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異世界帰りの勇者達の現代でのお話  作者: 茶坊ピエロ
三章 天使VSサイコパス編
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三つ巴!!

 天使たちとの会合から5日経った。

 この5日で思ったことは、食事が当番制でよかったってことだな。

 にゃんこスターがずっと作るんだったとしたら、たまったもんじゃない。


「なんにゃ明石!」


 ―――フシャァァっと威嚇してくるにゃんこスターだが、こいつは犬の獣人だ。


「犬はフシャーとは威嚇しないんだぞ?」


「知らないにゃ!わたしは犬の獣人なだけであって犬な訳じゃないにゃ!」


「昨日も言ったが、語尾ににゃをつけるから猫か?」


 俺はニヤニヤしながら言う。

 まぁ5日も一緒にいれば、馴染むよな普通。


「にゃーこ。それは俺も気になってたところだ。なんで語尾ににゃをつけるんだ?」


 朝食を食べて紅茶に手をつけている佐川も追撃で質問する。

 佐川とは日常生活ではいがみ合うことはほぼなくなった。


「にゃ!?隆二まで〜」


「あ、俺も気になってたんだよ、猫―――にゃんこスター」


 猫星と言われたことにより、睨みつけるにゃんこスター。

 猫星呼びされると、吹き飛ばされるのが日常だったのにもう終わりか。


「豚ァ?次、猫星言おうとしたら、おどれぶっ殺してやっかんなぁ?」


「てめぇこそ俺のこといつになったら豚呼び辞めんだ?お前の知能は犬以下だなぁ?」


 青谷は拳を巨大化させる。

 対する猫星はフィジカルブーストを唱えた。


「はぁ。全員俺の後ろに来い。″リターンテリトリー″」


 これはいわゆる、まっすぐにしか進まなそうな名前の人の能力に似たバリア。

 つまり攻撃を弾き返すバリアの魔法だ。


「こいつらの衝撃は痛ぇからな。まぁ食らっても大したことないが」


 それはこいつにだけ言える。

 残念ながら俺たちが喰らえば、死にはしないが大怪我だ。


「チッ!いってぇな」


「にゃー・・・こいつぅ」


 どうやら衝撃波は今回はしょぼかったようだ。

 あんまりビリビリのは感じていない。


「落ち着けバカにゃ子!」


 コツンと全力ではないが、一般人が喰らった失神するくらいのげんこつを喰らわす。


「ごめんなさいにゃ」


「分かれば良い。さすがに地下施設が壊れるような一撃は目に余るからなぁ」


 衝撃波が来てないと思ったら、こんなに傷が。

 一番この中で成長したのは青谷か。

 豚なのに!


「青谷は成長してるのに、明石お前ときたら」


 うるさいな。

 俺のステータスはそこまで変わっていない。

 しかしスキルの質は上がったんだ。

 佐川の作る武器のおかげで俺の技量はどんどん上がって影斬の性能も上がってきている。

 銃技や剣技で上がるステータスも増えたしな。


「成長してはいるさ」


「当たり前だ。成長の方向がおかしいつってんだ!」


「もうなにを喧嘩しているの?」


「キャリー気にしちゃダメよ。あの二人は喧嘩するほど仲が良いのよ」


 台所で片付けをしていた二人が戻ってきた。

 いつもは朝食を食べたあと、各々修行に行くのだが、今日は違った。


「さて。あの二人どうするか?」


「一応俺達と同じAACだ。多分顔を合わせたくらいじゃ戦闘にならないと思うが」


 この地下に招かれざる客が来ていた。

 赤ずきん、花野フミと無慈悲なるおカマ、大貫楓だ。

 こいつらは佐川の家に不法侵入後、地下を無理矢理開けて地下へと向かい始めたのだ。


「よし、(デコイ)で様子見しようか」


 佐川がそういうと床からロボットが出てくる。

 こいつ佐川とほとんどステータスが変わらないから、違和感がない。

 性能の保証もできませんとかいってたな。

 

