文化祭楽しみで夜眠れないよー。しかし出すもの出して、賢者モードになり寝てしまう
いよいよ明日は文化祭だ。
今日は似非シスター、おっと石川は文化祭の準備を泊まり込みでやるそうだから、俺の家にはいない。
今いるのは佐川隆二とその嫁達、絶倫王子、豚、キャリーと俺の計八人だ。
「今日佐川達を呼んだのは、明日の文化祭に顔を出して欲しいだ」
「明日の文化祭で僕はJK達にぽふぽふされるんだ!それであんなことやこんなことを――――――」
「変態は黙ってろ。ここからは真剣な話だ。佐川達には文化祭で万が一、河野薫が仲間を連れて来た場合の対処を頼みたい」
俺と豚とキャリーと石川で足りるとは思うし、どのみち戦闘になればサシの勝負になる。
だけど油断は禁物だしゲームを持っている、ここではゲーマーとしよう。
ゲーマーの彼らとAACの俺等は相性がすこぶる悪い。
スキルでステータスの低さを補ってると言っても過言ではない俺達が、スキル封じや武器封じを喰らえば、残るのは経験則での回避でゲームを破壊するしかなくなる。
「あともう一つ頼みがあるんだが・・・」
「それはかまわねぇが、これお前か?」
携帯を見せてくる佐川。
その携帯に移っている画像は黒髪の着物を着た女のような奴だ。
先に言っておく、女のような奴だ。
「キャリー・・・」
「ごめん光。どうしても我慢できなくて」
時代劇は暴れん坊将軍になった。
俺は源義経役だ。
主役にするんじゃ無かったのかよと突っ込みたかった。
弁慶なら別によかった。
何故、男女の源義経なんだぁ。
「馬子にも衣装だな」
「明石光ちゃんー。似合ってるわよ」
「本当に女の子だと思ったにゃー」
「そうじゃの。似合っておる」
「あとで殺すぞメーテル」
「洒落にならないんだけど!?」
メーテルだけ煽ってきたからしょうがないだろう。
こいつらは地下に家を作った。
そして佐川の家同様に、いくら致命傷を負ってもHPが0にはならない施設を作った。
つまり、殺し放題だ。
俺は親指で行くぞと促す。
「まぁ落ち着け光ちゃん」
「佐川。お前も拷問な」
「なんで俺は拷問なんだ!」
「泣き言を言うな!男だろ」
「男は関係ねぇ」
――――――パチンっ!っと手を叩く音がする。
何だよ豚か。
「落ち着けって。本来の目的を忘れるな」
「なんで豚がこんなに真面目なんだ?」
「おい豚ぁ。お前は穴倉諒太朗との闘いの時ポンコツだっただろうが。黙っとけ」
自分で言うのもなんだけど、俺達って理不尽だなぁ。
まぁイラついたんだからしょうがねぇ。
「明日のことを話し合うんだろ!」
「オークの癖に仕切ろうとしてるにゃー。図々しいにゃー」
「うるさい星ね――――――」
「なんか言ったか?豚鼻ルシスト」
「「ぷっ」」
全員わらってしまった。
こいつは豚鼻なのナルシストだし、その事実は変わらない。
「てめぇ!俺がそれでどれだけ苦しんだか!」
「やっぱりそう言われたことあるんだぁ。へぇ~ダッサ!」
「なんでそこまで言われなきゃいけねぇんだ・・・」
涙目だよ。
青谷が少し可哀想に見えてきたな。
助け船を出してやるか。
「青谷じゃ仕切ることができない」
「おー、味方になってくれるか」
「青谷の脳は豚の脳みそより小さいんだ。みんな着いていってやれよ!」
「お前は俺の心を抉りたいのか救いたいのかどっちだゴラァ!」
「どちらかというと前者だな」
「てめぇ・・・・」
青谷はホントからかいがいがある。
助け船を出そうとしたけど、結局からかってしまった。
「悪い悪い。ついな」
「ついじゃねぇ。今ここでお前を殺す」
手を巨大化させる青谷。
短気かよ!
