表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
72/290

最新の物を取り扱っているからと言ってその人の性格や言動が最新とは限らない

「へぇ、近藤がねぇ」


 俺達は文化祭の昼休みに屋上に来ていた。

 今いるのは佐川隆二、メーテル、にゃーこ、パピヨン、石川とキャリーと青谷に絶倫と俺の計9人。

 AAC管理下の屋上は気楽で良い。

 絶倫は屋上に行くときに女子をナンパしてた所を捕まえた。


「午前中は来なかったが、午後には河野薫が来るかもしれない」


「今の障害は河野薫だ。でもいずれにしろ近藤も殺すんだろ?」


「もちろんだ。だが俺達は実力不足だ。それに河野薫ことの件もあるしな」


「時を止めたり、身体の動きを止めたりと規格外だもんな」


 でも一つ腑に落ちないことがある。

 河野薫を仕留めるのに時期は気にしないと言うことは、時を止めれる自分たちでもいつでも好きに殺せると言うことじゃないのか?

 何かしらのできない理由があるとみていいだろうな。


「俺の推測だが、近藤は河野薫の計画を成功させたくないけれど手が出せない。もしくはそもそも人間の生死に関わることができないのどちらかじゃないかと思ってる」


「奇遇だな佐川。俺も同じ事を思っていた」


「二人の考え通りなら、彼女はわたし達に河野薫達の処理をさせたい?」


「メーテルの言うとおりだと思うのぉ。じゃなければわざわざあちらから接触してきた意味が無い」


 メーテルとパピヨンの言うとおりそうだ。

 手が出せるのならば、俺達が先走ることを止める必要もない。

 なにせ時が止めれるんだからな。

 現時点で手が出せてない以上、万が一もない。


「十中八九その通りだろうね。僕は河野薫は写真でしか知らないけど、見た感じ女の子は大事にしない感じがした。それが神達にも問題になっていたけれど神がそれを容認している所為で、神との戦争になりかねないってところかな?」


「それは絶倫としての経験則か?」


「ミスターアカシ。酷いよ、僕だって傷つくんだよ」


 だったらその表情をやめろ。

 今にも絶頂を迎えそうな顔をするな。

 このドマゾはホントにもう・・・。


「シンプルに考えようぜ。河野薫達が複数人いるってことと、天使の邪魔がなくなったってこと。収穫は確実にあった」


「んなことはわかってんだよ豚。どこまで警戒しておけばいいかの話し合いだろこのたこ!」


「そうだねミスターアオタニ。ここでなんでその発言をしたのか理解に苦しむよ」


「こんな変態と意見が同じなのは誠に遺憾ですが同感ですね。今のは空気を変えようとしたのか知りませんけど、家畜以下の言動ですね。もっと気を付けて下さい」


「救いようのないバカ」


「キャリー本当のことを言っては可哀想だ」


「やっぱりハーフオークなんじゃないかしら?」


「ハーフオークでもここまでバカじゃないにゃ」


「そうじゃの。ハーフオークに失礼じゃな」


「おめぇら。空気変えようとしてんのに言ってくれるじゃん」


 この場にいる全員に罵られる大谷。

 この重たい空気をなんとかしたい気持ちは伝わったが、話題作りが下手だな。

 じゃあここはいっちょ俺が。


「河野薫の話をしよう」


「そういやそうだったな。面白い実験は成功したのか?さっき聞いた感じだと、ゲームの電源を切ればあいつらみたいのはただの凡人のまんまなんだろ?」


 もちろん実験は成功だ。

 次の段階はできればもう少し後がいいな。

 予想と違った場合、逃げ切るのは容易じゃないからな。


「て、なると問題は一つ。河野薫がいつくるかか」


 ――――――キーっ・・・ガチャ

 屋上のドアが開いた。

 現れたのはお腹が横に広いシルエット。

 河野薫さんー登場です。


「俺がどうかしたでござるか?」


「さっそく河野薫の登場だよミスターアカシ」


「はぁ~早いなぁ」


 まだ昼休みだぞ。

 タイミング的に休みたいんだけどな。

 まぁあの実験が成功した以上、次の段階に進むのもいい。


「白々しいぞ。お前を迎え撃つ準備はできてるんだ」


「本気か?お前等じゃ俺に手も足も出ないでござるよ?」


 なんかござるって腹立つな。

 オタクぶってんのか?

