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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
三章 天使VSサイコパス編
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今宵、舞い散るわ、死の大花火!

 メーテルわかってるな?

 

 わかってるわよ。

 五分間の間に決着が着かなければ、わたしと隆二は元に戻れなくなる。

 それも悪くないけれどね。


 俺は困るっつうの!

 メーテルは女として愛してぇし、他のみんなのこともあるだろ?


 わかってる。

 にゃーこもパピヨンも、わたしにとっては隆二と同等にかけがえのない、友よ。


 変わったもんだねぇ。

 俺との出会いは、それはもう―――


「「佐川ぁ!貴方を殺す!」」


「「まぁ間違ってねぇけどな。俺とメーテルの二人を相手にしてることを忘れるなよ?」」


「「2vs2よ!」」


 それは少し違うな。


 そうね。

 彼女達は分裂してるのだから、実質は2vs1。


「「いくら貴方が強いと言っても、わたし達の絆には敵わないわ!たかが夫婦程度の関係で!」」


 ふふふふふ。

 言ってくれるじゃない。

 即刻ぶち殺す!


 悪役令嬢時代を思い出すな。

 落ち着いて考え直せって。


 隆二は悔しくないの?


 勘違いするなよメーテル。

 あいつに即死なんて生温い。

 苦しめて、助けを乞わせて、ギリギリまで痛みつけてからぶち殺す。


 さっすがぁ!

 女神であったムシにも報復しただけあるわぁ!


「「焔よ芽ぶけ。儚い花火を君は送る!”ファイヤーフラワー”」」


 たしかにお前のステータスは高いかもしれねぇ!


 でもこの魔法は、女神すら焼いた!


 引火しても見向きもしないが、それは悪手だ。


 この焔は全てを焼き尽くす。


「「ァァァァァア!どうなってるの!?あづい!あづいよぉ!」」


「「ハッハァ!!燃えちまいな!クソビチグソ天使が!泣いて喚いて許しを乞えやゴラァァ!」」


 中指を上に立てて、盛大に煽ってやったわ!


 死力を尽くした敵に対してどうかって?


 わたし達の知ったこっちゃないわ!


「「や、はり!噂、通り!非道な勇者ね!」」

 

「「おいおい。そんなに俺らって有名人なのかしら?ハハハハハハハハ!照れるなぁ!」」


 燃えながら言われても、俺達には響かない!


 こいつらと違ってわたし達は、潜り抜けた修羅場が違うわ!


 俺達は両手を広げて、そのまま右手を左手に起き、円弧描くように仰ぐ。


 すると仰いだ場所に、合計7つの炎の弾が生まれる。


「「お前らに倣って詠唱を変えてやるよ!小っ恥ずかしくて二度と使わないけどな!燃え上がれ!燃え上がれ!燃え上がれ!エンジェル!!」」


 某ロボットアニメのオープニングだ。

 死ね!


 いくら高ステータスだろうと、わたし達と互角な時点で負けなのよ!


――――――――――――

名前 Alert 19歳


レベル Error


ジョブ Error


状態 火傷/スキル封印


HP 24576845/356847651

SP 25768495/410000000

筋力1943875658

俊敏6485472985

技量5876842998


スキル

自由の翼 共食い 小さな巨人化 限界突破 身体強化 魔法無効 精神妨害無効 記憶改変無効 太陽神の加護 ステータス解析通知 破壊の翼 個人空間生成 武器使用不可領域 洗脳防衛 体積増減 身体縮小 使徒の加護 空間収納 永遠摩天楼 SP強化 氷の長 無詠唱 詠唱魔法強化 毒物無効 先詠み 電波解析 弱者蘇生 覇王列龍 仲間強化 死亡回避 軍隊統一

――――――――――――


「「くっ!ならば、先にあの猫獣人を狙う!そうすれば勝ち目はあるまい!!」」


 残念。

 それは敵わない。

 

 最早冷静さも欠いているようね。

 

「猫星!流れ星になれぇ!」


「にゃー!!青谷あとで覚えてやがれぇぇ!」


「「逃がすかぁ!」」


 にゃーこを拳巨大化で、大きくした手で空高く、真上に投げ飛ばす青谷。


 そしていつものにゃーこなら戻って何すんだ!というところ。


 つまりこれは了承の、フライアウェイ!