俺はにゃーこに目配せする。
「はーいスキル無効にゃー」
「な!?」
「大体家の中で巨大化させる奴があるか!家壊れてたら弁償させんぞコラ!」
ここは母さんと過ごした大事な家だしな。
ある意味形見みたいなもんか。
「弁償なんかできるか!」
「あぁ、弁償できるもんじゃねぇしな」
「はいはい。豚さんがハートに傷を負ってまで話しを戻したんだから本題話しましょう。ね?光」
「そうだなキャリー」
俺は聖剣を手にする。
「佐川。こいつを一日だけ刀に模倣できないか?」
「一日だけでいいのか?」
「あぁ一日だけでいい」
なんでもっと早く言わなかったか?
こいつに地下施設の作成で連絡が取れなかったからだ。
「まぁそのくらいなら1時間もあれば作れるが、魔法じゃ駄目なのか?」
「駄目じゃないが、持続力はあるのか?」
「メーテル?」
ぶっちゃけ魔法でもいい。
一日だけでも保つことができるのなら、それに越したことはない。
「シルエットという魔法があるわね。でも残念ながらシルエットは1時間程度しか保てないわ」
1時間じゃ無理だな。
最低でも半日は欲しい。
「一日の持続が無理と言わなかったあたり、佐川の方は可能なんだろう?」
「まぁな。よしわかった、これで受けてやんよ」
俺の月の給料の半額分か。
まぁ高い気もするが、問題ないか。
俺は穴倉諒太朗との闘いで、ひとつ思いついたことがある。
「ひとつ面白いことを思いついたんだよ。まぁ、あいつ一人だった場合はそれを実行せずに殺すだけだが」
「顔がゲスいな。一体どんなことを考えてんだ?」
「秘密だ」
きっと全員が驚くに違いない。
ふふふっ。
河野薫、お前の泣き叫ぶ顔が目に浮かぶ。
「ふははははは」
「久々に光の笑い声聞いたかも」
「今までギリギリの相手で、しかも準備期間が短かったからな。あいつが作戦準備の段階で高笑いしているときにヒヤヒヤした任務あったか?」
「ないわ。そして高笑いしているときは大抵、勇者が悲惨な目にあってる」
青谷とキャリーが失礼なことを言っている。
死ぬ時点で全部悲惨だろうが!
俺は決して悪くない。
「へぇ。じゃあ今回は楽しめそうだな。敵は天使じゃ無くて残念だ」
「天使が相手じゃ無いけど、神に尻尾を振ってる三下相手でしょ」
「神に尻尾振っているかはわからんが、それに近いじゃろうな」
ほぼ確信に近いけどな。
ゲーム機が今の時代のものじゃない。
つまり、神が関わっているわけで、穴倉諒太朗が勇者でないという仮説があっているとしたら、神が手助けしている可能性が高い。
「まぁとりあえず任せとけ。一日は完璧に刀に見えるようにしておいてやるよ」
「金を払ったんだから、ちゃんとした仕事をしてくれよ?」
「わーってるよ」
まぁ期待してるさ。
まがいとはいえ、俺の師匠だ。
「じゃあオークは帰って良いぞ」
「はぁ!?」
「今から俺達は恋人と夫婦の営みの見せ合いをするんだ」
「聞いてねぇぞ佐川」
「明石ぃ。俺らは見せ合った中じゃねぇか」
知るか!
青谷に帰宅願うのは同意だが、今日もキャリーと二人でヤるんだ、邪魔なんかさせるか!
「まぁその話はあとでだ。青谷とっとと帰れ」
「明石テメェ!」
「どのみち恋人と夫婦の営みはあるんだ。帰れ」
それから小1時間口論になった。
その間に佐川は片手間で模倣する装置を作ったんだからすげぇな。
模倣する装置ができた時点で俺の勝ちは揺るがなくなった。
明日が楽しみで寝付けないぜ。
一読ありがとうございます!
どんどんタイトルがカオスに・・・
みんなついてきてね?
絶対だよ?




