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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
四章 区立千葉高等学校 文化祭編
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絶倫王子のマゾ性は、指がボキボキに折れていると発揮しない

「あー、こいつがあんときのやつか?」


 佐川よ。

 お前が疑うのもわかる。

 人差し指が変な方向に曲がってるし。


「ちょっとツンツンしてもいいか絶倫?」


「ミスターアカシ!?君はホントに日本人かい!?人情って物に厚いんだろ!?」


 日本人はたしかに親切かもしれないけどさー。

 結構非情でもあるぞ?

 例えば自殺者を止めるでも無く携帯で自殺現場を撮影してる奴なんかとかな。

 しかも悪意がないから、やってはいけないことと思ってない分、更に質が悪い。


「まぁ、海外の日本のイメージは幻想に近いって事だけ言っておくさ」


「マーマミーヤ!ジャパーニーズへのイメージを返して欲しいよ!」


 こいつホントにイギリス人か?

 マーマミーアってイタリア語じゃ無かったか?

 まぁ隣国だし、使うこともあるか。


「はぁ・・・佐川」


「却下」


「まだ何も言ってないだろ」


「どうせポーションだろ?どっかのバトル漫画の豆じゃねぇんだからこの程度で使ってたまるか。無料じゃねぇんだぞ?」


 このうるささを静止できるなら安いもんだろ。

 材料知らんけど。


「じゃあどうにかしろって」


「治癒魔法をかけてやればいいだろ?メーテル?」


「めんどくさいわ」


 知ってた。

 なんだかんだ、お前って初対面の奴に心を開かないよな。


「じゃあパピヨン」


「答えはノーじゃ。何故殺し合っただけの人間を直さなきゃいけないんじゃ。お主達ならまだしも」


 ごもっとも。

 たしかにこいつらは会合二回目だ。

 しかも敵同士。


「まぁ気持ちわかるけど」


「わからないでほしいよ!頼むよ君たち。僕だってこうして勇者を保護してるんだ」


 まぁたしかにAACとしてはレアだよな。

 でもそんなことここでは関係ないだろうな。


「いや保護してるとか関係ないんじゃけど」


「だよねーぶっちゃけどうでもいい」


 ハイ出ましたー。

 全く関心がない。

 さしものマゾ絶倫も・・・


「あふんっ」


 興奮していた。

 どこまでが許容範囲なのか。

 こいつのマゾは重症だな。


「興奮しているし、指もうこのまんまでいいか?」


「困るよアカシ。ホントに痛いんだ」


「何も支障ないだろう。いいや、こうすればいいんじゃねぇの?」


 ――――――ボキボキボキ


 無理矢理指の形を整え始めた。

 

「ギィヤァァァァァ!」


「叫ぶな!変な形になるだろう!」


「おいミスターアカシ!温厚な僕でも怒ることはあるんだぞ?」


 知るか。

 あれ?

 佐川嫁達の俺への死線が・・・


「さすが鬼畜」


「そこまでせんでもええじゃろ」


「虐待にゃー」


 お前等だって助けようとしなかっただろうがぁ!

 ぶっ飛ばすオラぁ!


「しょうがないのぉ。”治癒(ヒール)”」


 すると絶倫王子の指がみるみるうちに回復していく。

 元に戻った。

 すごいな魔法って。


「おーセンキューシスター。どうだい?今夜いっぱ・・・」


 ――――――ダダダン!


 なんだ今の大砲を撃つような音は!?

 壁に穴が・・・


「てめぇ、俺の嫁に手を出すとどうなると思って――――――」


「お前こそ、俺の家に手を出してただで済むと思ってんのか」


「あぁぁん!?いいだろう。てめぇと俺どっちが強いか勝負だオラァ!」


 俺は庭にある聖剣を手にして、佐川はホルスターから拳銃を抜く。

 そしてパピヨンが周りに音が出ないようにと、戦闘が見られないようにカモフラージュの機械に魔力を注ぎ起動させた。

 俺と佐川の戦闘はしばらく続いた。

 そして気づけば夜の7時を回っていた。


「はぁはぁ・・・いい加減諦めたらどうだ佐川」


「へへ・・・てめぇこそ息が上がってるぞ?負けを認めたらどうだ?」


 辺りも暗いし、こいつの機械で周りからのカモフラージュは完璧とはいえ、ご近所様にも迷惑だ。

 そろそろやめよう。

 でも絶対負けは認めたくない。

 だがそろそろ・・・


「晩ご飯できましたわよ」


「晩ご飯だそうだ。ここは一時休戦と行こう佐川」


「・・・あぁそうだな。飯が冷めてもあれだしな」


 俺は聖剣を終い、佐川は拳銃をホルスターへと仕舞う。

 ちなみに佐川の拳銃の名前は、ハザードクラスターとか言う名前らしい。

 どうでもいいな。


「アカシ・・・いつの間にそんな実力を身につけていたんだい・・・?」


 絶倫王子のやつ顔が真っ青だな。

 そうか!