「人類の主。それは母なる星。ギガグラヴィティドライブ!」


 ギガグラヴィティドライブは範囲は小さいが、自身を含めた半径50mの重力を100倍にする。


 にゃーこのスキル封印の範囲は1kmだし、何も問題ないわね。


「「この程度でぇ!」」


「「ふはは!重力で縛られてるてめぇには、にゃーこを追いかけるすべはないわなぁ!」」


「「けれど、いずれ降ってくるわ。そうしたら仲間の魔法で、あの子は死ぬわねぇ」」


「「なぁ?気づけよ。俺はなんでこの状態で平然としてるんだ?」」


 驚いてるわね。

 さすが隆二!


 これは俺とパピヨンとのコンビネーション。

 ギガグラヴィティドライブの上にギガグラヴィティリバースを発動させた。


 もちろん無詠唱ね。

 隆二は相手がギガグラヴィティドライブに苦しんでる中、自分は平然としながら歩み寄るのを楽しんでいたもの。


 人聞き悪い事言うな!

 楽しんでなんかいないぞ。

 効率よく敵を倒すためのだなぁ!


 うるさいわよ!

 どう見てもあの笑顔は、自分が優位に立って楽しんでいた顔よ!


「「まぁそんなささないことどうでもいいか。さて分身天使様。おやすみのお時間ですよ」」


「「その程度で勝ったつもりか!舐められたものだ!限界突破!」」


 しかし何も発動しない。

 こいつアホだろ?

 封印されたことを忘れたのか?


「「行くわよ!激しく燃えるバトル!ピンチはチャンスなのよ」」


 そういうと激しく光り出した。

 ステータスを確認する。


――――――――――――

名前 Alert 19歳


レベル Error


ジョブ Error


状態 火傷/スキル封印


HP 24576845/356847651

SP 25768495/410000000

筋力3908756425

俊敏8706806955

技量7680687456


スキル

自由の翼 共食い 小さな巨人化 限界突破 身体強化 魔法無効 精神妨害無効 記憶改変無効 太陽神の加護 ステータス解析通知 破壊の翼 個人空間生成 武器使用不可領域 洗脳防衛 体積増減 身体縮小 使徒の加護 空間収納 永遠摩天楼 SP強化 氷の長 無詠唱 詠唱魔法強化 毒物無効 先詠み 電波解析 弱者蘇生 覇王列龍 仲間強化 死亡回避 軍隊統一

――――――――――――


 これはまずいんじゃないの?

 大体のステータスが倍加してる。


 まぁなー。

 でもまぁなんとかなるだろう。

 残り時間あと30秒の方が問題だ。


 まぁこうして落ち着いてられるのも、明石のおかげね。


 あいつはスカイの方を見ながらニヤついてる。


「「あの顔キメェ」」


「なんか言ったか?バカ夫婦」


 満場一致でキモいと思ったが、この距離で聞き取るのか。


 地獄耳ね。

 まぁあっちがそうくるならこっちも、全力で行きましょうか!

 余裕もないし。


「「身体強化、超限界突破!」」


 おそらく100倍は増えたんじゃないかしら?


 あぁ!あいつらの十八番の高速移動すら―――


「「こうして追いつける!」」


「「ガハッ!一体どうやって追いついた!?」」


 俺たちがやった行動はこうだ。


 一瞬で見えないような速度で動き出した彼女を、胴回し回転蹴りで撃ち落とした。


「「時間がねぇんだ。悪いけど、殺し合いはお前の死をもって幕引きだ。まぁ本体じゃねぇだろうが」」


「「させる―――」」


 首と胴が離れ、おまけと言わんばかりに胸を貫いた。


 そして心臓を完璧に潰す。


 ここまでしたら、流石に蘇生不可能。


 さて、あちらさんの分身には一体どれだけ影響するのかしら?


 そして俺たちは残り5秒で分裂する。


「もう二度とこの魔法は使えないな」


「ある意味、切り札を永遠に封じられたから、彼女達の死も無駄ではなかったのかしら?」


「無駄だろ?俺たちが異世界で生き残ったのは、化け物ステータスじゃなく、工夫だしな」


 負け惜しみでもなんでもなく事実だ。

 でもまぁ今はこの勝利を喜ぼう。

 さぁて、スカイの様子でも見に行くか。

一読ありがとうございます!

さぁさぁ、今章も残すところあと3話で纏めたい!

構想は練ってますが、纏めきれるか不安です。

よろしくお願いします

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