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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
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馬に乗るんじゃ無くて乗せられている!何事にも無理をせず自分にあった事を選ぼうね!

 台詞は馬鹿げてたけれど、ステータスは言うほど高くはない。

 今のわたしのがステータスは上回っている。

 でも問題は彼のスキルがどのような効果があるのか。


「一つ聞きたいんにゃ、なんで天使なのに鬼の神を名乗ってるにゃ?」


「語尾ににゃを付けてるのはキャラ作りか?」


「質問に質問で返すってあんたアスペにゃ?」


「僕の質問に答えてよ」


 こいつムカつく。

 質問を質問で返しといて、こっちの質問には答えろだぁ!

 わたしのこと下に見てる。


「ハハハ!質問に質問で返す頭の悪いゴミに返す言葉はないにゃー」


「面白い冗談だ。僕がゴミ?」


 速度を上げて突撃してくる。

 わたしの目の前で止まって右から左から刀を振り回してくる。

 たしかに先ほどの羽根の雨は厄介だったし、さっきよりも剣速が速い。

 でも見切れない速度じゃない。

 というより警戒心が薄れた。

 だって彼、ステータスが高いのにそれに対応できる能力、反射神経が全くない。

 言ってしまえばステータスが上がったことで闘いやすくなった。

 あるならば、高速の突撃をしてくればいい。

 多分それができないから止まって斬りつけてきてるんだ。

 弾幕のが脅威だった。

 羽根は再生してないし血が出続けてるから、歯が生えてきたのは別の理由だろう。


「クソ何故当たらん!俺をゴミと言ったこのゴミを――――――」


「俺にゃ?あんたもキャラ作りしてたのにゃー?」


「くっ!おのれ!」


 だから何度やっても同じなのに。

 あれ?

 なんか刀が緑色に光り出してる。


「ふはは!来たな!これが月光残鬼の力!月の光を吸収して強化される!」


「へぇ。でもあんたにそれを使いこなす能力がないから宝の持ち腐れにゃー」


「負け惜しみを。喰らえ!」


 目眩ましによる光。

 一時的に視界が見えないけど、問題はない。


魔力探査(マナサーチ)


 これでSPが0じゃない人間以外は気配を感じ取れる。

 武器まではさすがに無理だけど、この程度の剣速しか出せないやつなんて、斬撃があったとしても永遠に伸びてると過程して躱せば万が一もない。


「何故だ!何故当たらぬ!俺の全力だぞ!?」


「正直な話、羽根の雨を放っていたときのが脅威だったにゃ。それともこれは全力じゃ無くて笑いを取りにきたのにゃ?」


「なに!?」


 煽りで怒りも頂点に達して冷静さを忘れてる。

 天使にもメンタル攻撃は通用するっと。


「ふふふ!ならばよかろう!スキル発動血清!」


 瓶を取り出し中の赤黒い液体を飲んだ。

 するとさっき切り落とした羽根が生え替わってきた。


「羽根を再生させるにゃんて。腐っても天使にゃ?いや鬼神様とでも言おうかにゃ?」


「何故僕が鬼神になれたか教えてやろうか?」


 さっきなんで天使が鬼の神を名乗っているか聞いたときは何も答えなかったのに。

 なにが鬼神に慣れたか教えてやろう?

 舐めてるのも大概にしなさいよ。


「さっきのわたしの質問にゃね。聞いてやるにゃ」


「教えて下さいロムエル様だろ?」


「いやだにゃー。そこまで興味ないにゃー」


 心底驚いた!っと考えている顔をしてるロムエル。

 コロコロ表情が変わる。

 本当に天使かと疑いたくなる。


「まぁいいさ。僕が君を倒すために、神に転生して貰えるとバース様から授けられたんだ!それが鬼の神だったわけさ!」


 まずどこから突っ込めば良いのだろうか。 

 何故わたしを倒すために神に転生してもらえるのか。

 そしてゲームだかネットの神にそんな権限があるのか。

 仮にあったとしても、どのみちこの程度じゃ勇者にしたやつに殺されるのがオチだって事。

 神になるにはある程度強さも条件だと思ったけど、そうじゃないのかな?