 剣を装備して闘ったことはあるけど、聖剣での闘いはまだみたことなかったかこいつも。


「勇者から聖剣を奪ったんだ。それでステータスがバカみたいに上がってたわけだ」


「それだけじゃ無いと思うんだ」


「やめなさい絶倫。光は自分がどれだけ強くなっているのか自覚がないだけよ。全くどこの主人公だか」


 自覚はあるさ。

 でも主にどういった所が上がってるかと聞かれると、わからないが答えだが。

 そしてキャリーの言ったことを、そんなことなどどうでもいいといいたげな顔をして興奮している。

 絶倫と言われて興奮してんのか。

 とりあえずこいつは指が弱いからな。

 足の小指を思い切り蹴り飛ばしてやった。


「ギョアアァァァァ!」


 今日の晩ご飯のメニューは一体何だろうなぁ。

 絶倫が涙目で抗議をしてくるが知ったこっちゃねぇ。

 クレソンウメダさんはもう梅田美帆の護衛に行ってこの場にはいない。

 昼間は石川が監視していて、入れ替わりだ。


「今日の晩ご飯はサイコロステーキとじゃがバターです。あとプリズさんには、ドッグフードを用意してますから、安心して食べて下さいね」


「え、嘘でしょ?僕にもサイコロステーキちょうだいよ」


「何を言ってるんですか?貴方はドッグフードが嗜好なのだと聞きました。だからわざわざ買ってきてあげたんですよ?うちでは犬は飼っていません。責任持って食べて下さいね」


 もちろん、石川にその告げ口をしたのは俺だ。

 石川の料理をみて、食欲とマゾ欲、どっちが勝つか気になった。


「あふんっ!はい、いただきます」


 結果はマゾ欲だった。

 マジでキモいなこいつ。

 ホントにドッグフード食べてるよ。


「なぁ明石。AACって言うのはこんな変わった奴らばかりなのか?」


「やめてくれ。少なくとも俺はこいつよりはまともだ」


 絶倫王子は、AACのお偉方でも困るような奴なんだ。

 仕方ないだろう。

 そうだ、電車内で絶倫王子に言われたことがあったんだ。


「佐川。AAC協力者の申請を出しても良いか?」


「構わないが、俺はAACに入ると思っていた」


「どうやら過去を遡ると、AACに元勇者がいなかったんだ。でも協力者申請は出せるらしい」


 最初言われたときは驚いたもんな。

 誰が想像できるよ?

 勇者を殺すのに勇者を利用する奴がいるなんて。


「あー、俺は世間一般では元勇者だもんな。わかった。出しといてくれや」


 よかった。

 断れても提出する気でいたが、断られなくて本当によかった。


「てめぇ、俺の意見に対して関係なく送る気でいただろ?」


「当たり前だろ?めんどくさいことになりかねん」


「まぁ今回の件はしゃーないか。よろしく頼むな」


 あら珍しい。

 引き下がるとは思ってなかった。

 さぁて、来週は放課後居残りで文化祭の準備だ。

 キャリーも来週から登校するけど、心配は河野薫だな。

 文化祭の日に面倒事を起こしたら、最悪青谷がなんとかするだろうけど、めんどくさいな。


「光。光もちゃんと和服着るのよ?」


「和服メイド喫茶だから、女子しかウェイトレスしないだろ?」


「ウェイターをやるのよ?わかってる?最悪は女装して出て貰うからね?」


 キャリ-・・・

 さすが俺の恋人だよ。


「お前、最初から俺がめんどくさがって、この意見出すと呼んでやがったな!」


「当たり前じゃない?わかってる?AACは異常者しかいないけど、わたしはメンヘラって事以外異常はないのよ?」


 まぁ人によってはメンヘラのが好みってやつも多いだろうよ。

 俺もその一人だから何とも言えないけど。

 まぁ諦めて和服でウェイターをやるしかないかぁ。

一読ありがとうございます!

次回、文化祭準備始まります!

さぁこの作品は学生ラブコメか、バトル系なのかわからなくなりますのぉ。

そして昨日はアップできなくて申し訳ないです

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