温泉だハッハァー!
俺は本部に戻ってレポートを書き終え、キャリーと共に本部付近にある温泉宿。
釧路、神居のお湯ラビリンス阿寒川に来ていた。
そして温泉に浸かっている。
横にはキャリーがいる。
混浴なので当然なのだ。
なのだが――――
「なんでお前がいるんだ?」
「そりゃここが混浴温泉だからだろ?」
んなもん知ってるわ!
目の前に居たのは俺の父親、明石影政だった。
ふざけんな。
隣にはキャリーがいるんだぞ?
タオルを巻いて入らせてよかった。
イギリスには湯船に入る習慣が無いから素っ裸で入ろうとしていたからな。
「出てけ。そうしたらお前を父親と慕ってやる」
「それは良い提案だな。だが断る」
だが断るじゃねぇ!
どこの世界に子供とその恋人が混浴している場所に居座る父親がいるんだ!
「俺だって仕事が終わって疲れを癒やすために来てるんだぜ?そんな奴の癒やしの場をお前が奪う権利があるのか?」
「じゃあ俺達が出て行く」
「え、もう上がるの・・・?」
すごい残念そうなキャリーを見たら上がるに上がれないじゃないか!
キャリーは温泉に来るのが初めてらしいから楽しみにしてたんだもんな。
俺は再び浸かり直す。
「・・・」
「・・・」
「・・・」
その後沈黙が続いた。
目の前の男がキャリーの胸を凝視している。
だから俺はそれを冷たい目で視ている。
キャリーも胸を隠すようにしようとしたが、むしろ隠してる方がエロいとか思ってそうだから下ろさせた。
ここは北海道。
気温も低いので湯気さんが邪魔をしてくれている。
「おいおい。光、あの絶妙なエロさを楽しんでいたのに何てことすんだ」
「知ってるか?この施設の女将は極端な女尊男卑で有名だ。一言このことを告げれば出禁だぞ?」
何故そんな人が、混浴温泉の女将をやっているのか。
答えは簡単だ。
男性を種馬と思っているからだ。
女性が男性を襲うのは推奨するまであるが、その逆は断固許さない。
男性は黙って女性の言うことを聞いていればいい。
男性は女性のために働いていればいい。
ここの女将はそういう人間だ。
「勘弁してくれよ。ここは宿泊代だけで飢えた女がヤらしてくれるんだからよ」
「知るか!」
この性欲魔人が!
たしかにこの施設は出会いを推奨している。
ほんとこいつは性格、もっと言えば性欲はあれだが顔はいいんだよな。
「まぁいいさ。ところで今日、田中太郎を始末したそうだな」
「急だな。俺たちで田中太郎は始末したけどそれがどうしたのか?」
いきなり真面目な顔をして困る。
田中太郎って言ったらさっきの任務で処分したAACの問題児だろう?
「田中太郎は勇者に負けていたようだ。どうやら始末する手筈だった女性二人は勇者が匿っているらしい」
へぇ。田中太郎が失敗したのは勇者が原因だったのか。
あの程度の実力のやつが勇者に勝てるとも思えないしな。
「腕を切られたあのタイミングが液体操作の1番の強みなのに、その強みな状況で自分のスキルを使えないんだ。当然だろうな」
「言ってやるな。あいつは留年さえしてなければ今頃、俺の部下だったんだ」
意外だな。
こいつが寂しそうな顔をしている。
まぁバンの中で裏切りなんかはしてないんだろう。
単純に出来の悪い子だった。
それでこいつのことを慕っていたとかその程度じゃないか?
「まぁそういうことなら残念だったな」
「遺体はどうした?」
「悪いが清掃のスキルでかたしてしまった」
「そうか・・・」
頭を上に向いて息を吐く。
そして頭を掻きながら口を開いた。
「ありがとよ」
「は?」
「いやー。ぶっちゃけあいつが部下になったらめんどくさいだろうなーとか思ってたんだよ」
おい、介払いできて喜ぶ辺りクズかこいつ!
仮にも部下になるだろうやつが死んだのになんて奴だ!
「だって考えてもみろよ?二回も逃がしちまったんだぜ?出来の悪い奴の面倒なんてしたくねぇよ。しかも自分で何の努力もしないから留年までしたしな」
あいつが部下になるのは俺でも御免被るけど。
AACは留年するだけで任期が伸びるし給料も減る。
戦闘狂でもない限り任期を延ばすのはバカくらいだろう。
一般人なら勉学も怠らないだろうな普通。
あいつは怠ったんだろうなぁ。
二浪もしてるしな。
「まぁ俺達は言われた任務をやっただけだ。それ以上でも以下でもないさ」
「そうかい」
そして再び沈黙が訪れる。
気まずい雰囲気のままいるのもアレなので俺はキャリーに話を振る。
「ここの板前は腕がいいらしいぞ。晩御飯は期待だな」
「そうなの?和食かしら?和食がいいわ!ワタクシ、こっちにきてからまだ和食を食べてないもの!」
あー確かに朝はパンとスクランブルエッグばっかりで、夜もオムライスとかで日本料理食べさせてなかったな。
ちなみに俺は一人暮らしで料理ができるが、キャリーは故郷では実家暮らしでほとんど料理ができない。
その後も俺はキャリーと今夜のご飯のことと帰ったら何するかを話し、風呂から上がった。
そんなこんなで風呂から上がり、いつの間にか俺たちより先に風呂から出ていた父親が俺たちにコーヒー牛乳を投げてきた。
「どういうつもりだ?」
「息子とその彼女にコーヒー牛乳を奢るのに理由なんかあるか?」
お前がいうと胡散臭いよ。
まぁありがたくいただくけどさ。
「ジャパニーズの風呂上がりのコーフィミルク。サンキューデス」
「無理すんな。俺は英語も話せるしわかるぞ」
「あぁそーなの?ありがとねお義父さん」
こいつ。キャリーにお義父さん呼びされただけで涙流してる。
「ほんとよくわかんないやつだな」
「前から娘が欲しかったんだよ!悪いか!」
「別に?」
まぁいずれこいつもキャリーの義父になるしな。
感動しておけばいいさ。
まぁあんなのでも父親だしな。
「戯れもほどほどにしとけよ」
「あぁ!今夜はほんの5人程度しか相手しないから安心しろ!」
5人は多すぎるだろう!
ふざきんな!
俺の感動を返せ!
いや、感動した俺が悪いな。
俺はキャリーを連れてそそくさ脱衣所を後にした。
「さぁ今夜のご飯はなんだろうな」
「ジャパンの和の料理が食べたい!」
まぁここは旅館だしおそらく和食だろう。
料理は期待してる。
結構高かったしな!
まぁ給料はその辺の平のサラリーマンの何倍も稼いでるからいいけど。
泊まる予定の部屋に行くともう料理が用意されていた。
メニューは、うなぎの蒲焼にスッポン鍋。
そりゃ高いわ。
何でこんな精力のつく食べ物ばっかり。
これはヤれってことなのか!
まぁ寝る前にヤるけど!
「これ・・・亀?」
そうか。イギリスにはスッポン食べる習慣ないのか。
「これはスッポンって言って、そのー、精力をつけるための食べ物だ」
まぁ!と両手を叩くキャリー。
目がハートなんだが!
これは今夜は眠れなそうだな。
スッポンとうなぎというダブルで精力がつく食べ物を食べた俺たちは朝まで汗をかいた。
何で汗をかいていたかは想像に任せる。
一読ありがとうございます!
自分は温泉回大好き過ぎますねぇ。
5回は温泉シーン書いてますよ!
エロシーンほしいですか?