「俺のデータ読み込ませてるのか?」


「当たり前だろ?俺が出て行っても問答無用で壊されるだけだろ」


「別に文句は言ってないだろ?」


 しばらくすると、俺と瓜二つなロボットになった。

 似すぎだし、ステータス解析しても俺と全く同じだった。


――――――――――――

名前 明石光 17歳


レベル30


ジョブ 学生


状態 健康


HP4546/4546

SP2019/2019

筋力585

俊敏846

技量2164


スキル

影斬 鎖生成 剣技 銃技 清掃 記憶改変無効 虚無之長 

――――――――――――


 すげぇなこのデコイ。

 試しに銃を持たせてみたがステータスは変わらなかった。

 完全にコピーするだけなんだ。


「とりあえずこいつに向かわせる」


「まぁこれなら違和感ないだろうしな」


 俺は了承し、デコイを向かわせた。

 そういえば似非シスターとパピヨンが朝ご飯食べてから見当たらないな。


「なぁ、明石」


「どうした青谷?」


「画面見ろよ。デコイの後ろにいる二人ってあれ石川とパピヨンじゃないか?」


 あー、なんであいつらあんなところにいるんだ?

 野次馬か?

 いや、あいつらのことだ。

 絶対何かやらかすに決まってる。

 しかしやらかす前に、デコイを送った俺達がやらかしていた。


『あらーん。彼、人間じゃないわよぉん』


『んー?舐めてるのね。わたし達を舐めてるのね。とりあえず』


 ――――――ピキッーンっと爆発音がすると監視カメラごと消失した。

 と言うよりこれは。


「おいおい。地下一階がなくなったぞ。アラート音が鳴ってる」


「危なかったのぉ。死ぬかと思ったぞ」


「お姉様さすがです。危うくワタクシ達も火だるまでした」


 転移魔法か。

 しかし地下毎破壊するとは、あいつら全くイカれてやがるな。


「デコイを送ったのはミスだな。あいつらの地雷を踏んだようだ」


「あぁ、早計だったな。もう少し慎重に動くべきだった。相手は頭のねじが外れた奴らということを失念していた」


 わかっていたのに。

 常識がそれを邪魔してしまった。

 やっちまったな。

 だけど不思議と危機感は無く。


「地下二階に来たようだ。地下二階ではなにもしない。出口は開いているが、地下三階への入り口はすべて封鎖している。そこが入り口ともわからないようにした」


 佐川よ。

 こいつらを常識で測ると・・・


『舐めた真似してくれるわね。勇者の臭いがするわぁん』


『わたし達をハブろうとしているなの!そんなの許せないなの!』


 あっさり入り口をみつけて地下三階へと降りていく。

 ここは地下五階だ。

 あーまずいなぁ。

 でも不思議と危機感はなかった。

 いや危機感はあるけど、ここは乱戦に持ち込んでしまおうと考えていたからだ。

 なぜなら――――――


「あーもしもし。魔王ちゃん?俺だよ俺。お前さんが殺すのを断念して無様に尻尾巻いて逃げるような状況を使った佐川様だよー」


 こいつは俺達の通信回線も傍受し、乗っ取ることができた。

 天使達の連絡手段はどうやら普通の携帯だったみたいで、今その携帯に電話をかけた。

 あのしゃべり方からして、魔王早杉の方か。


『挑発のつもり?あなたの携帯の場所は把握したよ。じゃあ今から向かうから覚悟してね?』


 ふふふ。

 やべぇ、事が上手く運びすぎだろ?

 これは、にやけてもしょうがない。


「上手くいったな。あの赤ずきん達と天使達を闘わせて、トドメは俺達が刺す」


「まさに外道!」


「「アハハハハハ!」」


 俺と佐川は高らかに大笑いした。

 いや、明らかにクズ発言だけど知ったことか!


「この二人なにげに仲良いよね」


「最初はいがみ合っていたのにね。まぁそれはキャリーとわたしも同じ事だけどさ」


「そうね」

一読ありがとうございます!

新しくペンタブ買いました!

もしかしたらイラスト乗っけるかもです!

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