 そして一つのある結論にたどり着く。


「なんだその可哀想な奴を見る目は!」


「ごめんにゃ。ちょっと残念な頭してるにゃとおもってにゃ」


「ぐぬぬ」


 こいつは捨て駒か単に騙されやすいから担いでるのか知らないが、騙して良いように使われてるんだ。

 だってどう考えてもおかしい。

 まず神に恨まれてるであろう隆二やAACのリーダー格を殺したならわかるよ。

 でもどう考えても隆二の嫁を殺したってなんの益があるかわからない。

 隆二が嫁思いの仲間思いなのはあのムシだって知っている。

 わざわざ恨みをかう理由を作るメリットなんかない。

 仮にも女神を倒してるんだから。


「あ、もう一つ可能性があったにゃ。バースって神が無能ってことかにゃ」


「無能だと!?」


 あ、声に出てた。

 あちゃー。

 めっちゃ顔真っ赤にして怒ってるよ。

 そこは使徒なんだなーって感じ。


「取り消せよ今の言葉!」


「でた!今ネットで流行の敗北者にゃ!」


 やめてよもー。

 結構前に見たよその動画。

 最近はそこまでアップされてないから流行ってないでしょうに。


「訳わかんねぇこと言うな!お前俺の主神を馬鹿にしたな!」


「ふふふ!あははははは!」


「何がおかしい!」


「ネットの神の使徒なのにこのネタが訳わからないとか、笑えるにゃ!取り消すにゃ!無能はお前にゃ!」


 少なくともこいつは無能だ。

 こいつはネットの神の使徒のくせに話題を把握していない。

 別に話題を把握する必要性はないのはたしかだ。

 しかし上に立つ者となれば話しは変わる。

 ましてやネットの神。

 話題になったことくらい把握してないのはおかしい。

 まぁそれは人間の価値観であって、わたし達にはおおよそ知り得ない何かがあるのかもしれないけどね。


「万死に値する。我を侮辱とは」


「しかも短気にゃ。とても神の器とは思えないっにゃ!!」


 唐突の戦闘再開にぎょっとした顔をする。

 やはり無能だ。

 戦闘を中断していたとはいえ、神の使徒ともあろう者が、神になろうとしている者が油断して隙を見せるなんて。

 わたしは咄嗟に抜いた刀を飛んで、天使の後ろに行き羽根を掴む。


「待て!何をする気だ」


「さっきも言ったにゃー。その趣味悪い羽根を取ってあげるのーにゃ!」


「あああああああああ!」


 うわー。

 噴水みたいに血が出てくる。

 今度は根っこから引っこ抜いたから?

 羽根に血管みたいの着いてるし、神経通ってるのかな?


「痛ぇ・・・」


「最終形態じゃなかったのにゃ?弱いにゃー」


 本人に分不相応のステータスを使えばこうなるのは当然ね。

 明石みたいな順応バカや、キャロラインみたな天才じゃなければステータスの大幅上昇は使ってないとデメリットに変わる。

 こいつは場数も少ない。

 この世界で鍛えたと言うが、ステータス上昇でじゃじゃ馬になっているあたり厨二だろう。

 正直最初のまま闘われてた方が、わたし的に危なかった。

 だってお世辞抜きで強かったもん。

 ここからが俺の本気とか言うタイプでステータスに慣れることを怠ってたんだろうなぁ。


「最初から本気を出さないのは、相手を油断させる以外ではデメリットでしかないにゃ。でもあんたの性格的にそれはにゃい」


 痛みで暴れ回ってる。

 思わずため息を吐きたくなる。

 これが天使?

 月屯イトナや早杉メモリみたいな脅威がない。


「もう殺すか」


 ピタリと止まる。

 ビビった?


「来た。時は満ちた」


 世界が紅くなる。

 月も紅い。

 どういうこと?

 目の前には大きな狼のような巨大な姿の生き物?か何かが現れる。


「今宵の供物は天使と人間か?」


「違います。堅王!自分は」


 ――――――グチャリ


 一瞬で潰されてしまった。


<Sorry Can not Continue>


 ごめんなさい。継続不可?

 つまりコンティニュー不可!?

 どういうこと!?

 その威圧感にわたしは震えていた。

 本能が逃げろと警笛を鳴らす。


「堅王様だろう。血濡れの月光を使って呼んでおいてこの仕打ち。バースは一体使徒に何を指導しているというのだ」


――――――――――――

名前 堅王


ジョブ 神狼


状態 憤怒


レベル 99999


HP 999999999/999999999

SP 930564/930564


筋力 63645754

俊敏 63467513

技量 63456679


スキル

不死の輪 魂狂化 血濡れの月光 咆哮 暁の夜 

――――――――――――


 スキル無しでどうやって勝てばいいのよ。

 スキルこそ少ないけどステータスが高い。


「初めまして少女。そして堅王の糧になれるのを喜ぶが良い」


 あの天使をさっさと倒しておけばよかった。

 しかしもう賽は投げられた。

 近くに画面の割れたゲーム機が落ちてるけど、どう見ても壊れてる。

 

「あの機械を媒介にこの世界はできている。しかし、我が出た場合ゲーム機のいかなる機能も停止してしまうのだ」


 ん?

 今、ゲーム機のいかなる機能も停止するって言った?

 じゃあスキル封印が解けたはず。

 スキル使えるようになったんだ。

 だったらまだやりようがある!

 わたしは勝つ!

一読ありがとうございます!

なんか書いたいこと多すぎて闘い長引いてます!

感の言い方は何をイメージしてるかわかったのではないでしょうか?w

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