 忍者になりきってんのか?

 どっちにしても臭そうな見た目でそれをやられるのはただ腹が立つだけだ。


「何を言ってくれても結構。お前等への対策は――――――」


「できているのかな?じゃあこれも織り込み済みかい?」


 そして後ろから現れたのは、本田道明と梅田美帆。

 嘘だろ。

 目が虚ろだから洗脳か?

 本田道明はどうでもいいが、梅田美帆まで。


「中々に良い感触」


 ――――――パパパンッ!


 俺とキャリーと佐川が発砲する。


「そいつに触るな」


「委員長は光の幼馴染みで妹みたいな存在。つまりワタクシの義妹に手を出さないでくれます?」


「なんとく二人が発砲しそうだったから便乗」


 俺以外の二人の理由はどうなんだ?

 いや佐川に至ってたは発砲に大した意味がない。


「怖いなぁ。梅田美帆に当たったらどうするの?俺の嫁でござるよ?」


「それは同意したことじゃないでしょ?」


「金髪キャロライン。全然違うでござるよ。おい梅田美帆。スカートを捲ってパンツをみせろ」


 すると梅田美帆は表情を変えずに、河野薫に言われたことをそのまま実行する。


「ゲスが」


「女の子を奴隷にする気持ちはわかるけど、人形にする気持ちは全くわからないな」


 絶倫。

 それは結構グレーな発言だぞ。


「あんただけじゃそんなことできない。誰がやった?」


「失礼でござるな」


「デブは頭が悪いって本当らしいな」


 顔を真っ赤にしている。

 煽り耐性0か。

 こいつが勇者だと世も末だな。


「お前達絶対に殺してやる」


 ゲーム機を出した。

 よし。

 佐川とキャリーとメーテルに合図をし、ゲームを奪いに行かせる。

 この中でも速度が速い三人だ。


「なぬ!?狙いはこのマジカルステッキか!」


 変身アイテムかよ。

 絶対違うと思うが、あいつはゲーム機起動後の姿が魔法少女だからあり得ない話しでもないか?


「おせぇおせぇっ!」


「よし、奪ったわ」


「ナイスキャリー!」


「くそぉかえせぇ!」


 メーテルはいつの間にかキャリーのことをキャリー呼び。

 多分キャリーの女子の友達では一番仲がいいんだろうな。

 もしかして初めての友達だったりするのだろうか?


「光!」


「ナイスだキャリー」


 俺はゲーム機を受け取ろうとすると、目の前に現れた影に横取りされる。

 仲間か。

 やはりいた。


「させませんよ。なにをやっているのですか、かおりん」


「ごめんバーちん。助かったよ」


 動きはどう見ても人間離れしている。


「皆さま初めまして。わたしはネットの神バースです。冥土の土産に覚えておいて下さいまし」


「いや冥土の土産は古いから」


 誰かも冥土の土産とか古い言葉言ってたな。

 マジで弱く見えてきた。

 でも放たれる異様なオーラがそれを否定する。


――――――――――――

名前 バース


ジョブ 電脳神


レベル 解析不可


HP 解析不可

SP 解析不可

筋力 解析不可

俊敏 解析不可

技量 解析不可


スキル

解析不能

――――――――――――


 普通に神様だな。

 じゃあこいつが梅田美帆と本田道明を洗脳したってことで間違いないな。

 神なら何をしても納得できそうだ。


「ダサくて結構です。さぁかおりん。やっておしまいなさい」


「最近の神だろうに言動が古いな」


「うるさいですよ」


 奪い取れなかったからゲームを起動されちゃ適わん。

 だけどこっちには秘策がもう一つあるんだ。


「まぁまぁバーちん。俺がこいつらをちゃんと殺すから我慢してよ」


「わかりました。頼みますよ」


 そしてゲームが起動される。

一読ありがとうございます!

次回、スカッとする回です!

この章1番の楽しみです!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