「なんでだ!?どうなっている!?」


文字封印(スペルシール)じゃよ。指定した文字を封印する魔法じゃ。指定した文字は封印。お主は封印という単語を儂が死ぬか、解除するまで使えん」


 苦虫をかみつぶした表情じゃのぉ。

 まぁ不死以外で、この世界に連れてくる強みをなくしてしまったんじゃから当然かの。


「まさかふ――――――と言う単語を言えなくさせるなんて」


「声帯認証ではなく念じるだけで封印できる可能性があったが、成功じゃ」


 まぁまだ油断はできんがのぉ。

 ――――――ウアアアアアアアア!

 今度は何じゃ!?

 上から何かが飛来してくる。


「おー!ブラッディレックスの女王がお出ましだ」


「なぬ?」


 女王と言う割に神々しいと言えるような見た目をしてないのぉ。

 模様の色が赤から緑色の蛍光色になっただけじゃのぉ。

 我々の世界の女王と付くのだったら虫でも綺麗な見た目をしておった。

 ムシは性格がとてつもなく汚物だったから美人も台無しだったが。


「どうやらさっき倒した奴のつがいらしいな。かなり怒っているぞ」


「つがいを殺されれば怒るじゃろうな。ヘイトカット」


「気配が消えた。僕になすりつけるってわけか?」


 どうせ無理じゃろうな。

 つがいだと人も絵でわかって怒っていることもわかるのだから。

 ぱっと見ただけじゃわからないから、ブラッディレックスとは何かは最低でも把握してるとみていいのぉ。


「よっこらしょ!」


 あの大きさの斧を投げるか。

 筋力はそこそこあるようじゃの。

 顔面に斧が突き刺さり落ちる。

 しかし絶命には至ってないようじゃの。


「あらら?今ので殺せると思ったんだけどな」


「――――――ウラアアアアアアア!」


 目が赤くなっておる。

 一体なんじゃ?


「うわー。発狂モードかよ。即死させたかったなぁ」


「ほほぉ・・・」


 あれは発狂モードとか言うのかの。

 たしか隆二も、ドラゴンが血だらけになってキレたとき同じようなことをいっておったのぉ。


「ならばレーザーチャージ!」


 右手が大砲みたいな形に変わりおった。

 あれを撃つのか?


「ショット!」


「レーザーと言うだけあって速いのぉ」


 頭を撃ち抜かれて、絶命しておる。

 女王が落ちていく。

 すぐさまスキルを使ったようじゃのぉ。


「ふふふ。いいねいいね。クイーンズキャリバーか」


「サウザンドソード」


 儂はすぐさま千本の剣を展開。

 発射じゃ。


「不意打ちって卑怯だと思わない?でも何回やっても僕は倒せないよ」


 大砲を上手く使いおる。

 というより、あんな見た目でガトリングガン並みの速度で発砲できたらたまらないのぉ。


「卑怯だと言うなら、お主のその連射機能じゃないかのぉ」


「これは僕が丹精込めて作った装備の威力だから仕方ないよね」


 なら不意打ちだって戦略じゃろうが。

 まぁそんなことで一々怒ったりはせんが。


「どうやらステータスを見た感じ、君は生粋の魔法使い。ならば!」


 高速で接近してくる。

 しかもなんか走ってる感じじゃないから恐ろしいのぉ。

 剣速も申し分が無いしのぉ。

 しかし――――――


「接近戦には弱――――――なに!?」


「どうしたのじゃ?何を驚いておる?」


「扇子一つで受けとめるだと!?」


 そうじゃのぉ。

 儂の武器は扇子だから、閉じて受けとめただけ。


「たしかに剣速は申し分が無かったが、工夫が足りぬ。この程度で儂を斬りつけようと思ったのなら、過大評価しすぎたかのぉ」


「たしかに予想外だったよ。まさかその程度のステータスで――――――なるほどね。君、性格悪いだろ?」


「はて?どうかのぉ」


 儂は身体強化と無詠唱のマッスルバフ、そして筋力、俊敏、技量の単一ステータス強化のパワーアップ、スピードアップ、テクニックアップを使った。

 更にくわえ、限界突破もすれば、さぞ彼は儂のことが恐ろしく見えるじゃろうな。

 だからこそ限界突破を使おうかのぉ。

 いや制限時間があるし、ここは出し惜しみしておこうかのぉ。

 切り札は最後まで取っておくものじゃ。

一読ありがとうございます!

と言うわけで今回はエルフさんVSコナエル!

なんだかんだパピヨンの明確な戦闘シーンあんまり書いてないんですよね。

実は結構強かったり!

どーなるんでしょうか!

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